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メソポタミア文明①

 久しぶりです。ようやくテスト期間が明けたので、世界史についての記事を出していこうと思います。初回は、4大文明の一つであるメソポタミア文明を取り扱います。ド素人の書く記事ですので暖かい目で見守ってくれると幸いです。


イェリコとジャルモ

文明の起源

 まずは、メソポタミア文明以前の時代から話を進めていきましょう。
 人類は、二足歩行を始めたことにより、道具の使用ができるようになりました。旧石器時代までは、打製石器と呼ばれる石を割っただけの道具を使用しており、狩猟・採集が生活の中心でした、しかし、新石器時代の到来によって、磨製石器が登場します。これは、打製石器の上位互換に当たる石器です。人々の生活が少しずつ豊かになり、果たして約一万年前の時代に農業が起こりました。
 見出しに書いてあるイェルコとジャルモは、農業の誕生によって生まれた世界最古の集落です。
 イェルコは、死海の北側に位置する標高の最も低い都市として知られています。「スルタンの泉(エリシャの泉)」と呼ばれる水源は、新石器時代から今日に至るまで、滞りなく機能しています。メソポタミア文明とはつながりのない都市ですが、後の旧約聖書に載る重要な場所ですので、覚えておいて損はありません。
 ジャルモは、イラク東北部に位置する集落です。こちらはイェリコと違い、遺跡だけが残っている状態です。1940年、イラン考古学総局によって初めて発見されて以降、数多くの考古学者によって発掘調査が行われています。メソポタミア文明の起源となった場所がジャルモであり、これから取り扱う様々な国家のルーツになっています。

都市国家の条件

 農耕・牧畜の始まりは、都市国家の出現を意味します。当時は、雨に頼った乾地農法が主流でしたが、川から水を引っ張る灌漑農業の成立によって、集落は飛躍的な発展を迎えます。作物の収穫スピードや、安定性が向上していくといったい何が起きるでしょうか?

 
 






いらすとや

 格差が生まれます。

 作物が余ってくると、生活に余裕が生まれます。生きていくために必死で畑を耕していた人々が、暇な時間を手に入れたのです。その時間は、集落を守るための訓練や、武器づくり、交易などに費やされました。そして、最も余裕のある人は、王として国をまとめ上げる権力を獲得します。こうして、農業一筋の平民から人を管理できる王にまで人のランクが振り分けられることになるのです。
 


メソポタミアの諸国家






参考

"イェリコ".Wikipedia.2024年1月8日(月).https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B3,2024年1月30日参照

”Jarmo”.Wikipedia.2024年1月15日(月).https://en.wikipedia.org/wiki/Jarmo,
2024年1月30日参照

画像 https://pixabay.com/ja/videos/


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