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肩にちっさいジープのせとんかい

私は欲のシェイプアップが得意だ。
言い換えれば「節制」。

効率的にカロリーを摂取し、大胸筋を鍛え上げ、増幅筋をバキバキに割る。

そうしてボディビルダーが己の体を鍛えるように、私も欲を研ぎ澄ますのだ。
「自分の欲望をコントロールし、細かな習慣を積み重ね、効率よく生活をする。」

誰のためでもなく己の為のみ。

なんやねん このフリー素材。


会社に属するようになり私はしばしば「何の為に働いているのだろう?」と考えるようになった。誰しも一週間に一度は考えるであろう ありきたりな疑問だ。

考えた結果、自分の中で一つの答えがあった。「海外旅行」のためだ。
お金を気にせず、長期間、異国の地を旅したい。

幸い、今の会社は労働環境が整っている。
心労の重い仕事でなく、定時に帰宅でき、気のいい先輩方に囲まれ、楽しく仕事ができる。

ただ、お給料は少ない。
「しんどさ」と「お金」は比例するのを実感した。

薄給の中、いかにお金を貯めるか…
それが私を「欲のシェイプアップ」へと導いた。
(怪しくないです)

欲のシェイプアップ、と大層に言っているが、やっているのは当たり前の事だ。

お金と気持ちの費用対効果が高いものを選ぶ。

大学生が使いたがる言葉 No1の費用対効果だが、実際すごく大事だと思う。
※この話は、生活必需品以外の物についてです。

例えば、映像コンテンツ。
TVを買うのか、DVDを買うのか、はたまたYoutubeを見るのか、Netflix・Amazonprimeに入るのか。

無数の選択の中で、自分の「欲」を見つめて必要なものだけを選ぶ。
値段と時間と気持ちの擦り合わせをしてゆく。

TVの生み出す時間を重視するのか、内包コンテンツを重視するのか。そのものをインテリアとして考える人もいるかもしれない。

実家を離れ、一人暮らしを始めた今だからこそ、この取捨選択がいかに難しく、楽しいかを知った。

どの筋肉を鍛え、魅せたいか。
取捨選択のキレで、変わっていくのだ。

食べ物、衣服、本、装飾品、雑貨。
「もの」に関しては質と欲に、ストイックになればなるほど良いと思っている。

ただ、チートデイは必要だ。
筋肉が気張ったまま、エネルギー消費が続いた状態の低燃費の体に、ご褒美をあげる日。
心のチートデイ。

私はそれが、「体験」への出資だと思う。
旅行や友達と話す時間。
これをチートデイとし、お金を惜しまない。


と色々書いたが、これは至極当たり前の事だ。
ただできない人も多い。
(私の姉はくっそくそ下手)

なので自分の周りで、頑張っている人を見たら褒めてあげましょう。




「しえとみキレてるよ!!」


「財布がパンパン!!はちきれる!!」


「えべっさん!!」



こんなん言われたら奢っちゃうね。

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