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漢方と鍼と薬局とわたし


漢方と鍼灸や指圧や経絡の治療は
中国では元々、セット治療?
だったんじゃないでしょうか。

と言うのは、どれもやっていることは
気=エネルギーを動かして
体を治している訳ですから

同時にやる方が断然効率がいいので
きっとセットだったんじゃないかなぁ?
……というのが私の推理です。

例えばリラクゼーションやエステに行くと
施術が終わって身づくろいをしている間に
隣りの部屋からガラスのかわいい器かなんかに
きれいな薄ピンク色のハーブティーを入れたのを
カチャカチャいわせて持って来てくれる所があります。
あれでよりリラックス感を味わったりする訳ですが。

あんな感じで昔の中国では、
鍼が終わり気が動いてすっきりベットから起き上がったところに
「ハイ、アナタこの汁ノンデ!」と
厚みのあるガサガサした手触りの重くてまあるい器に
弟子が煮出した茶色い漢方を入れて患者さんに飲ませる。

鍼の効果で気が動いたところに
更に漢方で気の流れに勢いを持たせて
それで仕上げ。

なんという合理的な治療なんだろう!!!
なんてことを妄想した訳ですが。。。


合う漢方はホント即効性に優れています。
飲んですぐに気(エネルギー)が動いて
30分もすれば楽になってきたのを体感できます。

最近は漢方を出してくれるクリニックが増えました。
とてもありがたいですが、漢方は副作用がないとか
長く飲まないと効かないとか言われる方がいます。

そんなことないのにね。。

漢方も間違った使い方では副作用がありますし
自分に合っている漢方ならとてもよく効きます。

残念なのは自分に合っている漢方を
見立ててくれる先生が
とても少ないのが現実です。

診ただけで滞っている気やエネルギーが
分からないのは普通だと思います。

だからこそ患者さんに色々質問して観察して
その方の体質に合った漢方を探して欲しいと思う
今日この頃です。

……もしも……

漢方薬局さんが鍼灸や指圧の資格を取って
治療後の気の滞りを善くした状態で漢方を処方すれば

患者さんの体に負担のない最小限の漢方で
体にも懐にも優しいんじゃないかと。

現代は弟子が裏のかまどで煮出す必要もない
エキス剤が出ていますしね。

なんて妄想してみた休日の午後でした。

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