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地盤改良と道路拡幅

今回の地盤改良工事は、福岡県筑後市富重エリアの道路拡幅に伴う工事でした。道路面積を有効的に使うために、L型擁壁ブロックを用いて、垂直な壁を作り出し、歩道部分を広く確保されています。通勤・通学に必要な歩道を整備されて、住み良い環境を目指されています。

こんにちは!
セリタ建設 芹田章博です。
現場のパトロールをしていると、私たちのような目線で工事を見ていると、その工事は必要だと思いますが、一般の方から見ると”何してるんだろう?”って思うと思います。そこを少しだけ解消出来ればと思います。

今回の工事で使われていたL型擁壁の説明を少しだけ。L型擁壁は、「たて壁」と「底版」によって構成され、背面から水平に壁を押し出す力が基礎を持ち上げる力に変換する構造になっています。つまり、土圧に対して、ブロックの自重とL型の内側に内包された土砂重量で抵抗し、転倒と滑動に対して安定を確保しているのです。

L型擁壁のメリットである広い空間を確保することが出来る反面、底面面積を狭くして自立させたので、土圧が底面に集中してしまいます。それによって、地盤改良が必要になってきます。
これからも、建設業のなんだろうを解説していきます。

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