見出し画像

メガネ「ようこそ、しえとみさん」



多機能メガネに、憧れがある。

最近だと「スパイダーマン ファーフロムホーム
スタークから受け継いだメガネは、音声1つで衛星を動かせる超ウルトラスーパー眼鏡。
劇中、最も重要なアイテムだ。
これがあれば、気に入らないクラスメイトも
ミサイルで一発KO。

画像1



ルーツでいうと、「名探偵コナン
多機能メガネの金字塔。
超広角ズームや、GPSの追跡はもちろん、盗聴機能もばっちり。
犯罪スレスレのチートアイテムだ。

画像2


ほかにも、「キングスマン」や「ミッションインポッシブルシリーズ」などスパイ物には欠かせないアイテム、
それが多機能メガネだ。


ほしい〜〜〜〜〜!!!!




…なぜ私がこんな事を言い始めたのか。



お腹が痛いからなのだ。


意味がわからないと思うので、順番に分解しようと思う。


今朝、めちゃくちゃお腹が痛かった。
それはもうベッドをのたうち周り、
脂汗を流しながらトイレへ這い寄って、
出社ギリギリまで粘るほどの痛みだ。

その後、薬を飲むも夕方になると効果が切れて、キーボードが手の震えで「ああああああ」と打ち込み続けた。


まじで、痛かった。


そもそも身体の痛みとは「体の不調を訴える機能」が主になる。
原始時代から、痛みにより身の危険をいち早く察して、異常に気づくことが生存率を高めてきたのだろう。

悪いものを食べると、お腹を痛める。
虫に刺されると、腫れて痛む。
指を切って、血が出て痛む。

そういった、異常状態を知らせる機能が「痛み」だ。



…それって、現代じゃ必要なくない???



痛みが、痛みである必要がないのだ。
目の端でピコンピコンと警告が出ればいい。

例えばタンスの角に指をぶつけても、
右足の小指ガ痛みヲ訴えていマス
とエラーメッセージを出せばすむ。

顔を歪めてしゃがみこみ、
「ーーーーーーッ、てぇーーー…」
と1人で耐える必要もない。


便秘気味でお腹が膨れても、
「腸内環境ガ、荒れていマス。薬〇〇を摂取シテ下さイ」
とメッセージを出せば解決するだろう。


ここで多機能メガネの出番だ!
危険を察知すると、視界が真っ赤になり「緊急事態」と表示され、すみやかに分析・対策をしてくれるメガネ。

最高じゃないか。

画像3


過度の痛覚は現代では不必要なのだ。
シャットアウトして、外部に抽出してしまえば人間は快適に暮らせるだろう。


もっと言えば、体をサイボーグ化すればいい。

現代人は平均視力が日々衰えている。
しかし!
視覚を機械化してしまえば、人類みな2.0。
いつでも高画質。
一眼レフより、肉眼レフ。

体も機械にしてしまえばいい。
疲れ知らずの完璧な肉体。
付け替え可能な腕や足。
自分の好きなようにカスタマイズして、君だけのオリジナルスタイルを確立しよう。



画像4


はやくこういうディストピアが来る事を心から願ってやまない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?