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これからも旅を続けたい 保科光亨

この記事は2019年7月25日に投稿されたものです。
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こんにちは!
東京学芸大学3年の保科光亨(ほしなひかる)です

僕は2016年、当時1年生だった頃に『高田と僕らの未来開拓プロジェクト』(通称:たかぷろ)に初めて参加し、それがきっかけでその後は1年半リーダーを務めていました。
教員になりたいと強く夢見ていた自分にとっては、中高生と町の未来を描いたりプロジェクトをする中でお互いの成長を感じられることがとても新鮮で自分の芯が大きく変わっちゃうほど貴重な経験となりました。
ですが、「もっともっと人生を面白くさせたい、自分自身を成長させたい」と思い、2018年4月からは1年間の休学をする決断をしました!

今回はその休学という旅の1年間を終えた今の気持ちを少し書きたいと思います。



気づけば旅をしていた

「大好きな広田で暮らしてみたい!きっと見えるものや自分の心の何かが変わるはず!」

そんな想いで広田に飛び込みました。
当時は「自分の人生をただ楽しく生きたい」その一心でした。

移住中はハンモックを家の林につくるという小さなことから、好きな猫の写真を撮りまくって猫用のインスタのアカウントを作ることや、広田町史上初めて気球を誘致して飛ばすイベントをするなど、自分が楽しそう!って思ったものにひたすら挑戦し続けていました。


小さく小さく挑戦を繰り返すことを続けたら、次第に大きくなって習慣となり、やがてそれが絶対に自分が大切にしたいものへと変わっていったんだと思います。

だから僕にとって広田移住ライフはかけがえのない時間で、まるで24時間圧倒的に自由な時間が
『お前の人生は誰が決めるとでもなく全てお前が決めているんだ!』と、そう気づかせてくれました。

誰のためでもなく豊かになるために自分の生きる道を模索する。

もしかしたら僕は広田で旅をしていたのかもしれないです。




そしてデンマークへ

9月からは世界一幸せと呼ばれるデンマークの価値観やライフスタイルを学ぶためにヒッチハイクでデンマークを1周していました。


ここで初めて”旅”というものを意識し始めたのですが、
『そもそも旅ってなんだ?』という疑問が湧き出てきました。

旅を始めてみると、僕が想像していたものよりずっと安全で清潔で意外に楽だった感覚があったのです。
「旅って、有吉が昔やっていたことか?だとしたら今すぐにでもヨーロッパからアフリカにでも向かおうか」とすら思いました。笑


(僕の想像していた旅。有吉、電波少年でのヒッチハイクの画像)


それでも、デンマークではたくさんのことを学べました。
デンマーク独特の成人学校であるフォルケホイスコーレを視察したり、各地でホームステイをさせてもらってデンマークの幸せ文化であるヒュッゲ(Hygge)も体感したり、真冬の海にも飛び込んで生きている実感も得ました。

また時にはホストが見つからず北欧の冬で野宿をすることも何度もあったり…
そしてついにはスマートフォンも盗まれてしまいました…

デンマークで撮った約4000枚の写真と動画が一瞬にして消え去った悲しさ・悔しさがあったのですが、
それと同時にそんな貴重な体験をできたこと、「海外では日本の当たり前じゃないことが普通に起きる」ことを、体感で学べたことがすごく嬉しかった自分がいたのです。

(スマホをスられた日の写真。この経験を次に生かしていこうと必死に前を向いていました笑)



いつまでも旅をしていたい

元々僕は何をするにも頭ですぐに考えてしまって失敗を恐れて結局行動を起こさない人間でした。
それでも、『失敗して悩んだって仕方ない、何も変わらないんだから次に生かしたい!』
そう思えるようになったのはこの1年間でたくさんの経験をし、ポジティブな気持ちを育んできたからだと思ってます。

本当に日常が学ぶことだらけで、その1年間の旅を経た今、学ぶことが楽しくて仕方ない自分がたしかにいます。
吸収した分だけそれがエネルギーとなって、明日に向かってより明るい光が差すような気がします。

そして
”学ぶ”というのは生きる意志だと思うから、これからも学ぶことで人生を彩りたいんです。

そしてもし、”旅をする”ことが、”失敗しても成功しても良い、ただ人生そのものを楽しみ学び続ける”ことなのであれば、これからももっともっと自分の感覚に素直に行動して自分だけの道を歩んでいきたいんです。

僕は4月から復学をしていますが、大学という1年前の日常が今では非日常に思えます。旅だと思えば旅になる、そう信じて大学でも広田でもその他の場所でもたくさん感じて挑戦して学んで、自分が本当に歩みたい道をいきたいと思ってます!

最後に、こんなに自由で幸せな1年間を過ごせたのも、応援して下さる方々や隣で「いいね」と背中を押してくれた仲間がいたからだと思ってます。
本当にありがとうございました。

そしてどうかこれからもよろしくお願いします!


「私のベスト広田ピクチャー



移住中は毎日のように事務所で一緒に遊んでいたココ。
きっと俺が東京に帰っちゃって悲しんでいることでしょう・・・(‘_’)




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