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オリジナルブレンド茶を作るのに必要なものをまとめてみました

はじめに

目に留めていただきありがとうございます。清麗堂合同会社のおおくぼです。現在オリジナルブレンド薬膳茶を販売しています。そこでオリジナルブレンド茶を自分で作って販売してみたいという方に参考になればと思い必要なものをまとめてみました。あくまでも私がやりやすい方法で作っているもので個人的なやり方ですが、これをたたき台としてご自身でアレンジし、より納得いく方法に改良していっていただければと思います。途中まで無料で読めます。より詳細を知りたいと思った方は記事を購入していただけると嬉しいです。

*商品として販売する場合の包装の仕方について載せていますが、ブレンドや配合方法については載せていませんので独自の配合を決めてからこちらをご覧いただけると幸いです。


目次

オリジナルブレンド茶を作るようになったきっかけ

許可申請関係

原料仕入れ

道具

包装資材

表示

作り方

最後に


【オリジナルブレンド茶を作るようになったきっかけ】

私は漢方に興味があり、いずれは漢方薬局・薬店を経営できればと思っていました。そのためには実店舗や設備通しが必要ですぐに実現するのは難しい状況でしたが、まずは(店舗がなくてもできる)薬膳茶をオリジナルで作ってイベントで販売してみたらどうかと知り合いに声をかけられ、ちょうどやってみたいなと考えていたところに背中を押してもらう形で、自分で作ってみることになりました。


【許可申請関係:届出が必要です

2016年9月から仕入れた茶葉をブレンド(焙煎や加熱加工、粉砕などはせずただ混ぜるだけ)して包装し販売しているのですが、販売する際に管轄の保健所に問い合わせたところ、当時は特に許可や資格は必要なく、ちゃんと表示をすれば販売して良い、ということでした。しかし2021年6月1日から食品衛生法改定により届出が必要になりました。厚生労働省の「食品衛生申請等システム」でオンライン申請し受理されました(アカウント作成が必要になります)。許可と違って費用はかかりません。ですが、届出だけでも食品衛生責任者の設置が必要になってくるので食品衛生責任者養成講習を受ける必要があります。私は薬剤師の資格を持っており免除されましたが(調理師なども免除されるそう)定期的に食品衛生責任者実務講習(定期的に最新の食品衛生知見を習得するための講習)を受けるようにとのことでした。食品衛生協会会員になると食品衛生責任者講習費用が半額になり保険料(食中毒などの際に備える補償等)も割引があるそうで入会するか聞かれましたが今のところまだ入っていません。自治体によって違うかもしれませんが私のところでは確か年会費は8000円だったと思います。そして、食品衛生責任者の養成講習が10000円、実務講習が4000円で入会すると半額になります。


自分で製造したものを自分で販売するにはその届出で十分ですが、別のお店に卸売して販売する場合、販売するお店側も届出が必要になる場合があります。届出が必要かどうかは、お店のある管轄の保健所に確認が必要です。ブレンド茶はある程度期限が長いものなので既に包装済のものを仕入れて販売するだけの場合は届出不要という自治体もあります。私が薬膳茶を卸売りしているお店の管轄保健所に確認したところ3か所のうち2か所は届出不要、1か所は届出が必要との回答が得られました。



【原料仕入れ】

茶葉の仕入れについては以下から購入しています。送料は2022.8月時点のものです。公式サイトから購入しており公式サイトでの送料になります。同じ企業でも他のECモールに出店している際、販売価格や送料が異なる場合がありますのでご注意ください。


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