暗闇の中に光が灯ろうとしている

真っ暗闇の中で動き出そうとしている

1人を大事にすることは、みんなを大事にすることなんだ

みんなを大事にすることは、時として涙となり、時として喜びの爆発につながるんだ

笑顔の中に戦いがあり
戦いの中に笑顔があるんだ

得体の知れない、自分の中の怪物が
自分のすべてを喰い破ろうとしても

僕たちは勝たなければいけない
光を探し出し、光の喜びに満たされねばならない

そのためには、
そのために僕たちが出来ることは、、

自分の影を大切にすること
自分の傷を大切にすること

目の前の人に想いをよせて
目の前の人の傷を感じ
震えるように、あなたの涙を流すことだ

病のため、苦しみのため
孤独の牢獄につながれたとしても

僕たちには、目があって、耳があって、手があって、足があって、
僕たちには、心があるんだ

1人を大切にすることは
自分を大切にすることは
この世の憎しみ汚さ、その全てを愛することなんだ

それが可能になった時
僕たちの怪物は、涙を流して微笑むだろう

それが可能になった時
宇宙の怪物は、涙を流して
僕たちの方へ、歩み寄るだろう

冬の晴れた、午後の公園で

脚の不自由な、おばあちゃんに会ったんだ

僕の心は、おばあちゃんに歩み寄り

太陽の光の下で、あいさつを交わしたよ

おばあちゃんは、とっても優しく微笑んで、

僕の怪物の、頭を撫でてくれた

その時、近くにいた小さな男の子が泣き止んで、

砂場で遊んでた、友だちの方へ、
何かを思い出したように、
走り出した

それを見ていた、公園中の人たちが
「なんてことないよ」
っていう風に、笑ってた

だから僕は、今夜、お母さんに電話して、
「おやすみなさい」って言うんだ

小さく、優しく、この声で
「ありがとう」って話すんだ

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