妊娠中のイライラ対処法

実際に“マタニティブルー”という言葉があるように、妊娠中は精神が不安定になりやすく、イライラしたり感情的になったり、心がとにかくナイーブになりやすい。

それは妊娠中に分泌されるホルモンのせいなのですが、このホルモンの働きと上手に付き合うことは中々難しいものだな、と私自身も痛感しています。


ただ、ナイーブなメンタルを野ざらしにしなきゃいけないかというと、そうでもありません。

自身の体調や精神に気を配ったり、相手の言動や自分の心の状態をよく観察すれば穏やかな気持ちに戻ることもできます。


マタニティーブルーや妊娠中のヒステリックに陥りやすい人は、知らない間に頑張りすぎていたり、相手の言動を素直に聞き入れてしまっているのかもしれません。

そうならないためにも、ストレスがかかりにくい状況を自分で作っていくことが大切です。

最近あった、妊娠中のイライラする出来事

私は普段、そこまで人に怒りをぶつけたりイライラするタイプではないのですが、妊娠してからは結構ナイーブになりやすくて、人の言動が気になってしまったり、イライラしやすいなぁという実感があります。


中でも最近起こったのは、一緒に働いているスキンヘッドのおっちゃん(以後、おハゲちゃん)の指摘に対するイライラ。

私は普段訪問入浴の看護師をやっているのですが、その仕事で最近やたらおハゲちゃんから指摘を受けることが続いています。


例えば、

・カルテは(テーブルの上に)置きっぱなしにしないで小まめにしまえ
・ベッドの上で記録を書くな
・(バスカという入浴車の)ドアは静かに閉めろ
・お客さんの前で使ったタオルは投げるな


というもの。

↑これを一般の人がどう思うのかは分かりませんが、訪問入浴を約2年続けていて直接お客さんやご家族から指摘を受けたことはありません。

たしかにカルテには申し送りのメモが挟んであるので、個人情報を晒さないという意味で一つ目の指摘をした理由はわかるし、ベッド上はお客さんの領域なので近くで記録を書くのは、どちらかと言えば不適切なのかもしれません。


ですが、車のドアを極端に強く閉めた記憶はないし(もしかしたら指摘を受けた後、イライラしてて一時的に大きな音を立てたことを言ってるのかもしれないけど)、使ったタオルをバケツの近くに投げる(落とすという意味合いの方が近い)は、以前から他のスタッフみんながやってきていること。

むしろ「使ったタオルはボンボン投げちゃって」と教わってきた身としてはごく当たり前の行為だったので、それを指摘されたのは今更という感じで余計に腹が立ちました。

妊娠中のイライラに対して私が実践したこと

ちなみに、おハゲちゃんの指摘に対するイライラを私はこのように乗り切っていきました。

・話の分かる同僚に愚痴る
・妹や家族に愚痴る
・おハゲちゃんの心理を予想する
・自分が気にしすぎていないかを冷静に見つめ直す


人に愚痴を言ってもスッキリしない人の場合、「共感能力が低い人」「話がわからない人」に愚痴っているか、「愚痴るタイミングを間違えている」可能性が考えられますが、

そもそも人はなぜ愚痴るのかというと「自身の怒りや不安の感情を沈めるため」だったり「自分は間違っていないんだという安心感を得るため」だったりします。

つまり“ネガティブな感情のガス抜き”をするために愚痴るわけなので、自分の気持ちを理解できない人や共感できない人、自分に意見してきたり、正論を述べたり、アドバイスしてくる人は必要ありません。


ところが、愚痴を言いたいだけなのに選ぶ相手を間違えると、愚痴を言ってスッキリするどころか、反論や要らないアドバイスで余計にストレスを抱えることになります。

また愚痴るタイミングを間違えると「時間が足りなくて愚痴を話し切れなかったり」「相手の受け取り方が変わって逆に指導されたり、自分の話した内容が誤解される」なんてことが起こり兼ねません。


あとは、私ばかりが被害者意識でいるのも問題なので、一応おハゲちゃんの立場になって「どんな状況で何を感じ、考えていたのか」「私に何を伝えたかったのか」を予想したり、私自身がネガティブに捉えすぎていなかったかを振り返ったりしました。

人間、感情的になっていると相手ばかりに矢印を向けて「自分は悪くない」と思ってしまうことってありますが、冷静になってみると「自分の態度は誤解を与えてしまっていたな」「これは自分も直さないといけないな」という部分が見えてきたり、「自分が気にしすぎなのかも」という部分が出てきます。

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