SEOレポート「転職 サイト おすすめ」で検索上位をとる方法
今回はキーワード「転職 サイト おすすめ」について、検索上位をとる方法をレポートします。レポートの内容は2018年8月6日時点のものです。(※リサーチに使用したツールは最後に記載しています)
キーワードの収益性
「転職 サイト おすすめ」は月に9,900回検索されています。検索結果1位のページは約20%の割合でクリックされます。そして1クリックあたりの広告価値は1157円です。(※1)
つまり「転職 サイト おすすめ」で1位に表示されると242万円/月の広告価値があるということです。売上としてはこの何倍も期待できます(他のキーワードでも上位表示される、売上は広告費の何倍かであるなどの理由により)
1位をとれば大きな利益が期待できる、アフィリエイトの競合も非常に多い、SEO難易度の非常に高いキーワードです。
上位表示されているページ
上位表示されているページがアフィリエイト目的のサイトか否か、ドメインが企業・無料ブログ・個人どれなのかを整理します。
1位 アフィ・無料ブログ
2位 アフィ・個人
3位 アフィ・個人
4位 アフィ・企業
5位 アフィ・企業
6位 公式サイト
7位 アフィ・企業
8位 アフィ・個人
9位 アフィ・企業
10位 アフィ・企業
ほとんどがアフィリエイト目的のページです。さらに上位10ページ中5つが企業運営サイトです。人・カネをかけているサイトが多数ランクインしているということです。上位表示の難易度が非常に高いことが分かります。
どのようなページなら上位表示されるのか、リサーチしていきます。
ドメインの強さ
検索順位とドメインの強さ(※2)をグラフにすると以下のようになります。赤は上位10ページ、オレンジは11~50位です。点線は全体的な傾向(回帰直線)です。
(横軸はドメインランク)
全体としてドメインが強くなると検索上位になりやすい傾向があります。10位以内に入るためにはドメインランク30以上が無いと厳しいです。ドメインランク30がどんなサイトかというと下記のようなサイトです。
http://career-theory.net/job-change-site-recommendation-13477
https://customlife-media.jp/recommended-job-search-sites
ドメインランクが30以上あっても検索上位に入れないページはたくさんあります。ドメインの強さは無いよりはあったほうが良いという程度です。
左にポツンとある赤点、10位のページはドメインランク 3しかありません。このサイトが上位表示されている理由は後ほど考察します。
被リンクの多さ
被リンク元のドメイン数(※2)のリサーチ結果です。単純な被リンク数ではありません。1つのドメインから大量のリンクをもらっていても1つとして数えています。
(横軸は被リンクのドメインの数)
被リンクがある(0ではない)と上位表示されやすい傾向があります。1~20位で被リンクがあるのは14個 70%ですが、21~50位だと16個 53%です。被リンクが1つでもあることが重要だとわかります。
しかし数が多ければ多いほど良いかというとそんな事はありません。1~10位の被リンクドメイン数平均は2.4、11~20位は7.1です。被リンクの数だけで上げられるのは10位くらいまでということがグラフから分かります。
被リンクの質
被リンクの質のリサーチ結果です。そのページの質を表すものにURLランク(※2)があります。URLランク20以上のページからもらっているリンク数は以下のとおりです。(ここは単純なリンク数で数えています)
(横軸はURLランク)
質の高いページからのリンクが多いほど検索上位をとりやすいことが分かります。URLランク20以上のページには、はてなブックマークのブックマークページなどもあります。アフィリエイトページであっても思わずSNSでシェアしてしまう、そんな読み手の心に響くコンテンツがあると有利です。
続いてコンテンツについてリサーチします。
単語数
単語数(※3)のリサーチ結果です。単純な文字数ではありません。例えば「SEOのリサーチ結果」だったらSEO・リサーチ・結果の3つと数えています。
(横軸は単語数)
グラフをみても分かるとおり明らかな傾向は見えません。1500語(5,000文字)くらいで10位以内に入っているページもあれば、3000語(20,000文字)以上でも20位以下のページもあります。単語数・文字数の多さはあまり関係ないといえます。
使用回数が多い単語
1~50位のページで多く使用されている単語を抜き出したところ390単語ありました。(※3)どのページでも使用されている単語と、その平均登場回数は以下のとおりです。(※4)
132回 転職
62回 サイト
60回 求人
42回 エージェント
29回 企業
22回 おすすめ
17回 登録
17回 サービス
17回 キャリア
15回 会社
どの単語も多く使用されてあたりまえといえるものばかりです。検索ニーズを満たして上位表示されるためには必須のトピックであるということです。
単語ごとに、検索順位と使用回数の関係をリサーチします。
(横軸は「転職」の使用回数)
(横軸は「エージェント」の使用回数)
全体的には単語の登場回数が多いと上位表示されやすい傾向があります。とはいえ、やみくもに単語を詰め込むのは逆効果だと考えられます。読者が離脱しやすくなってページの評価が下がるからです。詳しくていねいに解説した結果として単語の登場回数が多くなっていると考えられます。
コンテンツ
先ほどのドメインランクが3と低いにもかかわらず10位に入っていたページ。他のページと比べて何が違うのかリサーチします。10位と他のページ、使用回数が大きく違った単語は「使いやす」です。使いやすい・使いやすさなど、転職サイトの使いやすさについて掘り下げている証拠です。
(横軸は「使いやす」の使用回数)
他のページと比べて使用回数がダントツで多いことが分かります。上位表示のされやすさの1つにユニークさがあります。このページは「使いやすさ」について詳しくてユニークなのでドメインが弱くても上位表示されていると考えられます。
これはあくまで結果論です。ではコンテンツ作りの段階で、どうやったら「使いやすさ」というユニークな観点に気づけたのでしょうか?
「転職 サイト」でサジェストキーワード(※5)を調べると「転職 サイト 使い方」が出てきます。検索ボリュームは月50程度(※1)と少ないですが、ここから「使いやすさで選びたい人がいるんだ!」というヒントが得られます。
使いやすさを解説したコンテンツが上位表示にどれだけ貢献するか、事前には分かりません。しかし他ページでは解説されていないので差別化の要因になります。
他ページにはない明確な価値あるコンテンツを提供する。これがドメインが弱くても検索上位をとるために必要な絶対条件です。
その他に差別化が見える単語は「アップ」です。年収アップなどの文脈で使われています。
(横軸は「アップ」の使用回数)
オンリーワンでダントツに多いとは言えませんが、年収アップを詳しく解説しているいくつかのページの中で1番多くなっています。オンリーワンの要素が多く含まれるとそのページは上位表示されやすいと考えられます。
1~10位のページと11~50位とを比べて、単語使用数の差が大きかったものを紹介していきます。
(横軸は「成功者」の使用回数)
(横軸は「体験談」の使用回数)
(横軸は「介護」の使用回数)
この単語を使えば使うほど上位表示されやすい、という単語は見つかりませんでした。しかし上位表示されているサイトは必ず何かしらの特徴を持っている傾向があります。検索結果のユニーク性を求めるgoogleの考えに沿った結果となりました。
「転職 サイト おすすめ」という、検索意図が広くてSEO難易度が高いキーワード。基本的に必要となるコンテンツが充実していることが前提ですが、その上で個性を出すことが必要だということが分かりました。
レポートは以上です。
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