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今日は面倒くさかった

おはようございます!ねむし。外にいる時間が長すぎる。キャパシティを超過している。電車が45分くらい、僕が乗る駅で遅れた。乗ったあとは嘘みたいに快足を飛ばしはじめた。隣の隣の駅を発車したとのアナウンスが聞こえてから、走って駅に向かってきた直後の体の火照りからしてまったくの想定外だったといわざるを得ないような、連続した寒さに襲われた。じわじわと僕の身をすり減らしていく、イライラしてもいいのだと僕に囁いてくる、僕のキャパシティを心得たうえですこし上をいこうとするような寒さだった。

逆だ、めんどくせー。電車の頭がわにいるが、上りの電車のおしり側に僕の出たい出口があるのだ。毎度忘れる、このまえ書きながら完全に区別をつけたつもりだったのだが、上り方面から向かうとき、下り方面から向かうとき、頭がわおしり側、さらには考慮する必要のない僕の出たい出口と駅前の大きな改札口、がちゃがちゃにかき乱しているつもりもないのだが、気がついたら散らかっている。他のレイヤーで他のものを動かしている間に、それと脈絡なさげに繋がっているおもちゃのひとつが連動して動いてしまうような、電脳空間を妄想をしてみる。どちらがそうなのだろうと迷ったが、どちらもそうか。

お疲れ様です!ビーカー割っちまった。これあとからじわじわくるやつだなと思ったが、思ってたきかたと違う。手に感触が残っていて嫌なのと、うわーやっちまったというよりなんかあまりに流れの中で起きたことで社員の人に怒られるような内容でもなかったから、落ち込んではいない。ただモヤっとした、たとえるなら外から帰ってきたままの手を洗わずに放置しているような感じ、僕はあの、手にまとまりつくそれだけでは不潔ではないけど僕がそう意識することで一気に不快なものに変わる、でもそれはそれとしてもともと手を覆ってはいた空気のような意識のようななにか、を今胸のおくだったりそれこそ手を滑らせてしまったので手の周りに感じる。しかもなにが申し訳なくないかって、割り方が変だった。落として割ったのならやらかしの花形としてバチっと枠にハマってくれるから気持ちよく落ち込むことができるが、今日のはエスプレッソ用の豆を引いて入れておくケースを持ち上げた際に手が滑って、それが重いもんだから鈍い音を立てて薄っぺらくて軽いビーカーが割れてしまったというわけである。割れて、あ、あーっ、と2回口に出したあと、しばらく待たせているウーバーイーツの配達員と目が合った。見たね?あー、とりあえずみんなバタバタしてるから今声をかけるのはやめとこう、とやはり割り方が変だったからか、あとはそれまでの僕は以上にエスプレッソを落とす作業だったりレジでの対応の調子が良かったのもあって、頭も体も淡々と次へ向かわせることができた。向かってくれた。ちょっとは申し訳ない顔もしたいところだったが、とりあえずこのバタバタを乗り越えないことにはどうしようもなかった。とはいえ割れてしまった報告は自分の口からしたかったし、割れたままのビーカーはドリップマシンの近くに置いたまま来てしまったからなるべく早くアコーさんに伝えたかった。ほんの少しだけキリがいい一瞬を逃さずに、すみません手が滑って割っちゃって、すみません!とキレよく謝った。以前意思疎通が足りずミスをしてしまったときに手が滑っちゃって、とかだったらもうしゃーないけど、と言っていた通り、あとはもちろんゆっくり事の顛末を追っている場合でもなかったからその場は流れ、流れ続けて今に至る。どうなんのかなー。

おはようございますと浮かんでしまったから書くしかないじゃない。なんでだろね、今日のバイトがよっぽど長い旅のように感じたのかしら。とにかく帰りはもう他のやりたいことにそっぽ向いてまず書き出す。さっき思いついて天才か?とウキウキしたのは、今1580字だからまず1000字くらい書いて例の2600字付近まで持っていって、そのへんで多分だけど体が勝手にほかのことをしたがりはじめるので、そっちはもう迅速に聞いてあげることにする。代わりに、今はさっさと書き始める。名付けて「昼と夜イッキにかけ抜けちゃおう大作戦」。僕は小学生のころ、流れるプールにぷかぷか浮かんでいる情景を指して授業の課題で詩を書いたことがあるが、そのときも名付けて、とかなんとか言っていた。そのときはぐるぐる空と名づけていた。さすがにやりすぎだった。二日、とは言わないまでも一年後にはダサすぎて居てもたってもいられなくなる瞬間が定期的に訪れるようになった。頻度は減っているものの今もそれはある。これは小学生4年生だか3年生のときだかだったはずだが、ちょうどその時期にまあ友達、くらいの間柄の友達が学芸会で歌を作るというので俺もやったろうと思ったのか動機は忘れた、目立ちたかったのが1番というかどのみち根っこにはあるはずだが、そこでも僕は激クサ詩をよみあげたのだった。これは作っている途中で恥ずかしくなって、発表することはなかった。どちらかというとこちらの方が思い出す。対照的にミキヒロはノリノリで紅葉という曲を持ちネタとして中学校、なんなら成人式くらいまで携えていた。あれはよかった、僕の曲はパクリだからな。こっそりいい曲だと思っていたポカポカ地球家族だっけ?なんかそういう名前の番組が人生の楽園のあととかに放送していたのだが当時、その主題歌のサビのメロディをまんま流用した。歌詞は普通なんだけど、やなんだよな。普通すぎてなのか、こういうのがウケそうだとベタなラインを狙っていった感じが伝わってきて非常に見ていて心苦しい。ミキヒロはそれを今でも空で歌える。まずいことになり続けている。そのたび僕は覚えてねーよwあったっけなそんなのwとかなんとかかんとかくぐり抜けているが、そんなもん当然忘れることなんてできない。サビの終わりが「なのです」で終わるのを思い出しては、というか覚えてはいるので気にかける気分になっては腑を絞り上げられるような痛がゆさに苛まれる。もういいだろうこの話は、なんとか歌詞をここにまあとりあえず書いとくよ、とカラオケの表示にみたいにオートマチックに書き上げときたいなと思ってはいる、のだけどやだなあ。なんでこんなことしなくていいのにしたいフリしてんだと、息苦しいまま己を嬲り続けている。必要とか不必要とかではないな、これは。そういえば朝、遅れる電車に、絶える気配のない寒さに、時間を経るごとに強まっていく風に、下がる気温に、そしてなんとか予告した時間に間に合いそうだと駅から走り出した僕を最後の大通りでつかまえる信号に、僕はなんでえおもんない、と悪態をついた。おもんねえけど抗えねえなと、おもろいだけじゃやっぱダメなんだなと思った。けど抗わなくてもよかった、そのたきは抗った方が気が楽だったし、あとあと面倒なことにならなそうだった。でもだからといって、おもろいだけではダメだということにはならないのだと今思い直した、論理を飛躍させるのはいいが、やるなら行き先を紋切り型の表現に定めてはならないのだ。あいつと相対するときは常にメタレベルにいたい。メタっているだけではまた大きな流れに飲み込まれてしまう、気がついたら左折専用レーンに誘われていたみたいにはなりたくないので、やはり自らの身体をもってそこに投げ込まれてみる、痛い目もたまにはみる、当たり前じゃないぞこれは、とその度メタを再定義する。自分の言葉でいっている、というつもりで。

おはようございます!マジで書いちゃうな。おはって打って観念する。なんでなんだろう、なんでとかないんだろうなほんと。あったとてほーんという反応しかできない。長い審議の末断念された、セブンイレブンへの入店、もといセブン銀行への入金もといアコムの無利息残高の返済。モリのお母さんが見えたからだ。もとい今すぐこの返済はやるべきものなのか、やるにせよやらないにせよここに確信めいたものは要らないのだと分かっている、ただあれこれ面倒な手続きを経てまで今日、すべての借金に別れを告げなくてもよいと思った。うーん。まだ悩んでいるフリをしている、なにがそんなに気に食わないのか。悩んで悩んで、セブンイレブンが経路に含まれるよう遠回りをして、コンビニの前までいって、それをしなかった。するのをやめた。端的に、損をしたような気分である。今日はそんなことばかりだ、と押し広げているようで

古賀及子さんの日記を読んでそれでもまだ書く気にならなかったからもうちょい、もうちょいと両手を伸ばして音量をひとつ上げて、恭平の「声」をきいた。ひとつの鍵をきいていたときは泣きそうになったが書く気にはならなかった。千葉さんがラーメン屋で瞳をとじてが流れてきて泣きそうになったときと似たような心の動き、いや心の動きとやりたいことの間にある関係、だろうか。なにはともあれ、だ、今日も書ききれそう。ほ。

この、もうここで一発書き出しちゃえばどうやっても書き終わる状態、ひいては一日のどのタイミングを切り取っても「やりゃあ進む、なんでやらないの」という状態に僕はいるわけで、なんでって言われたりゃそりゃ面倒くさいからなんだけど。面倒くさいにもいろいろあって、つまり僕は面倒くさいので面倒くさいで体の重さ、うつぶせにはなれそうか、うつぶせにさえなれれば書く気になれそうか、あえての乗り換えや窮屈なスペースでなおコートのボタンを外したりベストを脱いだりすることが求められるか、を言えた気になっていることになる。

面倒くさいでやらないでいる状態に留まっているのはそんなに嫌いじゃない。めんどくせー、を共鳴させるのはあまり好きではない、人に打ち明けるようなものではない。ひとりごとのように、俺はいまやってない、俺はいまやってない、と自らの居場所を確認している。足元の砂利をまさぐっている。このままではいけない、やらねばならない、この砂山はスターティングブロックにしたいがあいにく僕はたったいまその言葉を検索して知ったばかりだし、そんなにガチガチになるまでここでこうしていられないだろ。それは覚悟というより気質というより、主題、って言葉がなぜかぽろっと出てきて、それ以外思いつきそうになくなってしまった。主題による。俺の主題によって俺は焦らされている。

追記

キャッシュレス決済用の端末が調子悪かったので書いた注意書き、めちゃくちゃ綺麗にかけた。

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