こんにちは2024年初のNoteです。
現在、新年を半月ちょっと経過した日なのですが

もうすでになんかツイてないッス

1月だというのに非常によろしくない。
運気には波があるようですが、不調を感じる時は自分で元気にならなければならない。

ということで美術館行こ

いつでもコレが長月のパワーチャージなのです。

さて2024年美術館初めは

【繡と織】

ぬいとおり
去年の12月から始まっていたのですが、行こうと決めていたこの企画展。
字面とチラシからわかるように刺繡と織物が贅沢に施されたお着物中心の展示です。
実は長月初訪問の根津美術館さん。
今迄前を通り過ぎたり、行きたかったけれど縁がないままだった根津美術館さん。
ようやく訪ねることが出来ました。

完全撮影ＮＧでしたので以下感想文になります。

ギッコンバッタンチクチクチクチク
着物一枚完成するまでこのオノマトペがどれだけ費やされたことでしょう。
展示はまずボロボロになった切れ端的な小さな布片から始まります。劣化に耐え、現代まで残った何百年も前の布は、千切れて一枚の状態ではありません。小さなパーツを元の状態に配置し展示されている布は、ボロボロながら複雑な技術が窺えます。
そして段々と見応えのある流れへ···

美しい

↓チラシの接写です。

手仕事ですよコレ。
ウン十年前の小学生時代、手芸クラブに在籍したはいいがクロスステッチくらいしか習得出来なかった長月からしたらこの刺繍は神業にしか見えません。
織物に関しても、機織り機というものとそれを使った作業はテレビでしかみたことがありませんが、相当な労力と集中力が必須な事は明白。
特に、刺繍はまだ修正可能そうな感じがしますが、織物ってしくじったら終わりなんじゃ？
少しならぶっちゃけわからないかもしれないですが、間違えたまましばらく織り続けたりしたら気付いた時には　“OMG！！”　ってなるやつ
単純作業で起こる絶対誰しも経験あるやつ(長月はよくやる)
こんなに美しくすました佇まいのこの着物も”OMG！！”な流れを経た布で出来ているのかもしれないなあウンウン
とんでもなく貴重で高価であろう作品に勝手な妄想を押し付け親近感を感じる。
しかしこれでも真面目に観て感動しているのだ。
特に、浮かび上がる「織」の上に咲く鮮やかな「繡」の併せ技は神々しささえ感じます。
展示数は多くはありませんでしたが、古き良き技術を観られて良かった。
展示室は6パートに分けられており全て小さな規模なのですが、テーマも部屋によって異なり、飽きずに観られて良かったです。

企画展は1月28日まで！あと数日で終わってまうので注意。

さて、
根津美術館さんは広大な庭園でも有名ですよね。
桜が美しい春、燕子花が咲き乱れる夏、紅葉が素晴らしい秋に行きたいと思っていたのですが生憎の冬。
雪でも降れば綺麗だったかも知れませんが実際雪なら地獄の寒さで癒やしのお散歩どころじゃないだろうな。
この日は寒い日でしたがいい天気だったし気持ちよく歩けました。
出発！

おお

今度は上り坂

ナメてた
ぶっつけのが感動が大きいと思って下調べほぼなしで来たから広大さに面食らう

画像以外にも道が細かにわかれていてさらに建物もいくつもありました。びっくり。庭師が100人以上必要だろうなあ。
しかし手入れが行き渡っていてとても良い庭園でした。
感動したのは本物の水琴窟があった事！
ずっと本物の水琴窟の音を聴いてみたかったんです。きれいな音でした

庭園はとても静かでした。近くに車道も住宅もあるのに車の音も人の声も聞こえない。
鳥の鳴き声と水の流れる音が静かに響き、ここが青山だとは思えませんでした。

やっぱり美術館は良い。ちょっとの不機嫌なんてすぐに払ってくれる。
去年は(も)大変お世話になりました。今年も宜しくお願いします、という気持ちを胸にドーナツが食べたくてラシーヌへ。
心が満たされたら一瞬で食い気に走ってまう。

＠ラシーヌ
店員さん「これから貸し切りのため店内飲食出来ません。」「本日のホットドリンクは全て売切れです。」
長月「···」

更に気温が下がった真冬の16時
外の席でアイスコーヒーと共に(((震)))

アレ？やっぱツイてない？
否、ドーナツ美味しかったしまぁ良いか！
今年も宜しくお願い申し上げます！
　　　　　　　　　　　　　　　長月