身辺雑記(7月)

大学の講義も一段落して、なんとなく少し休めている気がする。東中野のシーシャ屋でボンヤリしてたらブログでもやるかって感じになったので、書いてみる。最近ボドゲつくったりメルマガ立ち上げたり、自主制作いろいろやってるので、そのへんの内容とか過程の気分とか。


ecg.magの立ち上げ

厳密には6月からだけど、ecg.magっていう月イチ刊行のメルマガを始めた。その月に各自が触れておもろかったURLを3-5本くらい紹介している。編集部はぼく以外に太田・松本。

「切り抜き動画からデザイン潮流まで」っていうタグラインがめっちゃ気に入っている(ネタ元は2ちゃんねるの「今晩のおかずからハッキングまで」)。ここ数年、「実際に」興味をもっていることについて、イイ感じに表現できているから。

ecg(enchant chant gaming)としては、これまで『意味ないのに無限』や『オートセーブ』といったエッセイ系の同人誌を頒布してきた。現在はお香を使ったボードゲーム「香感覚」を開発中だ(あとで書くけど、ガチで秋に出ます)。

批評誌をつくったりメディアっぽいプロジェクトをやったりしていたRhetoricaを解散して、それでも自主制作やらないと心身がダメで、いろいろ考えた結果この団体が生じた。

ecgは、あくまでゲームとエッセイを制作することがミッションだから、そんなに深い考えはない……と思いつつ、メンバーの性格的にコンセプトがないと無理なので、aboutのところにゴチャゴチャ書いてしまっている。興味がある人は読んでもらえたら。

レトリカをやっていたときから、定期刊行の媒体をつくりたいという気持ちはあったけど、怠惰により絶対に無理という結論で、これまでチャレンジしてこなかった。

今回メルマガを立ち上げてみたら、むしろめっちゃやりやすい。人間は変わるものですね……。楽しくやれているので、読んでみてもらえたら(無料だし、サイト上でも読めます、てか内容にはあんまり触れなかったけど、普通にオモロイではと思います)。

今後はゲストエディターにも参加してもらって、さらなるコンテンツ充実に努めていきたい(編集部的には飽き防止につながるので絶対やる)。

「香感覚」開発の本格化

メルマガ立ち上げによって機運が高まり、お香を使ったボードゲーム「香感覚」の開発も再スタートした。といっても、すでにゲームシステムはほぼできている。お香を発注したり、クリエイティブに磨きをかけたり、止まっていた具体的な作業を再開した感じ。

止まっていた最大の要因は、同人誌以外のメディアの自主制作に慣れていないからだ。つくらないといけないものも多いし、それぞれについて知見が乏しい。勉強しながら制作するのは超楽しいけど、時間がかかるし疲れる。

あと、どうでもいいけど、仕切る役目をわりと自分がやっているから、僕が忙しくなるとプロジェクトが止まるという問題もある。

今年はとにかく狂ったように仕事をしていて、それなのにさっぱり身体が壊れない。こういう場合、これまでであれば勝手に心身がバグって一時停止していたのだけど、謎に大丈夫になっちゃったから、自主制作に時間をかける契機が失われた。リスタートできたのは、さらに大丈夫さが増した結果だ。依然として時間はないのに、さらにボードゲームもやれてしまうほどに元気。元気っていうか、単に大丈夫というほうが正確なんだけど。

もちろん、どこかでまたぶっ壊れるかもしれないと思うとコワい。でも、かなり長期間だいたい同じくらいの状態をキープしているから、単純に能力が高まったということにして、負荷をかけてみている。

雑誌と違って、開発途中の段階でゲームの内容について語ることは結構難しい……書きながらそう感じている。そういうわけで、半分くらい自分語りになってしまったけど、ゲームを制作していることを知ってほしいのでとりあえず書いた。8月末くらいには、ちゃんと内容のある告知を始められると思う。結構な部数を制作するつもりなので頑張りますわ。

自己分析

仕事のリサーチでNewsPicksを見ていたら、自己分析みたいな記事に出会ってぼんやり読んだ。なんとなく面白い気がした。最近、学生と話していて、就活の話を聞いたこともある。

わりとキャリアの初期に独立してしまったからだろうか、仕事において、「なにが得意か不得意か」、「好きか嫌いか」みたいなことをピュアに話した経験がほとんどない。

独立してしまうと、自分から得意不得意を話すときは仕事を請けるためのプレゼンとしてやるだけだし、聞くときは一種のお世辞として受け取るだけなので、目的なしにこの種の話題をすることがほとんどない。

唯一記憶に残っているのは、学生の頃に柏野さんから言われた「セッシーのいいところは、感情が伝わるところだよ。自分では論理的だと思ってるかもしれないけど、気持ちが強みなんだよ」という言葉だけだ。

このフィードバックは強く心に残っていて、自分が悩んだり戸惑ったりしたとき、毎回助けられている。ちなみに、当時これを聞いたときはマジでウザいなと思ったし、それを顔に出した気もするし口に出した気もする……。だから、ありがたいという感情とセットで、毎回申し訳ない気持ちにもなる。

もしかすると、今もどこかの組織で働いていたら、先輩や上司がほかにもイイ感じの言葉をくれたのではないか。まあ、そんなものは幻想かもしれないし、会社の人に言われたらスネて一切聞かなかった気もするけど。

そういうわけで、無目的な自己分析?をやってみることにした。結果は以下である。

[得意・好き]
・見通しを立てられる:だいぶ意味不明だったり明らかに職能を逸脱したりしている案件であっても「自分的にはこう」という道筋をつくれる、なんとなく好きな気もする
・プロトタイピングできる:これから制作するものが「大雑把にどういう感じのものか」について、レファレンスを出したりその場でなにかを生成したりできる、なんとなく好きな気もする
・仕切れる: 個々の打ち合わせやプロジェクトの進行において、自分が中心になって進めることができる、なんとなく好きな気もする
・最後までできる:困難でも着地するまで諦めずに取り組むことができる、別に好きではないラクなほうがいい
・楽しくできる:冗談を言ったりなんとなく楽しげな感じを出したりできる、それなりに親しげなツラで話すことができる、そうするほうが自分も楽しいし好き

[不得意・嫌い]
・厳密に進行できない:あらかじめ決められた〆切・手順のとおりに機械的に物事を進めることができない、最終的に着地すればいいじゃんと思ってしまう(結果的にそれで心の底から失敗だったと思ったことがない)
・こだわりきれない:企画や制作物のクオリティについて自分のなかで100点満点が出るまで徹底的にこだわり抜くことができない、仕事として赤点じゃないかどうかで判断してしまう(結果的にそれで心の底から失敗だったと思ったことがない)
・テキトーにやれない:一定の整理をせず他人に仕事をぶん投げることができない、完全に抱え込んでしまうほどではないものの、よく考えたらすべて他人にやってもらえばよいことを自分でやろうとしてしまう

[未経験]
・超空中戦に慣れていない:企画や制作における「プロデュース」的な、謎パワポと予算管理と采配だけみたいな、ベンチでドカッて座ってる監督のようなポジションの経験が少ない(大企業で働いたことがない・請けている案件が大きくないから、かもしれない)、30代のうちにできるようになりたいができるかはわからない

結構素直に考えることができた気がする。これまで組織でうまく働けなかった理由がわかったような……。もっといろいろ重要な論点がある気はするけど、ここまで考えたら飽きた。ポジ8:ネガ2くらいでフィードバックをしてくれる人がいたら、お願いしたいところ……(DMとかください、よろしくお願いします)。

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