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【Vol.7】質の高いコンテンツを作るためには、質の高いリサーチが必要#SEOJapanNewsletter

※この記事は、7/4 12:30に配信したメールマガジンのバックナンバーです。

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01.質の高いコンテンツを作るためには、質の高いリサーチが必要

Webマーケティングを行う際には、質の高いコンテンツが必要不可欠です。

SEOでいえば、検索結果において上位に表示されるのは「質の高いコンテンツ」であるため、上位表示を狙うのであれば、コンテンツの質を高めていく必要があります。

質の高いコンテンツとは、「ユーザーのニーズ(検索意図)を満たせるコンテンツ」のことです。

ユーザーのニーズを満たすためには、まずユーザーのニーズを知る必要があります。つまり、事前のリサーチが必要になります。

そこで、今回は「質の高いコンテンツを作るために有効なリサーチの方法」について、詳しく解説します。

・リサーチに必要な定量データと定性データという観点

ユーザーのニーズを知るためには事前のリサーチでデータを集める必要があります。

このデータには2種類の性質があります。定量データと定性データです。

・定量データとは

数値化して表すことのできるデータです。
検索ボリュームや、検索上位サイトにおけるトピックの出現頻度(※)などが例として挙げられます。

※たとえば、検索上位5サイトに共通して書かれている内容は、重要度が高いという判断ができる

・定性データとは

数値化して表せない「性質」のデータのことです。
見る人によって評価が変わるものの、無視できない性質のデータとなります。

※たとえば、「ユーザーの生の声」は数値化するのは難しいものの、ユーザーニーズを把握する上では重要です。

定量と定性という言葉は、聞き馴染みがないかもしれません。
特に「定性データ」については定義が曖昧で捉えにくいかもしれませんが、リサーチを行うにあたっては無視できないものとなります。

「定量・定性」については、ひとまず「数値化できるデータ」「数値化できないデータ」という観点で捉えておきます。

・ユーザーニーズを定量・定性の観点でリサーチする

データには、「定量・定性」の2つの枠組みがあります。
リサーチを行うにあたっては、この2つの観点から考えていくとイメージしやすくなります。

以下に、ニーズのリサーチ方法と、詳細について簡単にまとめてみました。

定量データのリサーチ
・検索ボリューム:検索ボリュームが大きいほど、ニーズが大きいことがわかる
・検索上位のサイトに頻出のトピック:よく出てくる情報ほど、重要度が高く、Googleが評価している内容であることがわかる
定性データのリサーチ
・Yahoo!知恵袋,教えて!goo:ユーザーのニーズがピンポイントでわかる
・アンケート,インタビュー:ユーザーの生の声を把握することができる

定量データは数値なのでわかりやすい一方、定性データを「掴む」ことは難しいように思えます。

しかし、ユーザーが本当に知りたいことは、定性データの中に潜んでいることが多いです。たとえば、「正直、効果のあるSEOの方法って何?」「SEOって集客効果あるの?」というもの。要するに生の声です。

数値化されたデータを比べることで大まかな傾向を把握することはできますが、ユーザーが本当に知りたがっている情報を数字の中から発見することは難しいです。

そのため、まずは検索ボリュームなどの定量データから方向性を決め、ユーザーの声などの定性データを活用して詳細を固めていくとスムーズにいきます。

・質の高いコンテンツを作るためのリサーチ手順

・キーワードの検索ボリュームを調べ、ユーザーニーズの傾向を調べる
・検索上位のサイトをざっと眺め、評価されているトピックを把握する
・掲示板やユーザーテストを通じ、ユーザーニーズの詳細を確認する

質の高いコンテンツを作るためのリサーチの流れは、上のとおりです。

検索上位のサイトだけを分析しても、「ユーザーニーズ」を把握することはできません。あくまでもGoogleが評価しているコンテンツの傾向がわかるだけです。

本当の「ユーザーニーズ」はGoogleではなく、ユーザーや消費者一人ひとりが持っているもの。

検索エンジンに最適化することだけを考えると、つい検索ボリュームや検索上位のサイトに目が行きがちですが、本当に重要なのはユーザーに向き合ってコンテンツを作成することです。

数値化できるものと、数値化できないもの。
この2つの観点を行き来することで、「質の高いコンテンツとは何か?」「ユーザーが求めているものとは?」を捉えやすくなるのではないでしょうか。

■参考リンク
・定量的と定性的って?意味を理解し物事の本質を掴もう
https://mycampus.jp/2018/09/18/mfccolumn_20/

02.今週ピックアップした記事5つ

今週ピックアップした記事は、全部で5つです。
今回は、「これからのSEO」と「ユーザー理解とマーケティング」についてピックアップしてみました。

◆【調査データと考察】一切クリックされない検索は全体の49%。今後は少数の圧倒的勝者にトラフィックが集中する
http://www.seojapan.com/blog/49-of-all-google-searches-are-no-click-study-finds

◆【調査データ】若者はスニペットとナレッジパネルから情報を得ており、検索結果をクリックしない
http://www.seojapan.com/blog/younger-users-rely-on-snippets-and-knowledge-panel-often-dont-click-survey-says

◆Spoiler: Rand Fishkin is keynoting SMX East!(英語記事)
https://searchengineland.com/spoiler-rand-fishkin-is-keynoting-smx-east-318808

Googleの検索結果のレイアウトは、ここ数年で目まぐるしく変わりました。

特に印象的なのは、Googleが自社サービスを検索結果の上部に配置し、ユーザーを誘致しようとしていることです。

その結果、自然検索結果のサイトのクリック率は5年前と比べて20%ほど下がっており、サイトへの流入を確保しにくくなっています。

これまでGoogleは検索エンジンというプラットフォームの管理者でしたが、転職や旅行など、ジャンルによってはGoogle自体が競合となるケースも増えてきました。

今後もこの流れは加速することは間違いなく、Googleの動向を注視しながら、自社のWebマーケティング戦略を考えていく必要がありそうです。

◆ダメなマーケティング担当者ほど、勝手な顧客理解をしているものである
https://accuent.jp/selfish-marketing/

マーケティングを行うにあたっては、顧客(ユーザー)を理解することが必要です。

まずは、「ユーザーが何を求めているか」を把握し、施策に組み立てていくわけですが、ときにマーケティング担当者の思惑が、顧客の視点とズレることがあります。

マーケティングには便利なフレームワークや手法がありますが、手段に固執するあまり、顧客理解が疎かになっては意味がありません。
視野が狭くなったと感じる前に、定期的にユーザーに向き合う意識を持ち直す必要があります。

◆ポルカ雫が明かす、「結成して2年でメジャーデビューした秘策」

ポルカとは、ポルカドットスティングレイというバンドの略称です。
ポルカドットスティングレイのボーカル雫さんは、曲作りの際に徹底的にユーザーリサーチをすることで有名で、異例の速さでメジャーデビューを果たしました。

音楽は、なんとなく「感覚的なもの」として捉えられがちですが、売れるためには「売れるための施策」が必要です。

この記事では、「音楽とマーケティング」について、ボーカルの雫さんが珍しくインタビューで語った記事となります。あまり聞かない組み合わせですので、ぜひチェックしてみてください。

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SEOJapan編集部(中の人)より

音楽といえば、時代はサブスクリプションですね。
つい最近、あのBUMP OF CHICKENがサブスクを解禁したことが話題になりました。

今まで大手のアーティストはサブスク解禁を渋る傾向にあったのですが、少しずつ解禁されてきており、時代の移り変わりを感じます。
個人的にBUMPの曲ならなんでも好きですが、特にK・ロストマン・ギルド・車輪の唄あたりが好きです。

CDで聴くのも味があっていいですが、聴きたい曲がすぐ聴けるのは便利ですね。良い時代になりました。

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