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UX Days Tokyo 2019 メモ: Krystal Higgins 「継続的ユーザーオンボーディング」 (3)

アフリカに生息するハタオリドリは草の葉を編み込んで複雑な形の巣を作る。
研究者は、遺伝的にこの能力を持っているのだと考えていた。
しかし幼い鳥に巣を作らせると穴が空いたりしてうまくできなかった。
少しずつ経験を積ませることで上手に巣をおることができるようになった。
オンボーディングはまさにこの役割を果たす

優しい道のりではないが時間をかけ、少しずつ高度にすることによって素晴らしオンボーディングを実装することができる。
そのためには評価をしながら作っていくことが必要
5秒テストなど、いくつかの評価手法がある

Daily Studyやコホート分析など長期的に評価を行う手法が特に有効

離脱者の分析含め、オンボーディングを長期的に観察・評価することによってカスタマージャーニー全体の改善を行い、同時にコアのプロダクトエクスペリエンスも改善することができる。

オンボーディングをバラバラの機能として設計するとこのようには行かない。ユーザーオンボーディングを考えるときにはシステム全体を見越してユーザのエクスペリエンスに寄り添って一貫したオンボーディングを設計することが必要。

改めて冒頭の質問に戻る:
Q: ユーザーオンボーディングはどこで終わるのか
この質問の回答を改めて考えてほしい。
職場でも議論してほしい。
ユーザを長期的に計測できるようにしなければならない。

前:UX Days Tokyo 2019 メモ: Krystal Higgins 「継続的ユーザーオンボーディング」 (2)

#design #onboarding #ux #userExperience

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