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【Vol.9】1つのコンテンツで1つの検索意図を満たすことを意識する #SEOJapanNewsletter

※この記事は、7/18 12:30に配信したメールマガジンのバックナンバーです。

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■1つのコンテンツで1つの検索意図を満たすことを意識する

SEOで上位表示を狙うためには、「質の高いコンテンツ」を作成することが何より重要です。

では、「質の高いコンテンツ」とは何でしょうか。

質の高いコンテンツとは、「ユーザーの検索意図(インテント)を満たすコンテンツ」「ユーザーの悩みを解決するコンテンツ」とよくいわれますが、それでもまだはっきりしない印象を受けます。

また、上位表示されているコンテンツが必ずしも検索意図を満たしているわけではありません。「検索したはいいけど、全然あてにならない」という思いをしたことのある方もいることでしょう。

Googleが何をもって「コンテンツの質」を判断しているのか。
判断指標はいろいろあるかと思いますが、そのひとつに「情報の網羅性」があるといわれています。

1.情報の網羅性とは

網羅性とは、「カバーする範囲の広さ」を指します。

たとえば、「Webマーケティング」というトピックであれば、SEOだけでなく、リスティング広告やSNS、アクセス解析までを含めて触れる必要があるでしょう。

ただし、単に情報量が多いだけではダメで、関連性の高いトピックの量を増やすことが求められます。

2.1つのコンテンツは、1つの検索意図に対応させる

網羅性には、「コンテンツ」と「サイト」の2軸があります。

たとえば、「Webマーケティング」をテーマにしたサイトを作るとします。
Webマーケティングをテーマにしたサイトは、SEO・リスティング広告・SNS・アクセス解析、そしてマーケティング自体のことにも触れる必要があるでしょう。

しかし、Webマーケティングの概要から各手法の特徴、具体的な施策方法までを1コンテンツ(1記事)に詰め込んでしまうと、コンテンツの情報量が増えすぎてしまいます。その結果、「SEOとは」や「リスティング広告とは」のような狙いたいキーワードでの上位表示が難しくなります。

そのため、1コンテンツは1つの検索意図を満たすように作成しなければなりません。何でも詰め込めばよいというわけではないのです。

一方、コンテンツを複数束ねたものがサイトです。
最終的には、サイト全体で「Webマーケティング」に関するトピックを網羅できるように、「1コンテンツ」という単位でトピックを分解して、サイトを作成していく必要があります。

3.コンテンツの関連性を強化するのがテクニカルSEO

1つのコンテンツで満たすのは1つの検索意図、サイト全体では複数の検索意図を満たせるような設計を行うことが重要になります。

ただし、ただコンテンツを投下するだけでは、Googleにサイト内のコンテンツの関連性が伝わりにくいサイトになってしまいます。

そのため、内部リンクを適切に構築したり、カテゴリーやタグ付けを行ったりすることで、ユーザーにも検索エンジンにもサイトの構造や趣旨が伝わりやすいサイトを作り上げる必要があるのです。

理想のサイト構造に近づけるために行うSEO施策が、テクニカルSEOとなります。

4.ユーザーに向き合った結果、コンテンツの質が高くなる

今回は「網羅性」という指標を紹介しましたが、大事なのは、あくまでもユーザーに向き合うことです。

「ユーザーが何を求めているか?」をデータや生の声から考えることで、自然とコンテンツの質は高まっていくことでしょう。

■今週ピックアップした記事【3本】+本【1冊】

今週ピックアップした記事は、3本です。
また、マーケティングに関する本を1冊ご紹介します。

◆なぜ「分かりにくい文章」が生まれるのか。

株式会社ベイジ代表の枌谷さんによる「分かりやすい・分かりにくい文章とは何か」を論理的に解説した記事です。

分かりやすい文章を書くポイントとしては、「議論の背景などの説明を省略しないこと」。
さらに言うと、「読む人のターゲティングを狭くしすぎないこと」です。

SEOで評価されるコンテンツは、わかりやすいコンテンツが多いように思えます。
それは議論の背景などを省略しないことにより情報量が増え、結果として網羅性が高まっている可能性があります。

SEOを加味したテキストコンテンツを作る上では、「文章がわかりやすいか」という面にも注意した方が良いでしょう。

◆Google検索品質評価ガイドラインのNeeds Metとは

「Needs Metとは、Googleの検索品質評価ガイドラインにおいて、検索結果がどの程度ユーザーの役に立って満足させたか(ニーズを満たしたか)どうかを評価するものです。」

検索品質評価ガイドラインとは、「検索結果(SERPs)に表示されているコンテンツが本当にユーザーのニーズを満たしているか」を第三者が評価するためのガイドラインです。

「ユーザーのニーズを満たすとは何か?」という定義を確認しやすい良い記事でした。SEOに限らず、マーケティングに関わる方はぜひ読んでみてください。

◆どうしたら「彼女」から「奥さん」になれるかを『Word2Vec』に聞いてみた

Googleは「自然言語処理」という技術を使ってコンテンツの中身を判断していますが、その際に使われている自然言語処理の技術が『Word2Vec』です。Googleの研究者が開発した技術となります。

Word2Vecとは、「単語の差分を数値化して測ることのできる技術」ですが、その中身について解説された記事です。

わかりやすくユニークな解説になっており、「良いコンテンツとは何か?」を考える良いヒントが得られることでしょう。

◆「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」

USJを立て直したマーケターの森岡毅さんの著書です。
この本はマーケティング思考を体系的に学ぶことのできる内容となっています。

カギとなるのは、「マーケティング戦略の立て方」です。

戦略なきマーケティング施策はときとして誤った方向に進んでしまうことがあります。
限られたリソースを適切に配分し成果を出すために、正しいマーケティング戦略の立て方は学んでおくべきでしょう。

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次回以降のマガジン内にて、取り上げさせていただきます。

■SEOJapan編集部(中の人)より

先週の金曜日(19日)に新海誠による最新作『天気の子』が、ついに上映開始されました。僕もつい日曜日に観に行ってきました。

「君の名は。」と比べて、好みが分かれそうな印象ですが、それでも素晴らしい映画でした。また観に行こうと思います。

家出少年と、晴れを呼び込むヒロインの物語。映像も音楽もとてもよかったので、ぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか。

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