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塗り絵が生み出す笑顔と元気


この記事は2020年1月22日に投稿されたものです。
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はじめまして!
現在CMSP(※Change Maker Study Program)57期喜多地区スタッフをしています、
青山学院大学1年の菅野睦子(かんのちかこ)です!
私がこの広田町と出会ったのは高校3年生の時でした。
その際、広田町で民泊したことをきっかけに現在学生メンバーとして携わらせてもらっています!
今回書かせていただくのは、Change Maker Study Program の中でお世話になっている
大好きな喜多地区の「シズ子さん」との出来事です!
心を込めて書いたので、ぜひぜひ読んでください。
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『塗り絵が生み出す笑顔と元気』
去年の5月頃から何度も何度も
通い詰めてお会いしていたシズ子さん。
塗り絵が大好きなシズ子さんは
いつも喜んで話をたくさんしてくれる。
だんだん、仲良くなるにつれて
心に秘めていた想いも話してくれるようになった。
そんなシズ子さんは
どこか私と似ているところがあって
だからかいつも会いたくなる方。
元気をもらうし、私も元気を与えたくなる。
2019夏季CMSPの1週間の中では、そんなシズ子さんの得意な塗り絵と喜多地区の伝統文化である七福神を掛け合わせ、
みんなで塗り絵をした。
素敵な笑顔が忘れられない。



10月頃、2019夏季CMSPの活動が終わり
お礼も兼ねて広田町に行ったとき、塗り絵の本を
プレゼントしたらすごく喜んでくれた。
「わざわざ私のところに来てくれるのは
 あなただけよ、ありがとう」
そんなことをいうシズ子さんに
次会えるのがいつになるか分からなくて
私がそばにいることを少しでも伝えたかった。
塗り絵の本はそんな想いも込めて渡した。
少し日が経ち、12月頃また行くと
プレゼントした塗り絵の本を持ってきて
途中まで完成したものを見せてくれた。
「この塗り絵、誰かにもらったんだけど誰だったか忘れちゃったの。」
渡したの私だよって言うと、
すごく嬉しそうに、ありがとうと伝えてくれた。
「もらったの覚えていても誰からもらったのか覚えられてなくてねぇ、、ごめんね。」
覚えていなくたって、会えなかった時間にも
この塗り絵を楽しんでくれていたのが
嬉しかった。
それから年をまたぎ、1月にまた会いに行くと
すぐにこの塗り絵を持ってきてくれた。
塗り絵は全て完成していた。
見てみると、綺麗な塗り絵の空いてるスペースに
「ちかちゃんありがとう」「ちかちゃんどうも」
というメッセージまで書いてくれていた。
嬉しかった。
私を見てすぐこの塗り絵を持ってきてくれたのも、名前まで覚えてくれていたのも嬉しかった。
「私字書けないの」
と言っていたのにわざわざ書いてくださったことを考えると、さらに嬉しくてしょうがなかった。



シズ子さんに笑顔や元気を与えたいと
思っていたのに、いつの間にか
私が笑顔も元気ももらっていた。
これからも会いに行きますからね。
シズ子さん、こちらこそありがとう。


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著者
菅野 睦子(かんのちかこ)
経歴
2019夏季CMSP55期喜多地区スタッフ
現2020春季CMSP57期喜多地区スタッフ
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※Change Maker Study Programは、陸前高田市広田町という「半島」を舞台に、町の人と向き合い、全国から来た大学生と町の方が共に「やってみたい!」をもとに地域のためになることを本気で考え、一週間で実行まで行う、地域おこし実践プログラムです。スタッフは、この実践プログラムを作りあげるために陸前高田市広田町に通い、町の方との交流やチームでのミーティングを重ねながら1週間のプログラムを作り上げていきます。
CMSPとは→ http://1week.set-change-maker-program.com/?page_id=5


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