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恩師、逝く。

先日、子供のころにお世話になった柔道の先生の訃報がとどきました。

今年に入って二人目で、お一人はご高齢だったのですが、最近亡くなられたのは自分の親と同世代でした。

私が子供のころに通っていた柔道教室は自衛官の方がボランティアでされているお教室で、おそらく今もまだやっているはずです。

子供のころから通っていたのでこんなものか、と感じたいたのですが、今振り返ってみるとめちゃくちゃ厳しかったです。

弱くて怒られることはないのですが、言うことを聞かなかったり、怠けると竹の棒で容赦のない愛の鞭が飛んできました。

今はそんな指導はされないと思うのですが、古き良き時代だったなぁと感じます。

お二方とも忘れ難い先生なのですが、ご高齢で亡くなられた先生は赤白帯の師範で、いつもガハハハハハと明るく大きく笑っている方でした。

ちょっと変わった癖をお持ちで、言うことを聞かない子もそうでない子も自分の帯で腰を括り、道場の柱に括り付けて逃げようとする様を見てガハハハハハと笑う愉快な癖強おじさんでした。

子供好きのおもしろい方なので、みんな懐いていたように思います。

もう一人は小柄でめちゃくちゃ身軽な先生で、道場でお見かけするときはいつも柔道着に丸坊主だったのですが、私服がおしゃれでビンテージの革ジャンに革のブーツを着こなすようなダンディな方でした。

私も革ジャンが好きなので、色々お話を聞いてみたかったです。

懐かしさと、もう会えない寂しさが同時に沸き起こってきます。

#忘れられない先生

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