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思春記。〜流れる感情〜

本日も書いていきます。

校庭から水飲み場に移動し、背景を変えています。
女の子の表情は写さずに、
体重を水を飲むところに預けています。

女の子の全体の形と、女の子目線で、水を飲むところを2連で載っけています。
写真を見る人が、一人称、この女の子に感情移入できるように工夫しました。
あえて表情を写さないことにより、キティちゃん効果のように色々な表情を当てはめられます。

水飲み場が写っていなくても、構成と仕草で水を飲み終わったということを伝えることができます。

なんて事のないベンチが背景にあるのですが、女の子の目線をベンチに動かすことによってストーリーを生むようにしています。
友達と座っていたのか、恋人同士で座っていたのか、それともそこにいつも好きな人が座っていたのか。ほんの少しの表情の変化なのですが、わかりやすい表情の変化と、一ミリくらいしか違いがわからない表情の変化のものを載せると、表情の幅が広がります。

水飲み場で遊んでいる。という第一印象とともに、ひねれば永遠に流れ続ける感情とみたてて題名をつけています。
透明なものの、形がないものという共通点をリンクさせてました。
これもリアリティのないポージングにすることによって、抽象的な表現をしています。

最後の二枚は、カメラ的には顔が写っていないのでNGみたいなこともありそうなのですが、あえて見え辛いのも意味があるので載せました。

これはものすごく賛否両論なのですが、目のライティングができない(目に光が入っているとモデルが魅力的に映るのに入らない)ことや、顔に髪の毛がかかっている。

等を気にするのは、グラビアや、宣材写真や、商用の写真であって、このような作品撮りの場合は、リアリティも兼ねて、目に光が入らない環境、アングルだったのだな。白飛びするほど明るかったのだな。顔が認識できないほど風が吹いていたのだな。と感じられる方がいい場合もあると考えます。

今回もタラタラと、書いていきましたが、一枚一枚がしっかり意味があり、わたしにとっては宝物のような写真です。

また次も書いていきます。
みてくださりありがとうございました、

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もし心を動かされた方がいましたら、少しでもサポートいただけるととても嬉しいです。これからもたくさん作品を生んでいきます。