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Vtuber始める前にやっておいてよかった&やっておけばよかったと思うこと


サラーム!みなさんこんばんは。
バーチャル語り手、千夜イチヤです。

noteの題材何にしようって悩んだとき、前々回のオススメ機材記事が結構反響があったので、

「何か書いて欲しい題材あります?」ってTwitterで募集したところ、

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という要望があったので「自分がやっておいてよかったと思うこと」や「やっておけばよかった/やらなきゃよかったこと」についてまとめてみました。



Vtuberの名前関連


名前は盲点が多かった。

名前の検索

これはマジでしといた方がいい。
YouTube、Twitterで今すぐ検索検索ぅ↑↑

・フルネーム
・呼んで欲しい名前/あだ名
・苗字だけ/名前だけ

名前やモチーフが似通っている人がいるとごっちゃになって覚えてもらいにくい、エゴサしにくい、などの可能性があります。
折角自分が売りにしたいところが売り出せないのってかなり勿体ないかなと個人的には思います。

勿論お気に入りだったり「絶対コレがいい!」という名前を無理に変える必要はないです。
が、たかが名前、されど名前。後から簡単に変えられるものではないからこそ慎重に決めても損はないものと思います。

私の場合は「アラビアンナイト」をモチーフにしていたので同名がいるかどうかは勿論、同じモチーフの人がいるか、「イチヤ」という名前で検索してVtuberさんがいるか事前に確認してました。

でも「千夜一夜物語」の本家がデカすぎるので、検索サジェスチョンに一生出てこないというのが、唯一の難点。
有名モチーフ系はここがつらいところかも。


名前が読めるか、よみがなを明記してるかチェック

Vtuberの名前ってめちゃくちゃ難しい漢字だったりなんて読むのかがわかりにくかったりという名前の場合もありますよね。

読みやすい名前かどうかって親しみやすさと大分関連性が高いと思っています。読みにくい漢字を使っている人も「あだ名が読みやすい、呼びやすい」といった工夫をされている方が多いです。

Twitter、YouTubeによみがなが書いてあるだけで、個人的にはとても助かります。
TwitterIDでよみがわかるのも大変助かりますね。


よく使用するフォントで文字が使えるか

前項とも関連するのですが、難しい漢字は使用できるフォントが少ない可能性が高いです。

折角気になる無料フォントで何かサムネや画像を作ろう!動画にテロップを入れよう!って思ったときに、自分の名前の漢字が使えない…という悲劇を見てきた人たちをそこそこの数見てきました。
(他にも、例えば「凸待ちに参加したときにOBSに名前表示してもらったらフォント対応してなかった」ということもあります)

事前に使う予定があるフォントなどで自分の名前が対応しているかどうかは確認してみると、悲劇は防げるかと思います。



Vtuberの体関連


Live2D

ちょっと字面だけ見るとアレなタイトル。

とりあえずVtube Studio使っておけ

Live2Dの体動かすならコレが一番いいと思います。有料だけど。
無料ならPrprLiveがオススメ。

なんでVtube Studioをオススメするかというと、

・FacerigやPrprLiveとは違ってカメラから入った情報をどのようにモデルに反映するかというIN/OUTが調整できる
・透過映像をOBSに出力できる(クロマキー処理不要)
・よくわからんアイテム(褒め言葉)をモデルに付与して遊ぶことができる
・単純に動きが良い

という理由です。
結局他でクロマキーで抜かなきゃいけないタイミングもあるので、デザインのときに抜く色を考えておかなきゃいけないところはあるかもですが、透過画像出せるって便利だなって思った覚えがあります。

Facerig持ってる人はFacerigのままでもいいけど、Vtube Studio乗り換えをめちゃくちゃオススメしたくなるぐらいには高性能で便利です。
Animazeは個人的には…うーん…というところ。もうVtube Studioでよくない?ってなってしまいました。


3D

3Dの方は申し訳ないですがほとんど触ってないのでわからないです…。
現在試験的に3teneを使用してますが、Unityも触れたいなと思っているところ。3Dの詳しい人に聞いてみてください。

2022/2/28に3Dデビューしました。ここでは簡単にまとめますが後日3Dについては別記事でまとめていきたいと思います。


Live2Dでデビューし3Dに憧れる方も多くいるかと思います。私もその1人でした。
3Dモデルを動かす方法は色々ありますが、「3Dモデルを使って何をしたいか」によって機材を選ぶ必要があります。

  • 色んな人とコラボしたい、一緒に配信がしたい

  • VRのゲームがしたい

↑こういう方々はVR機器を用いたトラッキングをお勧めします。
バーチャルキャスト」や「VRChat」などのワールドに行けば色んな人と同じ場所で過ごしているような映像が撮影できますが、VR機器が必要になります。

  • とりあえず簡単に動かしてみたい

  • 1人で撮影できたらいい

  • あまり機材にお金をかけたくない

↑お試しで動いてみたい、一人用で十分だ、という方はVR機器を用いなくてもお手持ちのiPhoneやウェブカメラで実は体を動かすことができてしまいます。

バストアップだけであれば無料ツールの「VSeeFace」や「3tene」がおすすめです。
Luppet」というソフトもありますが、こちらは有料です。どちらがいいかは比較動画も多くあるので是非調べてみてください。

手が動かせる「LeapMotion Controller」というカメラを使うと、バストアップだけでなく手も動かすことができるようになります。Amazonで1.5諭吉ぐらいです。お買い得。
もうちょっとお財布緩められる人は「Ultraleap Stereo IR 170」の方が感度が良いみたいなので、そちらも検討に入れてもいいかもしれません。3諭吉。

また、ウェブカメラだけで全身が動かせる「ThreeDPoseTracker」というフリーソフトもあります。
スゴイ技術のソフトですし上記の記事でもわかりやすく書いてくれていますが、少しとっかかりにくいので動画などを参考にしつつがいいと思います。

スクリプトなどにアレルギーがない方は「Unity」を使うともっと便利に色々できます。ここでは書ききれないので省略。

これはめちゃくちゃ便利そうだなって思ったので、個人的な備忘録として。



ソフトウェア関連


以下、各種未経験の方向けに用意しておいたら良かったなーと思った内容です。

画像編集ソフト

動画勢、配信勢関わらずYouTubeのサムネや自分の宣伝画像などを作成、編集しないなんてケースはほぼないと思っています。

勿論有料ソフトでいえばAdobeのPhotoshopなどがあれば十分ですが、お金を使いたくないという方もいると思います。

そういう方には「Canva」などのようなウェブ上で作業ができるものや、

https://www.canva.com/

GIMP」のような無料のソフトをダウンロードしておくと良いと思います。

とくにCanvaは元々の画像素材も多かったり、テンプレートも多種多様なので、「今まで全く画像編集などしたことがない」という方にもオススメできます。

Photopea」というサービスもウェブ上で動かせるサービスで、PhotoshopにUIがそっくりのため、Photoshopを使ったことがある方にはなじみがあって使いやすいかもしれません。


ただ、私はめんどくなってすぐにAdobeCCに魂を売りました。Photoshopいつもありがとう。Illustratorは未だに扱いきれない。


動画編集ソフト

配信勢の方だと動画編集ソフトは使ったことがないから何が何やら…という人も多いと思います。

無料ソフトで有名なものといえば「AviUtl」が真っ先に上がると思います。
無料で多機能でネットにも情報が転がっている大変良いソフトですが、導入がちょっと長く大変なのであえて公式ではなく説明サイトへのリンクにしています。

このソフトが無料ながらロングランなのは、様々な機能を持った「拡張プラグイン」を後から追加すれば割となんでもできてしまう便利さだと思います。
私はAdobeに魂を売っているので「Premiere Pro」と「After effects」を使用しておりますが、Aviutlに拡張プラグインを追加すればその両方の機能をほぼほぼ使えると思います。

他に使用されているソフトで名前が良く上がるのが「Filmora」かなと思います。私はこちらはあまり使用したことがないのでなんともですが、個人Vtuberの方は使ってる方が多いという印象です。

無料版もありますが、無料版はロゴが入ってしまうので買う前の試運転以外で使えそうにないです。


個人的にオススメなのは「DaVinci Resolve」というソフトです。
無料と有料のバージョンがそれぞれありますが、無料で十分です。有料は恐らく映像関係の仕事などで使う人や映像にこだわりたいYouTuberの方用だと思います。

このソフトのすごいところは「無料なのにPremiereやAfter effectsでやりたいことがほとんどできる」というところ。
「それはAviUtlと何が違うの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、AviUtlの導入の大変さやUIのちょっとシンプルすぎるところと比較すると、操作しやすさとか軽さとか見た時のわかりやすさというのが段違いかなと個人的には思ってます。

あとは音声系に強いなと思った印象です。AviUtlはデフォルトでは音声に関する処理ってほとんどないんですが、DaVinciは音声関係もデフォルトで機能が備わっているし、VSTプラグインも追加することができますのでさらに自由に編集ができるようになります。

拡張プラグインとかを追加しなくても映像、音声共に高度な編集ができるので、最初にちょっと軽く触ってみて、どんどん高性能な機能を使っていきたいという人はこのソフト1本で済むと思います。
切り抜き、Vlog、歌ってみたのMV、モーショングラフィクス、全てこれで可能です。


でも最近Premiereにはテロップ作成に便利な音声テキスト化(自動文字起こし)が来たので、まだ私はPremiereを使い続けています。
DaVinciで自動文字起こししたい場合は「Vrew」と連携させるなどの方法がありますので是非調べてみてください。



音声編集ソフト

シチュボや歌など音声コンテンツをこれからやってみたい!けど詳しくはわからない、という方はそもそもどういうソフトがあるのか、何をしたらいいか、と迷われると思います。

ぶっちゃけ、先述した「DaVinci」でも全然事足りると個人的には思うのですが。
餅は餅屋で、音声だけに特化するなら専用のソフトを使った方がいいとは思います。

無料のものでオススメは「Studio One Prime」です。
シチュボや歌ってみたの音源などを収録して誰かに提出して編集してもらうときも、これで録音したほうが喜ばれます。

しかし、おそらくシチュボや歌に挑戦しようと思ってオーディオインターフェースを購入していないという方は少ないかなと思っています。
すると、オーディオインタフェースを購入した際には大抵上記のようなソフトのバンドルが一緒についてきていることかと思いますので、まずはそれを使ってみてあれこれ他のソフトを検証してみるでもいいと思います。
CubaseとかAbletonとかって名前のソフトがそれです。

あと無料ソフトで長らく愛されている「Audacity」というソフトがあり、これもめちゃくちゃ多機能で良いソフトなんですが、上のソフトがあれば別にこれ使わなくて良くない?って思ってます。
昔は他にソフトがなかったのでこのソフトめちゃくちゃ使われたんですが、今は良いソフトがたくさん出ているのでわざわざこれを選ぶ理由がそこまであるかな…?というのが個人的な見解。
じゃあなんで紹介したのかというと、操作性はシンプルなので、難しいことわかんない…という人はこちらで試してみるのもアリかもしれません。


私の場合はCubase LEを所持しているのですがちょっと使い方がわからないのとフリーズ頻発するので、AdobeのAuditionとStudio Oneを使用しています。


配信ソフト

もうこれは定番の「OBS Studio」で良いと思ってます!
めちゃくちゃ凝り性でどうしても、なんていう余程のことがない限り有料の別のソフトにすることってないと思います。それくらいに便利。

あと無料ソフトでいうと「Streamlabs」もオススメです。
こちらは海外ストリーマーがよく利用しているイメージですが、配信画面(オーバーレイ)もかっこいいのがたくさん使えるので、自分専用の配信画面がなくて…という人もオススメです。(有料)

有料のソフトだとXSplitやWirecastなどがありますが私もほとんど未使用のため使用感はわからないです。


あとはチャットを管理するツールとして「CastCraft」を使用していますが便利です。

そのリスナーが初めてチャットしたのかどうかがわかったり、特定コメントだけハイライトすることができたり、リスナーごとにメモを残しておけたり、前にどんなコメントをしてくれたのか履歴を追うことが出来たり。
配信する上で大助かりな機能が多いので愛用してます。

収益機能もあるようですが、私は使用してないのでここの使用感はわかりません。

あとは「わんコメ」というツールがログ保存や分析の機能はないのですが、OBSへのチャット表示機能や複数プラットフォームのコメントを同時に表示などYouTube以外にも特化しており便利そうだなと言う印象です。


VSTプラグイン

もし他の人より配信の音質に差をつけたいという方はVSTプラグインに手を出してもいいと思います。
これを持っているとOBSでも動画編集でも音声編集でもメチャクチャ使えるので、個人的にもオススメです。

マストアイテムはiZotopeのRXシリーズだと思います。
何ができるかというと、マイクから拾う環境音などのノイズをきれいさっぱりにしてくれるという優れものです。
詳細は前々回に書いているので合わせて読んでくれたら嬉しいです。

値段を見て「ウゲッ」ってなった方はご安心ください。
必要なのは「RX Elements」だけで良く、しょっちゅうセールがきて3千円以内で購入が可能になります。
そのタイミングを狙っていきましょう。

他にもここで色々紹介しようと思ったんですが、私が紹介しようとした内容と同じかつより詳細に書いてくださっている方の記事を紹介します。
※無料と有料が混在しているので、無料や価格が安いものから是非試してみてください。

「いやお金は使いたくないけどちゃんとOBSの設定とかはしたい」という人はこちらの設定が参考になると思います。

私自身が配信で使用しているのは(2021.7.29現在)

・ノイズ除去(iZotope RX8)
・EQ(Gullfoss)
・ちょっとアナログっぽい音にするやつ(VTM)
・リミッター(Invisible Limiter G2)

「コンプレッサーとかは使ってないの?」と思われた方もいるかもしれませんが、私の場合はアナログのコンプレッサーを介しているのでVSTの方では特に入れてません。


これだけやってどれくらい差を感じたかというと…。

無料のプラグインやOBSの備え付けのものを使い始めた時、「お~」ってなったことを覚えてます。
ぱっと聞いた時の素人臭さがなくなりました。これに気を配るだけでも十分効果があります。

でも、有名なYouTuberやVtuberの音はどうやったら出せるんだろう?とアレコレ試行錯誤して機材やプラグインを試してみた結果、「あ、なるほど…あの音はお金がかかってる音…」となりました。

でも正直ここまでやる必要があるか?についてはNOだと思っていて、自己満足と趣味の世界だと思います。うまく言葉にできない明確な差があるけれど、その差に金額が見合うかといわれたら疑問。

「配信を聞いていて苦じゃない」レベルは無料でも十分到達できる、という感想です。


ミキサー

「配信中にVCの音が聞こえないようにしたい」「この音をVC相手にも聞かせたい」といった、音の聞こえる聞こえないを制御する便利なソフトがあります。

VoiceMeeter Banana」という無料の仮想ミキサーを使用すると、こういった音の制御がとても楽になります。

配信で流しているBGMやSEをVC相手に聞かせたいだとか、配信で流しているBGMとは別で配信には流せないけど自分だけ違うBGMを聞いていたいとか、そんなときにとても便利です。
私はよくホラーゲームをする時には、配信上では流せないディ●ニーの音楽を自分だけが聞こえるように裏でこっそり流してメンタルを保っています。

ただし、仕組みを理解すればわかりやすいソフトなのですが、それを理解するのにちょっと難しいソフトでもあるので、導入時は色々な解説サイトを見ながら自分で試してみることをオススメします。

また、稀にDiscordと併用すると音割れしたり聞こえが悪かったりすることがあり、その場合は以下を試してみてください。



素材関連


動画や配信で使う素材を取り扱っているサイトでよく使うサイトをまとめました。

画像

サムネ画像や動画にも使用する画像を商用利用でも無料で使用できるサイトたちです。面構えが違う。

イラストAC」「写真AC」はサムネの背景やイラストや色々なものでよく使っているので大変お世話になっています。


icooon mono」はサムネなど作るときに「空白を埋めたいけど何かいいものがない」というときに「ワンポイントに置けて、かつ、何を説明したいかが明確にわかる」優れものアイコン画像をいっぱい置いてくれています。

このサイトの左上のメニューを見ればわかる通り、他にもかなり便利な画像を取り扱っている別のサービスがあります。
が、サービスごとに利用規約が異なるので必ず確認しましょう。


OKUMONO」はVtuber御用達といっても過言ではないVtuber向けの素材を多く配布してくださっているサイトです。

記載した中では新進気鋭なサービスですが、使いやすい素材が多いので大変重宝します。
Vtuberらしい画像といえば!というサイトです。


配信枠メーカー」ではVtuberの配信画面を簡単に作ることができます。

好きな画像を組み合わせて自分だけの配信画面がお手軽に作れる、大変使い勝手の良いサービスだと思います。初めての方でも安心です。


BGM・SE

良くお世話になっているサイトを列挙します。無料で使えるなんてすばらしい。

dove-syndrome」はBGMやSEの素材がたくさんそろっています。ここから好きな作曲者さんを探して、別途依頼をするということも可能です。


SEだけでいうなら「効果音ラボ」も大変オススメです。

配信中にボタンを押したらSEが鳴るいわゆる「ポン出し」ができる機能もついているので、配信中に音を出したいという方には大変重宝するサービスだと思います。


意外と知られていないのは「YouTube Studio」にオーディオライブラリがあるということ。

意外と痒いところに手が届くBGM、特にSEが多くて重宝する。
環境音とかも多いのでとても便利。



ニコニ・コモンズ」は主にニコニコ動画用と思われがちですが、YouTubeでも使用できます。
画像、SE、動画など様々あるのでかゆいところに手が届きます。

ただし、「利用許可範囲」でニコニコ動画以外でも使えることが記載されていることを確認して使用してください。
「営利利用」で商用利用ができるかの確認もするようにしましょう。


有料ですけど「Envato Elements」も動画やBGM、ジングルなどいろいろあって個人的には好きです。

他の人が使ってないBGMが使いたい!けどオリジナル頼むほどでもない、って人はこういうサービスを重宝するかと思います。


フォント

フリーフォントは検索すればいっぱい出てくるのでここでは記載しません。
あとAdobeに魂売ってる人はAdobe Fontが使えるからそれだけでも十分感がある。

FONT×FAN HYTBRID」シリーズは単体ずつかうと数百万すると言われるえげつない量のフォントを1万円程度の買い切りで買わせてくれます。コスパの化け物。

フォントって結構サブスクが多いイメージなんですが、これだけの量の買い切りがあるのは非常にありがたいですね。


Fonts66コンプリートパック」は通常価格だと30万近くするのですけど、何故かたまにとち狂ったように3,000円で売り出したりして来ます。正気か?
またその時が来るのを待ちましょう。きっとTLがざわつくはず。


designpocket」は「こういうフォントが欲しい」とピンポイントにあるときにとても重宝します。
前述したコスパやべぇ系ではないのですが、色々なフォントがあるので見ているだけでも楽しいですし、他の人と差をつけることもできます。


番外編

Pinterest」はイラストを発注するときなどに「こういうイメージで」を具体的にクリエイターさんにお伝えするときによく使っています。

具体的なイメージがある方がクリエイターさんも助かるという意見を多く聞くので、自分がイメージしている衣装とかポーズとか雰囲気を先にここで探しておくと、コミュニケーションがスムーズにできるかなと思います。

あと単純に見ていて楽しい。


事前登録・確認関連


事前にやっておいて、確認しておいたよかったなーと思ったことです。


YouTubeの配信は申請が必要で1日かかる

初配信の前に必ずやっておくことは「ライブストリーミングを有効」にすることです。

これを有効にするにはYouTube側で審査が必要になり、それに約1日時間がかかります。

これをし忘れてデビュー配信が1日遅れてしまう…なんてことも新人Vtuberよくある風物詩になっています。

また、配信が無事にできているかどうかなどは「限定公開」で配信して自分自身で事前に確かめておくと、当日のトラブルが減らせるのでより良いかと思います。

これは配信だけでなく動画投稿なども、事前に限定公開にして確認するということをしておくと、いざというときにYouTubeからイエローカードやレッドカードを出されずにすみます。


各種情報サイトへの登録

Vtuberの情報サイトなどに登録しておくと何かしらのきっかけで認知してもらえる機会が増えるのでオススメです。

特にVポスさんなどは新人Vtuberランキングやインタビューなどを盛んに行っていたり、日めくりカレンダーでランダムで紹介いただいたり、露出の機会が多いので個人的にもオススメです。

私も以前担当した日本一ソフトウェア様の企業案件もVポスさん経由でいただいたものになります。


TwitterでどんなVtuberがいるか、どんなハッシュタグがあるかを確認

私の場合はVtuberという界隈が最初よくわからなかったので、Twitterを良く検索して回ってました。

そもそもどんなハッシュタグなどがあるのか…?と見て回ったときに「#Vtuber準備中」などのタグがあるのを知って、「どのタイミングでどのタグを使うのか」みたいなことをメチャクチャ見て回った覚えがあります。

また、デビュー時期から見てどれくらいの期間でどれくらい伸びてる人が多いのか、みたいなのを見て目安を測るようにしてました。

私がデビューする前に確認していた時は、1カ月で100~200人以上登録されている人は他の人より注目されて伸びているって印象だったので、それに負けないように頑張ろうとしてました。
ただこれは元々のご本人の知名度や、イラストレーター、モデラ―さんの知名度にも左右されてくるところですので、指標の違いはあると思います。


ガイドラインの確認

ゲーム実況やBGMとして使用する音楽、画像などの権利関係は事前にしっかり確認しておいた方がよいです。
収益化してOKかどうかとか、このゲームはここまでしか配信できないよ、とか会社によってかなり異なります。

個人での活動、法人での活動によって対応が異なる場合が多いです。各社ガイドラインを見たり、企業所属の場合には所属元に確認するようにした方がいいかと思います。

もっと詳しいことは専門の人が解説してくれている動画やサイトがあるのでそちらを検索してみてください。



その他活動関連


これはデビュー前という話ではないのですが、

・自分の実績や自己紹介をあらかじめテンプレートでまとめておく
・配信告知ツイートなどのテンプレをまとめておく

といった、ショートカットや時短意識を活動する上で持つようにしてました。
この辺は以下の記事の方が詳細に記載しているのでご参考までに。



やらなきゃよかった、もっとこうすればよかった


あれこれ準備はしていたものの、実際やってみないとわからないことは多くありました。
やってみて「これはあまり良い手ではなかったのかもしれない」と思ったことについて記載します。

初配信までの期待感を保つべきだった

私の場合は1月にTwitterを開設し、1か月ほどROMをしている期間がありました。
その後、2月中頃に初ツイートをしてTwitterデビューという形を取りました。

最初は恐らくどのVtuberさんもやるような自己紹介ツイートをして、みなさんに挨拶して回って、というようなことをしていたのですが。
予想だにしない反響というか、人に見られているという感覚に「私自身のイメージとみなさんが考えているイメージが乖離しすぎて飽きられたらどうしよう」という焦りから、初日か次の日ぐらいには音声を載せたツイートを出していたと思います。

で、実際に配信もTwitter開設して一週間ぐらいでやっていたと思います。しかも、まだ体が動かない段階から。めちゃくちゃ緊張していたやつ。

そこから約1か月ぐらい配信に慣れるために試運転しながら、実際活動したらこんな感じになるよってイメージをつけるための、いわば「ポートフォリオ」の感覚で過ごしていたのですが。

そこから4月に正式デビューしたときに「もうとっくにデビューしてると思ってたよ」と言われてしまって、デビューの鮮烈さみたいなのは全くない状況になっておりました。

私のやり方としてこれはこれでよかったのかもしれない、とは思っています。
今と違って人に見られることにまだ慣れ切っていなかったので、無意識にセーブしてしまっていたところもあるのかもしれません。

が、もし色んな人から期待の目を向けられて華々しくデビューをしたいという方には、この方法はあまりオススメできないなと思いました。
うまくファンの方々を焦らして、楽しいデビューを迎えてくださいね。


FANBOXの運用はとん挫した

デビューした4月からFANBOXを運用開始し始めたのですが、申し訳ないぐらい序盤は何もできませんでした。

お金を稼ぐって難しいと実感したところです。
月イチでこれやります、あれやります、がうまくできなかったことや「自分の何が売り物になるのかわからない」という迷いがあったためです。

そのため、初めて2か月ぐらいで価格見直しとコンテンツ見直しを実施することになってしまいました。

事前に色々な方のFANBOXを見て、自分なりに「これならできるな~」という予測を立てながら進めたのですが、厳しかったです。
私の場合の反省点としては、先に数か月分のコンテンツを作っておくことと、毎月そのコンテンツを作り続けるメカニズムを自分に定着させることを重視するべきだったな、と思ってます。

今はもう支援してくださってるみなさまに、無理のない範囲でのんびりやるので、その月気になるコンテンツがあったら入ってね…って形にしています。いつもありがとうございます。


#おはようVtuberはシンプルになっていった

これはあくまで私の体験談になります。

時々「おはようVtuberでいっぱい呟いても内容には触れられないおはようばかりがリプできて辛い…」みたいなツイートを見たり相談されたりすることがあって、考えることがありました。

私も最初の頃はおはVってめちゃくちゃ凝ってたしあれこれ喋ってたので、そう思ったことが1回もなかったかといわれると、それはNOです。

けど、ある程度活動を進めてきて思ったのは「みんな朝起きてるだけで偉いな、私ならギリギリまで寝てたい」って思ってしまうぐらい忙しいジャパニーズの朝に、おはようって言ってくれてるだけで奇跡では…?ってことでした。

それに気づいちゃったのは、ある朝あまりにもおはVがめんどくて「むにゃむにゃ」しか打たなかったおはようVtuberのツイートに、めちゃくちゃリプが来てしまったときです。

なるほど、そりゃみんなシンプルがいいよな。朝忙しいし、話しかけやすいし。朝なんて気軽な挨拶でおはようハイタッチするぐらいがちょうどいいのかもしれない。

と思ってからは、なるべくおはようVには情報を詰め込みすぎないようにしています。情報告知と挨拶や絡んでもらいたいツイートはちゃんと分けたほうがいいなって結論に至りました。

あとは、縦長になりすぎるといいねやRTやリプボタンが押しにくいだろうこともあって、縦長画像が表示されるようになってしまったスマホの環境も考えるとおはVは横長がいいんだろうなーとか思います。


質の良い交友関係を作るようにしていく

これはすごく難しいところなんですけど。
「質の良い」ってなんだ?の定義からすると、「何かあったときに私を止めてくれる」だと思っています。

「仲の良い友達を多く作ろう」ではなくて、「何か私が間違いを犯した時に止めたり叱ってくれる友人がいてくれる環境を維持しよう」と、活動してからしばらくして思うようになりました。

勿論自分が進むべき道は自分で決めるのですけど、その道に対しての客観性を担保してくれる友人の有無は結構大きな問題だなと思っていて。

「他人に興味がなければわざわざ怒りも𠮟りもしない」と思っている私からすると、そういうことをしてくれる友人との関係を維持するって自分のためにもとても大事だなと思っています。

「何かあったときに相談できる相手」と同義かもしれないのですが。
それを築くためには自分からも何か提供できるようにすることと、別に普段頻繁に交流していなくても「コイツなら大丈夫」って思ってもらえる言動を日頃から心がける必要があるな、と感じました。


「何かあったときに気軽にコラボの声かけができる」とか「おしゃべりができる」という友人も大事だとは思いつつ、私が失っちゃいけないのはこういう類の友人だなと思っています。いつも本当にありがとう。



以上が、私が活動していて思う「Vtuberやるまえにやっててよかった&やっておけばよかった」になります。

何かの参考になれば幸いです。



2021.7.29 (2022.3.23加筆)

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