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美しきインスピレーション/Sarah Kelk

いつも個人的な思考を記事として書いていますが、
たまには違った側面の記事もほしいなと思い、新しく書き起こしました。

「私が好きな作家たち」

こういうのはどうでしょう。これもひどく個人的な話題ではありますが、もし紹介する作家達を知らない方がいましたら、是非拝見してもらいたいです。定期的に書き起こそうと思います。

まず最初はSarah Kelk。
〔 Sarah Kelk 〕http://www.sarahkelk.com/

比較的最近知ったペインターなのですが、お気に入りの作家の一人です。
その新作がとても美しいのです。 

〔The Great Basin, acrylic on linen, 57.6cm x 67.6cm // $1180framed in Tasmanian oak // // available from The Ladies Network〕

私は「絵」を描くとき、無意識であることが重要と考えます。 無意識とは私にとって、通常は意識されていない心の領域、過程のことです。そこに表れる醜さや美しさが人の本当の魅力であると感じるからです。それらを絵で表現することで、私は人とのコミュニケーションを図ってきました。無意識が人の感情に影響を与えると思うのです。

Sarah Kelkのイラストレーションも、その要素を感じる作品で、とてもポジティブな感情を感じます。それは彼女の育った地であるサウスアイランド(別名 「南半球のアルプス山脈」 と呼ばれる場所です)が大きく影響している事でしょう。そこで育ったインスピレーションを源に描きおこした作品であり、彼女自身の生活の喜びが溢れた作品でもあります。

この気持ちよい感覚になる理由は色味なのか形なのか…ぼやっと見続けていると、不思議な感覚になります。 一貫して統一性を感じられるのは桜色が使われているからでしょう。 きれいで洗練された素晴らしい作品です。

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人は美しい、綺麗と感じる時、脳ではどういった作用をしているのでしょうか。個人的に私は「人というのは相反するもの同士を組みあわせ、その接点に美しさを見出すのではないか」と感じています。有機物と無機物は互いに相反する要素を持ち、その接点に私たちは「美」を見出すのです。

彼女の作品は非常に抽象的ではありますが、有機物と無機物の領域の境目にいるような気がします。そしてとても内的な真情を表現しているようにも感じます。

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彼女はペインターとして活動しながら、デザインスタジオで働いるそうです。その私生活をありのままさらしたインスタグラムがととても面白いです。

〔 Sarah Kelk インスタラム〕https://www.instagram.com/sarah_kelk/

私生活と作品がリンクしているようで、インスピレーションの源がとても自然、かつ美しい…。サイトやインスタグラムもそうですが、とても自己ブランディングが優れた方だなと感じます。 

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