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ホストクラブ問題、警察が最終的に狙っているターゲットは、ホストではなく「その先」らしい。じゃあそれは誰なのか?

※この記事は、4月10日に書きました。


 売掛金を不当に取り立てたとして、2月末に逮捕された歌舞伎町のホストが、4月2日付けで不起訴になりました。

 売掛金の回収絡みのすったもんだのトラブルは、巷でいろいろ起こっていますが、今回不起訴になった件は、他の事件とは構図が違います。

 まず、他の事件の構図はこう。

①女性客が飲み代のツケを返さない。
②ホストが怒る。
「風俗の出稼ぎへ行け!」とか「大久保公園で立ちんぼをやれ!」なんて詰める。
売春防止法違反で逮捕。

 対して、今回不起訴になった件はこう。

①女性客が飲み代のツケを返さない。
②ホストが怒る。
「業者が回収に行くことになるよ!」とか「ムショ行きになるよ!」なんて詰める。
東京都のぼったくり防止条例に記されている、「料金や違約金などの取立てにおいて、”粗野な言動”や”乱暴な言動”をしてはならない」の違反で逮捕。

 早い話、後者は、ホストを逮捕するための新たな手法が使われたってわけです。

 この一件、結果として勇足には終わりましたが、警察の強い姿勢が露わになった事件だったと言えるんじゃないでしょうか。

 ゆえに、おれは漠然と考えます。

 この先、警察はいつまでホストクラブ業界にプレッシャーをかけ続けるのか?

 そこでふと思い出すのが、昨年の暮れにテレビ局の人としゃべったときの、こんな会話です。

「仙頭さん、昨日のニュース見ました?」

「はい」

「ホスト問題、警察が最終的に狙っているターゲットは、ホストじゃなく、”その先”っぽいですね」

 よし、本日のエントリーは、”その先”について書いてみっか。


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