下北沢古書ビビビ店主より記念コメントを戴きました。

世田谷ピンポンズ五周年記念公演に際し、下北沢古書ビビビ店主より記念コメントを戴きました。

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ある日、突然謎の封筒が届いた。中には細谷さんという心当たりのない方からの手紙と CD が。 読んでみるとその細谷さんは世田谷ピンポンズというアーティスト名で歌手活動をしていて、古書ビビビがスズナリ横丁にあった頃にチラシを幾度か置いてもらいましたということが書かれていた。 そういえば・・とふんわり思い出しながらもそんなには覚えていませんでした、すみません。 そして新しい CD が完成したので聴いてください、そしてもし良かったらビビビさんで販売してくれな いでしょうか?的なことが書かれていた。自主製作と思われる CD のタイトルは「天井の染みを数えている間に」という印象的なもので、ケースは手作り風でジャケ中央が丸く切り取られ中の絵が浮かび上がってくるようなパッケージに対するこだわりが見られるものだった。本の持ち込みはほぼ無条件で受け入れているものの、CDは隣がユニオンということもありほとんどお断りしていた状態だったのだけど、せっかく送っていただいたのでとりあえず聴いてみることに。 そしたら、あれ?なんだこれ?歌声、歌詞、ギターのメロディ、どれも素晴らしい!どうやってお断りし ようか悩みながらCDをトレイにセットした自分を怒鳴り付けたくなるくらいの衝撃だった。すぐに連絡してぜひ販売したいということをお伝えして、以降は古書ビビビで全力を挙げて応援することになり今に至ります。店の平台付近に車輪を付けて動かせるようにしたのも、沢山のパイプ椅子を買ったのも、LED 照明の一部のみを黄色い柔らかな光のものにしたのも、年に数回開催していただいているピンポンズさんのインストアライブのためのようなものでした。ピンポンズさんのインストアライブ、 毎回お客さんの一人となって楽しませてもらうと共に、明日も頑張ろうという力も貰っています。 ピンポンズさん、デビュー5周年おめでとうございます。10周年、20周年イベントの際のコメントの時の肩書が「古書ビビビ店主」でいられるようにこちらも頑張りますのでピンポンズさんもこれからもずっと素敵な曲を届け続けてくれると嬉しいです。

下北沢古書ビビビ店主

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「大学受験なので抜けます。」

そうギターの高校生が言ったのを皮切りに、ドラムの専門学校生もそれに併せて僕がリーダーシップを取れないことを理由に脱退、バンドは解散した。

ここで音楽をやめるという選択肢も十分にあったのだが、元々、フォークシンガーになりたかった僕は本来の姿に戻ったような気さえし、かえって伸び伸びと一人で活動し始めることになった。

何カ所かのライブハウスのブッキングライブに出演し、特に一緒にやりたいわけでもない共演者、高いノルマ、お客さんのいないフロアに向かって歌うことにもいい加減嫌気がさした頃、それならば自分で好きな人を呼んで、自分の好きなようにライブを作ってみようと思い、始めたのが「おばけ少年の集い」という自主企画だった。
出演者にオファーし、フライヤーを作って宣伝する。
最初の会場は下北沢ロフトだったので、下北沢近辺のお店にフライヤーを置かせてもらいにいった。
その中で、僕が一番緊張したのが古書ビビビだった。
本や音楽に並々ならぬ熱情を持ち、生半可なものはすべてシャットダウンするこだわりの強い店主、というのが僕のビビビ店主への勝手なイメージで、お店に行ってもなかなか話かけることができず、店主の見えないような位置でうじうじと悩んだ挙げ句、ボソボソとフライヤーをお願いし、そそくさと帰るのだった。
店主が覚えていなくて当然だ。

それからも自主企画は続け、そのたびにこそこそとフライヤーをお願いしに行ってはいたが、それ以上に店主と喋ったりすることはできず、ビビビは僕の中で敷居の高い店であるというイメージのままだった。

2013年4月。
京都へと引っ越した。
ちょうど東京を離れるというタイミングで制作したCDが「天井の染みを数えている間に」だった。
東京から離れる、ということをテーマにしたようなアルバムになった。
5月。
CDが発売し、それに併せて東京でお店回りをすることになった。
東京から離れたということもあり、せめて名前だけでも知ってほしいとダメ元でビビビにCDを送った。
すぐ返事が来た。
なんと取り扱って下さるという。
嬉しかった。飛び上がった。
そこからビビビ店主とのやりとりが始まり、その年の年末にはインストアイベントまでお願いし、ビビビでのライブを定期的に開かせていただけるまでになった。
お酒やご飯をご一緒させてもらえるようになり、段々わかった。
ビビビ店主は、僕が考えていたような人柄ではなく、むしろ人見知りだったり、僕と似ているところが沢山ある(というと店主に失礼かもしれないが)それがまた嬉しかった。
古書ビビビを介しての縁が本当に多くて、改めてビビビ店主の凄さをいつも思い知らされるのだが、店主はそういったことはひけらかさず、あっけらかんといなす感じがまた男前である。(営業妨害かもしれない)

10周年も20周年も一緒にお祝いできるよう、精進していきたい。

2017年8月29日(火)ザムザ阿佐ヶ谷 (東京)

『世田谷ピンポンズデビュー5周年記念公演 都会、なんて夢ばかり』

開場18:00

開演19:30

前売¥2800(D込)

当日¥3000(D込)

■チケットについて■

◎前売チケット
こちらのチケットは品品堂HP( http://setapon.theshop.jp/ )から通販でご購入していただけます。
料金はドリンク代込みの¥2800です。
五周年記念特製紙チケットを送らせていただきます。

※こちらはサイトでチケットを御購入(前払い)していただく形となっております。

◎5周年記念Tシャツ付き前売チケット
こちらのチケットも品品堂HP( http://setapon.theshop.jp/ )から通販でご購入していただけます。
こちらのチケットは五周年記念Tシャツと特製紙チケットのセットです。
Tシャツとチケットのセットで¥4300です。

※こちらはサイトでチケットを御購入(前払い)していただく形となっております。

◎置きチケット
上記のような特別チケット以外にも、メールにてお名前を承り、入場の際に確認するだけの方法もあります。(値段は前売と同じです。)
setagayapingpongz7@gmail.com (こちらにお名前と枚数をお願いします)

※置きチケットのお客様は当日、会場でのお支払いとなり、前売料金での御予約となります。ご了承ください。
※学生の方は入り口で学生証提示で¥200キャッシュバックもあります。

■五周年記念グッズ販売予定■
五周年記念グッズを何種類か製作中です。
バッグ、Tシャツ、記念パンフレットなどを予定しています。

■その他、どしどし情報も追加していきます■
最新情報はHPやツイッターで随時、更新していきますのでチェックをよろしくお願いします。

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