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ラジオとの縁

ここ何年か毎日ラジオを聴いている。
通勤の際、はじめはニュースの動画を見ていたが
地下に入ると時が止まっているかの様に
なってしまう。
試しにラジオを聞いてみるとほとんど
途切れることもなくニュースをはじめ
トーク番組など会社の行き帰りがちょうどいい
情報収集や娯楽の時間となっている。
それでも普段聴いている何本かの番組がこの改編で
終わってしまう。小4くらいに転校してきた子が
中学に上がる頃にまた別な学校に行ってしまうかの
様な妙な虚脱感に似ている。
一方で、ずっと君臨している「ラジオの鉄人」を
一人挙げろと言われたら私は迷いなく
「伊集院光」を上げる。
理由は、まず私の好きな野球(特に日本ハム)に
精通している点だ。
加えてオーソドックスなしゃべり方で
「今から面白いこと言いますよ」
みたいな恩着せがましさも無く
落語由来からなのか毒つくときもどこか優しく
体型同様、話全体が丸みを帯びていて
とても聞き心地がいい。
昼間仕事で腹立つことがあった夜に
彼のラジオを聞き「フフッ」と
思わず声を漏らし笑ってしまうとそんなことは
どうでもよくなって来る。
ホントの幸せかどうかは分からないが
明日への活力は伊集院光を筆頭にラジオからは
いつも沢山もらっている。「音」は聞くことから
聴くことにアップデートしていくことによって
「縁」になっていくのかなぁとこの文を
綴っている今もラジオを聴けているのが
何より愛おしい時間なのである。

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