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それぞれのその人らしさを大切にすること 山本響

この記事は2019年11月18日に投稿されたものです。
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初めまして!
横浜国立大学4年生の山本 響です。

私はCMSP(※Change Maker Study Program)53期のスタッフとして、小袖地区で活動していました。
初めて陸前高田市広田町に出会ったのは今年の3月。
5月からはスタッフとして広田に通うようになり、もう半年たちます。

この活動の中で私は広田の人、広田に集まる大学生から、宝物みたいな言葉や想いを、人生の幅が広がるきっかけをもらいました。

広田で人と繋がることによって感じたことを私の言葉で伝えたいと思います!


[小袖で出逢ったいくつもの夫婦の形・生き方]

私がCMSPのスタッフとして、広田に通う中でたくさんの出逢いがありました。

それぞれの町の人の、生き方、幸せの形、夫婦のカタチを感じ、その中で私がすごく良いなあと思うのは、いろいろなご夫婦の「夫婦感」。

どの家庭も、2人がつくるそれぞれのあたたかい空気感で、私たちを受け入れてくれます。

「今、この人と結婚して本当に良かったと思うの」と言いながら旦那さんのことを話す奥さん。
幸せな時はいつですかと聞くと即答で「今!」と答えてくださいました。

私は、見栄っ張りで、人によく思われたくてつい背伸びをしてしまうという話をした時、
「その気持ちは人として当たり前に持ってしまう気持ちだ」「頑張り屋だからな〜」という言葉をくれ、いつも大学生に元気をくれるご夫婦。

自分たち2人の「今」に幸せを感じている、あたたかい空気感を生み出す、ご夫婦。自分の中に信念のような、大切にしている価値観を持っているのをこの半年間お話しする中で感じました。

それぞれの家での、それぞれの夫婦のカタチが本当に素敵。


[オンリーワンな自分と、オンリーワンなみんながいること]

この半年間、私はチームの1人として走ってきました。
誰かと一緒に、何かを進めていくことは、楽しくもあり、難しいことでもありました。

私には苦手なことやできなかったことがたくさんあります。

誰かが上手なこと、出来ているところを見て、私出来ていない、克服しなきゃ!と思ってしまい、焦ってしまう。
誰かと同じ方法でやろうとすると、苦しくなってしまう。
そういう時がありました。

でも、「私なりの」人との関係性の作り方、伝え方、言葉で良い。今までの自分の人生で積み重ね、少しずつつくりあげてきた「私らしさ」が確かにあり、それで立ち向かっていくことが大事だと、チームのみんなからの言葉や自分を見つめること通して実感しました。

だからこそ、私らしくオンリーワンな自分でありたい。
私に沢山の言葉をその人らしく伝えてくれたみんなもそれぞれがオンリーワンな存在だと思います。

「小袖で出会ったいくつもの夫婦のカタチ・生き方」、「オンリーワンな自分」ということは、別々に考えていましたが、根本は私の中で同じなのかなと思います。

「それぞれのその人らしさ」

これが大事であり、これからも大事にしていきたい。
当たり前だけど、私が幸せに生きていくために、その人らしく生き生きとできる環境を広田だけじゃなく、私の周りで作ることがすごく大事なのだと思います。


最後に…

↓小袖地区に住むゆりさんとの1枚。
半年間の中でたくさん関わってくださった町の方の一人です。
優しい笑顔と自分の芯を持っている雰囲気が素敵だなと感じていて、
「広田着きました!」と連絡すると、いつも「お帰りなさい!」と言ってくださるのが嬉しいです。

いつも受け入れてくださるからこそ、私を始めたくさんの大学生がゆりさんと関わることができています。


※Change Maker Study Programは、陸前高田市広田町という「半島」を舞台に、町の人と向き合い、全国から来た大学生と町の方が共に「やってみたい!」をもとに地域のためになることを本気で考え、一週間で実行まで行う、地域おこし実践プログラムです。スタッフはこの実践プログラムを作りあげるために半年間広田に通い、町の人との交流やチームでのミーティングを重ねながら1週間のプログラムを作り上げていきます。

以下参考リンク↓

CMSPとは


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著者:山本 響 (CMSPスタッフ、学生メンバー)

経歴:
CMSP45期参加者
CMSPスタッフ53期小袖地区


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