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ホロライブIDから英語を学ぶ、訛っていても伝わる発音

私はVtuberが好きだ。

といってもほとんどホロライブしか見ないのだが(おめシス、ぽんぽこ、富士葵も好き)、とにかく2020年頃からVtuberにハマり動画を見ている。


2020年の12月にホロライブID(インドネシア)2期生がデビューして、その中にアーニャ・メルフィッサという人がいた。

彼女はインドネシア人であるが、日本語がネイティブ並みに上手く、30秒ほどの切り抜きを見るだけなら日本人と勘違いする人も多いだろう。


アーニャ・メルフィッサさん(眠りから覚めた古代兵器)

そんな彼女は、インドネシア語、英語、日本語を操るトライリンガルである。

彼女はどうやって日本語を身に着けたのか?海外Vtuberってどんな感じなのか?色々と気になって彼女の配信を見ることに。

その後は芋づる式にホロライブID、EN(イングリッシュ)を見るようになった。


ホロライブ海外勢

ホロライブENは全員ネイティブ英語であり、スラングなども多く聞き取るのが難しい。


ホロライブEN1期生

ホロライブIDは基本的に尼・英のバイリンガルか尼・英・日のトライリンガルで、配信も2〜3言語が混じり合う形になる。英語は非ネイティブであり、元々のインドネシア語の発音が日本語に近い影響で、彼女らの英語も聞き取りやすい。


ホロライブID1期生、2期生

つまり、IDメンバーの英語配信こそが、英語初心者の私にはうってつけの教材だったのだ。

(非ネイティブとはいえ彼女らの英語力は非常に高い。英語圏で生活することはもちろん、大学で講義を受けてプレゼンすることも普通にできるレベルだろう。準備なしのフリートークができる時点で本当にすごいのである。)


インドネシア・アクセント・イングリッシュ

そうした経緯でIDの子の英語を聞くようになり、色々と気付くことがあった。その多くが発音に関する事柄であった。


母音はよくわからない。ネイティブにも普通に伝わっているのだから上手いのだと思う。インドネシア語にはaiueoəの6つしか母音がないのだが(最初の5つは日本語のあいうえおとほぼ同じ、最後のはシュワーという弱い母音)、英語の15個の母音も普通に使いこなしているように感じる。


子音のクセははっきりと分かる。

rはしばしば巻き舌になるし、

thはtかdの音で代用することが多い。(例:that→ダッ, think→ティン)

vはfの音になることがあるが、インドネシア特有らしい。(例:video→フィディオ)

あと語末の子音がt,p,k,d,cだと発音されないことが多い。(例:ticket→ティキッ)これはネイティブもそうなのだが。


こうした訛りはネイティブ、非ネイティブ関係なくアクセントと呼ばれる。彼女らはindonesian accent englishを話しているわけだ。

(なるべくネイティブに寄せようとしている子もいるわけで、そうしたアクセントの存在を強調するのは差別に繋がりうるので注意が必要)


ジャパニーズ・アクセント・イングリッシュで伝える

彼女らの英語は多少のアクセントがありつつも完璧に通じている。我々日本人はjapanese accent englishを話しているわけだが、正直伝わらないことのほうが多い。これはカタカナ語の発音があまりに元の発音に乖離していることが原因である。

アイアムアペンは発音としておかしいのである。強いてカタカナ表記するのであれば、ェィエムェペーンとかにしないと。


じゃあ、どうしたら伝わるjapanese accent englishを話せるのだろう。これを考えるにあたって、indonesian accent englishを聞き続けた経験が非常に役立った。彼女らのように、母国語の発音ととネイティブ英語の発音を折衷させればいい。すなわち、「ギリ伝わるカタカナ発音」を探すことにしたのだ。


具体的には、言いにくいthはt,dに置き換え、xはsに置き換え(例:accent→アセント)、語末の子音はあえて発音せず、rは時にwのような発音にして(例:right→ゥワーイト)、wは唇を震わせるのでvのような発音にして、語頭の弱い母音はほとんど発音しなくなった(例:I'm→ァン, opportunity→ポチューニティ)


私は接客で割と英語をアウトプットする機会があるのだが、ネイティブ発音を無理やり模倣するより、こうしたアクセントをあえて入れるようになってから、むしろ英語が伝わりやすくなった。

無理してthで舌を突き出してミスするよりtかdにしたほうが発音しやすく伝わりやすいのならそれでいいじゃあないか。


あと、単語のアクセント(この場合は強調部分)も意識するようになった。単語には必ず「ここさえ聞き取れれば全体が予測可能」という部分があり、それがアクセントなのだ。

(experienceならイクスピューリエンスの「ピュー」の部分がアクセント、#@クスピュー¥&+と聞こえたとしても予測可能)

単語のアクセントというとセンター試験の4択問題がチラついて無意味感があるが、こと会話においては超重要である。発音の際も聞き取りの際も意識しよう。


おわりに

なんだかIDの子の英語の訛りを指摘するような記事になってしまったが、彼女らの英語は本当に上手いのである。特にレイネやオリーの英語はネイティブと相違ないほど上手い。一度聞いてみてほしい。

あと、インドネシア語も非常に面白い。ほぼカタカナ発音で通じてしまい聞き取れてしまうので、なんなら英語より分かる時もある。もしこの記事でホロライブIDに興味を持ってくれた人がいたら、ぜひインドネシア語にも取り組んでみて欲しい。面白いですよ。

Jadi, terimakasih semuanya! Sampai jumpa lagi!(Then, thank you everyone! See you again!)

↑インドネシア語が気になったらこちらの記事もどうぞ✨


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