着ぐるみが結婚式に来た話

ご無沙汰しております。
恋人を着ぐるみフェチに育て上げるなどしており、なかなか記事を書く時間がありませんでした。(大嘘)
あくまで私の書くものはエンタメとして見ていただきたく、以下事実かフィクションかは濁しておきます。

突然ですが結婚式に着ぐるみって呼べるものなんですね… 社会人数年の頃、学生時代の友人(仮名・舞)がスーツアクターをしていた話は散々回想してきましたが、彼女が結婚式にメルヘン魔法使い系の、あの人型着ぐるみさんを読んでいたのが印象深かったです。

版権ものってややこしい気しかしないのですが……

数年前、舞氏の結婚式に当時サークルの面々とお呼ばれした際の話。
結婚式にて、有志の面々が当時の腕を奮い、バンド演奏や演劇(私の学校は文化お盛んコースがありました)をしていた最後にサプライズがありまして、舞氏が大好きなアニメシリーズの着ぐるみさんを呼んでいました。

舞氏の、「全員呼ぶとお金がかかる…」という紹介のもと、現れたのは見慣れたキャラの着ぐるみ。
意外と近くで見るとドスドス言っててかなり面白かった。(可愛かった)
あとはショーではないので、基本音源がなく、中の人のハァハァとか、ドスドスした足音。衣装の擦れる音。コォー、コォーという呼吸音、普通に聞こえてくる。ここに子供がいなくてよかった。これももともと舞氏が所属していた事務所だからここまで緩いんだろうけど。

動画のSNSアップロードが禁止をルールに、写真撮影やテーブルをまわってくれる着ぐるみさん。意外と小さくてかわいい…と思ったが、舞氏もこれに入っていたから身長はそんなもんか。しかし動きがキレキレだが、あまりに着ぐるみの呼吸の音が大きく、かわいそうになってくる。

自分が学生時代着ていた着ぐるみに、可愛い可愛いとはしゃぐ舞氏。マスクの中身とか匂いとか重さとかこもる呼気とか知ってるのに、キャラクターとして接する舞氏。

サークルの一部が、「舞も着ろー!」とはやしたてる。着ぐるみとしてではなくキャラとして見ていた舞氏はプンスカしながらも、久々の着ぐるみとのご対面にまんざらでもないご様子。

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