見出し画像

【覚書】同人ボードゲームの委託先候補

同人サークルAMaRo Project.(アメイロプロジェクト)
瀬田まみむめもです。

当サークルでは、直近では同人のボードゲームを作成しています。
ゲームマーケットの会場で頒布する他、様々な委託先を利用して販売もしています。

それぞれの委託先についての所感について一度まとめようと思い、このnote記事を作成しました。

なお、執筆時点の2024年3月4日時点の情報であり、あなたが見ている時期によっては古い情報になっている可能性があるため、その場合はご自身で改めて確認いただければと思います。

また、この所感は個人の感想となりますので、その点も留意いただければと思います。


Ⅰ.はじめに

今まで利用してきた委託先は以下となります。

  • ボドゲーマ

  • BOOTH

  • イエローサブマリン

  • メロンブックス

  • ファントム

現在、メインで利用しているのは、ボドゲーマとBOOTHで、ボードゲーム作品を委託をする場合は、この2つを最低抑えておけば良いかと思います。


Ⅱ.委託先候補

1.ボドゲーマ

https://bodoge.hoobby.net/

  • 委託手数料

    • バーコードなし:25%

    • バーコードあり:20%

  • 保管期間

    • 規定数を除いて、なし

現状、Tier1の委託先です。
ここに委託すれば間違いないです。
購入者に対して配送などで何らかのトラブルがあった際も、ボドゲーマ側で解決してくれます。

バーコードを発行できる環境があれば、バーコードを発行することで委託手数料は安くなります。

そして、詳細な計算については省略しますが、保管期間の規定数については、半年間まったく売れなかった作品に対して、その在庫が7つ以上ある場合、在庫が2つとなるように返送されます。
6つ以下の場合は、返送の対象外となります。
(なら、在庫が6つとなるように返送して欲しいものですが)

詳細については、以下を確認してください。

よっぽど売れる見込みがある作品でない限り、納品数は「在庫が6つ」となるように委託すると良いです。
在庫が2つ以下となると追加納品できますが、その際も「在庫が6つ」となるように、追加したいです。

納品時の送料はもちろん委託者負担ですが、ゲームマーケットの会場で納品可能で、その場合の送料はかかりません。
販売開始までのラグが若干長くなりますが、送料を抑えられるため、利用するのも一考です。
万が一、会場持ち込み分が売り切ってしまった場合も、ボドゲーマのエリアまで足を運んで、「納品できません!」と伝えればOKです。1回やりました。


2.BOOTH

  • 委託手数料

    • 5.6%+22円

  • 保管期間

    • 倉庫サービス:最後に購入されてから6ヶ月、別途保管料あり

    • 自宅発送:なし

今回挙げる中で、手数料がもっとも少ないサービスです。
作品を納品してBOOTH側で発送を代行してもらう「倉庫サービス」と、自宅から発送する2つのパターンがあります。

倉庫サービスは、ボードゲームジャンルの同人作品を作る前に少し利用していましたが、現在は利用しておらず、その時から制度が変わっているようです。
倉庫サービスは委託同様に、倉庫に対して納品すればOKです。ただし、最低合計30点以上となるように、申し込む必要があるようです。
なお、保管料がかかる場合があり、「月末時点で、全体の在庫数に対して20%の数」売れていないと月1000円の保管料が発生します。これは委託手数料とは別です。
在庫数の20%以上売れれば保管料はかかりません。
さらに、半年間で1つも売れなかった場合、返送となるため注意が必要です。

自宅発送は、その名の通り、注文が入ったら、自身で発送手続きする方法です。
発送方法によっては、自身の住所や名前で発送する必要があります。が、個人情報を公開したくない人のための「あんしんBOOTHパック」もあるため、その点は心強いです(その分、送料は張りますが)。
なお、自宅発送の場合、送料にも手数料がかかってきます。
また、何らかのトラブルがあった場合は、「BOOTHとしては当事者間で解決して」というスタンスなので、そのリスクもあります。


3.イエローサブマリン

  • 委託手数料:30%

  • 保管期間:基本的になし

現在は受け付けてもらうのは難しいかと思います。

オンラインショップに加えて、実店舗も備えていて、旧作も定期的に売れる、最強の委託先……であったのは、2023年の夏ごろまでです。

現在は新規の委託は受付停止しており、おそらく売れる見込みのあるサークル以外は委託終了しているのではないかと思っています(推測です)。
取り扱ってもらってるサークルは自慢して良いと思います。

当サークルの委託品は、ゲームマーケット2023秋の新作の委託は断られ、それ以前の古い作品から最近の作品まで「長期保管作品」として、すべて返送されているため、委託は完全に終了しています。
毎回、挨拶されていたイエローサブマリンの方も、ゲームマーケット2023秋ではぱったりといらっしゃらなかったのは非常に残念でした。

委託していた時は、毎月何らかの作品1つ以上は売れていました。
それくらい大きな委託先ではありました。


4.メロンブックス

https://www.melonbooks.co.jp/

  • 委託手数料

    • 30%

  • 保管期間

    • 半年程度、有料で継続可能

同人作品といえばメロンブックスですね。
委託したら後はおまかせです。

ゲームマーケットの会場では、営業の方が毎回挨拶に来られますが、検討しようが、委託しようが、1つも売れなくて返送されようが、状況を確認せずに「新作ありますか?」が第一声なので、若干不快です。
……せめて、状況を調べてから挨拶していただきたいものです。

ゲームマーケットをはじめ、各種即売会の会場でも回収をしており、手続きして持ち込めば無料で回収してもらえます。
返送時の送料も550円なので、ゲームマーケットの当日会場で売れ残った作品の返送料をかけたくない場合は、メロンブックスに委託してしまうのも手かもしれません。

ただし、半年過ぎてしばらくすると、返送の連絡があります。
その場合、返送してもらうか、そのまま処分してもらうか、手数料を払って引き続き販売してもらうか選択できます。
なお、返送時の手数料については、基本的には売上から引かれますが、1つも売れていないかつ、委託予定がない場合は銀行振込となります。

返送となった作品については半年程度、再度委託できない点は注意です。

ちなみに、ある程度の数を納品すれば実店舗でも置いてもらえると思いますが、10個程度では実店舗に置いてもらえません。
委託しましたが、1つも売れずに返送となりました。


5.ファントム

  • 委託手数料

    • 25%

  • 保管期間

    • なし

まんだらけが運営する、アナログゲーム委託販売サイトです。
こちらも納品したらおまかせでOKです。

いかんせん、マイナーなので、売れないです。
ファントムとしては力を入れたいという様子もありますが、あまり力が入ってない……ような気がします。
ぜひともボドゲーマと並ぶようになってもらえると、委託しがいがあると思います。

それと、サイトのUIが絶妙に不親切な気がします。
特に、返送はボタン一つで手続きできますが、どの作品が返送手続き済かの表示が一切なく、全作品返送の予定が1作品だけ取り残されてしまいました。
ちなみに、返送の送料の支払いは着払いです。

こちらも委託してはいますが、1つも売れていません。
それ以外の情報はあまりありませんが、候補の一つにする分は良いのではないでしょうか。



Ⅲ.おわりに

簡単ながらも、委託先についてまとめました。

基本的には納品して後はおまかせできる委託先が手軽だと思います。
その中で、委託可能な期間や手数料、保管料のバランスを考えて委託先を決めたいです。もちろん、1つに絞る必要はないです。

そして、備忘録的なまとめ方なので、足りない情報などもあるかと思いますが、誰かの参考になれば嬉しいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?