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昔は美化される!?

よく「今時の若者は…」という言葉は聞かなくても、それに近いことを言う人がいますよね。私はこの言葉は嫌いです。よく考えてみてください。それは本当に"今"の若者だからか、"若者"だからか、それとも"彼ら"だからなのか。。最近話題になった、K大のサークルが旅館で暴れたと言うことが発覚した事件を知っている方も多いかと思います。それに対して、"全く今の若者は…中身が薄っぺらいんだな。"といったようなコメントがありました。しかしよく考えてみてください。昔もこのような事件ありませんでしたか。不良少年って昔の方が多かったのではないのですか。ネットで調べると出てくるのですが、実は昔の人の方が暴力的な人は多かったと言うのです。もちろん昔も今もほとんどの人はこういう非行はしません。

似たようなもので、「犯罪は増えていて凶悪化している」と言うのも大きな誤解です。ネットで調べて推移を見てみれば分かると思います。犯罪件数も、不良少年の数も、減っているんですよ。なのに何故増えているように感じるのか。それは、様々な情報が簡単に手に入り、昔なら騒がれなかったであろう問題が表面化しているだけだと思います。

人々は過去を美化する傾向にあるので、数を見ずに印象だけで判断してしまうことがあります。もちろん昔の文化は美しいと思うし、伝統は受け継いでいかなければならないと思います。しかし数を見ないで現代を批判するのは合理的でないと思いました。

しかし、かく言う私も「今時の若者は…」と思ってしまうことがあります。きっと悪いことをしでかすのは"今"の若者だからではなく、"若者"に多い行動、または"その人"だから起こす行動なのではないでしょうか。私もそう思って何とか今の時代についていきたいです!




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