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【令和3年後期 No.5】電気設備に関する用語の組合せのうち、関係のないものはどれか。【2級管工事 1次試験】

難易度コメントと答え

難易度:★★★☆☆
知識問題です。
頻出用語が多いです。しっかり覚えて得点源にしたい分野ですね。

正解は(4)。

問題の解き方

まず頻出の用語は(1)の漏電遮断器です。これは確実に抑えておきたいところです。
 まず地絡の意味は「電気回路は大地に接触し、大地に電流が流れること」です。つまり設問の地絡保護は「大地に電流を流さないようにする」という意味ですね。
 漏電遮断器は地絡の際に自動的に電路を遮断します。ということは関係があるので(1)は該当しませんね。

 続いて(2)の配線用遮断器ですが、こちらも頻出です。(1)と同様に抑えたい問題です。
 まず短絡の意味ですが、回路内の2点間で抵抗の小さい導体で接続することです。ショートとも言います。こちらの方が聞き覚えがあるかも知れません。
 「抵抗が小さい導体で接続する」、「抵抗が小さくなった」と言い換えれば伝わりやすいでしょうか。すると回路内で流れる電流が大きくなります。
電流が大きくなると火花や熱が発生し、火事の原因となるわけです。
 そこで配線用遮断器です。短絡や過負荷が生じた場合に自動的に配線を遮断する装置となります。ということで(2)も関係があるので該当しません。

 (3)はかなり常識的な問題ですので抑えておきたいですね。接地とは電気機器と地面をつなぐことで、漏電した際に人体に感電しないようにしています。

 残った(4)ですが、サーマルリレーは過電流保護です。日本語では熱動継電器とも言います。
 力率改善と関係があるのは進相コンデンサです。力率は電力効率のことです。
 したがって関係のない(4)が解答となります。

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