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4月1日、ホストクラブ「売掛金制度」完全廃止。この先、歌舞伎町の景色はどう変わるか?

 歌舞伎町に約300軒あると言われているホストクラブの、7割にあたる約220店舗が、明日4月1日より売掛金制度を完全廃止します。大きなターニングポイントだけに、この先の町の動きが気になって仕方ありません。

 売掛金制度は、明日の完全廃止へ向け、今年の1月から段階的なアプローチがなされてきました。以下はホストクラブ業界最大手「グルダン」のそのアナウンスですが、他のグループも同じような感じで。

 ホストクラブ業界に明るい女性ライターの佐々木チワワさんが、ここまでの段階的なアプローチを分析、3月13日のラジオ(ニッポン放送・「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」で、語っていました。

 その中でおれが注目したのは、次の発言です。

「ホストも客の女の子も”中途半端な人”がいなくなりつつあります」
「(噛み砕いて言うと)無理して店の売上金を稼ぐとか女の子追い詰めるようなことをしていたホストは淘汰され、借金がないと働く気が起きないといった女の子も通いにくくなっている」
「(ただ、ホストクラブの経営維持については)基本的に問題ない」

 この意見、おれはなるほどと理解し、そしてこんなふうに考えます。

「基本的に問題ない」とは言え、この先、ホストクラブの店舗の売り上げは、従来よりも目減りするのでは? もちろん、経営者たちは手をこまねいてはいないはず。じゃあ、どんな手が打たれるのか?

――集客の仕方の改善や強化――

 これはあるのでは? 来店客の絶対数が増えれば、売り上げは間違いなく伸びるだろうし。

 そこで、そっちのほうへと考えを巡らせていくと、町の風景がこう変わりそうだっていう一つの予想が頭に浮かんできました。

 今回のエントリーは、それを述べさせて下さいませ。

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