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いろいろ伝わる「ありがとう」


昨日、イッツ・ア・スモールワールドの話を書いたけれど、リニューアルする前、ボートがもう着きました、という最後のトンネル?の壁に、

世界のことばで「さようなら」と書いてあったのを覚えている。

リニューアルしてからはまだ行けていないので、今はどうなっているのかわからない。かわってしまったかもしれない。

そこがすごく好きだった。乗り降りするお客さんの調整というか、時間稼ぎというかそのために飽きないように作られたスペースなのだと思うけれど、もう着いちゃった、という寂しさとまだイッツアスモールワールドの中にいるんだという幸福感と、世界の境界に漂いながら、
世界の色々なさようなら、を1っこでも覚えようとしていた。


これに近いことをインスタグラマーのDがやっていて、つまり世界中のことばに翻訳してインスタのコメントをあげている。

少し前にテレビに出ていたDは、誰もやっていないことだからすごい時間はかかるけれど一つづつ翻訳機にかけ、世界のことばに訳してからあげてるという話をしていた。

これ、子供の時には一度くらいやりたくなることの気がする。

英語の「Thank You」 を知ると、
中国語では謝謝、フランス語ではメルシー、イタリアはグラッチェ、と

子供の頃、得意げにいくつか披露したりしてたのを思い出す。


韓国語で「ありがとう」

と聞くと、すぐ思い浮かぶのが「カムサハムニダ」だと思う。

この「カムサハムニダ」は、例えばスピーチの後で使うような割とフォーマルにも使われることばで、(日本だとご静聴ありがとうございました、みたいな)「感謝します」ということになるため、もうちょっと普通の「ありがとう」がある。

「コマスミダ」

これの方が、より一般的な「ありがとう」に近い。

これがそのままタイトルになった、
コン・ヒョジンとチャン・ヒョクの有名なドラマもある。

ただ世界中に韓国語のありがとうとして知られている言葉は
「カムサハムニダ」の方なので、ソウルで「コマスミダ」を使うと

「あれ、なんでその言葉を? 」という雰囲気になる。

留学生?とか、なぜ韓国語が話せるの? という風に。

たった一言の簡単な言葉なのに、一気に親近感を持ってもらえてお得な
言葉だ。

多分、「ありがとうございます」は外国の人も知っている人が多いけれど、
「お世話さまです」とか「助かります」とか言うと、ん?となる・・・
かな、日本語はやっばり「ありがとうございます」が一番一般的に使われる感謝を表す言葉な気がするけれど。

でも「ありがとう」をその国の言葉で言ってもらえるとやっぱり嬉しい気がする。


ちなみに先日記事でも紹介した「高校世渡り王」というドラマでは主人公の高校生が「ありがとう」と言う時、

サンキューベリーカムサ

と口にする。
企業に本部長として入ってくる本当は高校生である主人公の若さ、自由さを
一番身近な言葉で伝わるようにしたのだと思う。

「ありがとう」で伝わる事って、いろいろあるなあ。



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