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【ポケカ】ターボ型クワガノンVデッキ

はじめに

こんにちは、ポケカプレイヤーのsetyです。
今回noteで紹介するデッキはクワガノンVのデッキになります。
ここ最近では海外でも結果を残して話題になっているデッキの一つです。

クワガノンVというカードが好きでいろいろなデッキで使ってはいたのですが、今回大型大会でも結果を残しているということで以前自分が使っていた雷ターボパルキアのレシピを参考に組んでみました。
調整はしていませんが、組んだ状態で勝率も6~7割ほどのかなり納得のいくレシピができたのでぜひ読んでいってください。

デッキコンセプト


今回のデッキは、クワガノンVの上技「パラライズボルト」をメインで使い、相手がグッズを使えない状態にして戦っていくコントロールタイプのデッキとなります。なるべく早く準備を整えて相手を妨害するために特性「ふしぎなしっぽ」のミュウで必要なグッズを集めて、特性「エレキシンボル」を持つサンダーでダメージを上げて戦っていきます。
コントロールタイプのデッキなのであえて相手のポケモンを倒さない等のプレイングが必要になりますが、一度決まってしまえばかなり一方的な試合展開にすることができます。ロスト系にもかなり強く出れるデッキなのでぜひ練習して使ってみてください。

環境における立ち位置

現在の環境は勝率や使用率の面から、

Tier1
・パルキアVSTAR
・ギラティナVSTAR
・ロストバレット(LTB)

Tier2
・アルセウス(うらこうさく、ギラティナ等)
・ミュウVMAX
・キュレムVMAX
・レジギガス
・ゾロアークVSTAR

Tier3以下
・アルセウスジュラルドン
・ディアルガVSTAR…etc

であると考えます。
この中で、Tier1に位置するパルキア、ギラティナ、ロストバレットのデッキは基本的にグッズを使うことで準備を進めていくデッキとなります。これらのデッキと対戦する際にはクワガノンVの技が決まればかなり有利に試合を進めることができるため、Tier3までに入るかは微妙ですが立ち位置は悪くないと考えます。

デッキレシピ


デッキコード【MMyy32-ML5Qwd-pppUMp】

これが今回のデッキレシピになります。
パッと見だと強さが伝わりづらいと思いますが、使ってみるとかなり強いデッキです。
基本的に後攻を取りますのでそれを踏まえて採用枚数の理由を書きます。

各カードの採用枚数の理由

・クワガノンV
このデッキのメインアタッカー
絶対に使用するカードなので複数枚採用
クワガノンVでスタートしてしまうとデッキがばれて先攻の相手のターンでグッズを使われて準備されてしまう→なるべくスタートしたくないのでギリギリの2枚

・ライコウV
このデッキのサブアタッカー&フィニッシャー
1ターンで起動できて中~高打点が出せるアタッカー
エンテイ、ライコウ、スイクンの中では一番タイプが優秀(対パルキア)
基本的にはクワガノンVで戦うのでおまもりとして1枚採用
(対ミュウ等では勝率を上げるための重要なカード)

・サンダー(エレキシンボル)
低い打点を補うために採用
VSTARやVMAXをパラライズボルト+ちょうでんじほうで倒す際に必要
1匹→ウッウ
2匹→キュワワー、かがやくゲッコウガ
3匹→ヤミラミ
をワンパンできる
ベンチが埋まるタイプのデッキなので出す場所があまりないため3枚

・ミュウ(ふしぎなしっぽ)
後攻1ターン目で技を打つ確率を上げるために採用
ふしぎなしっぽで必要なパーツをサーチしやすい
ミュウがバトル場でスタートしたいため複数枚採用
枠が足りないため3枚(本当は4枚いれたい)

・ドラピオンV
ミュウVMAXデッキに対してかなり強力
ドラピオンVSTARのVSTARパワーが強力
うらこうさく軸のデッキに対して「どんどんよぶ」の返しでベルト込み220
ドラピオンVでスタートしたくないため1枚
ミュウ以外だとあまり使わないため1枚

・ドラピオンVSTAR
VSTARやVMAXが主体のデッキと殴り合うために必須のカード
VSTARパワーで麻痺+パラライズボルト→次のターン相手は基本動けない
1回使えれば十分なため最低限の1枚

・ガラルジグザグマ
足りない打点を補うために採用
回収ネットとの相性がいい
回収ネットで使いまわすため1枚(ベンチの枠に余裕がない)

・バケッチャ
クロバットやネオラントVの特性を絶対に使いたいため採用
回収ネットとの相性がいい
複数枚入れるとかなり邪魔なため1枚

・かがやくゲッコウガ
前半のドローを増やす&後半の安定感を増すために採用
回収ネットで特性を使いまわせる
エネルギーをトラッシュできるためメロンとの相性がいい

・クロバットV
特性でドローができるため後攻1ターン目の安定感が増す
サポートはメロンを使用するため少ないドロー枚数を補うことができる
エレキシンボルやドラピオンを出す関係でベンチに余裕がないため1枚

・ネオラントV
後攻1ターン目でメロンを確実に打つために必要
前半に使用しなかった際は後半にボスの指令をもって来れるので強力
クロバットVと同様1枚採用
(負け筋を減らすために意外とアクアリターンを打つこともある)

・クイックボール
基本的にたねポケモンが多いため採用
並べたいポケモンがかなり多いため4枚採用
水エネルギーをトラッシュする際にも便利

・ハイパーボール
ドラピオンVSTARを持ってくる際に必要
クイックボールのかさ増しとしても使えるため複数採用
クロバットVとも相性がいい
前半は必要なカードが多い
→手札が足りなくなるので入れすぎると邪魔になる
後半はツツジやマリィ対策で手札を減らせるため多めに3枚
水エネルギーをトラッシュする際にも使用するため多めに3枚

・ヒスイのヘビーボール
必要なポケモンの種類が多く採用枚数は少ないのでサイドから回収したい
ミュウで回収できるので最低限必要な枚数の1枚

・回収ネット
バトル場で使ったミュウを回収してアタッカーをバトル場に出せる
特性を使用したかがやくゲッコウガを回収して場に出すと特性がまた使える
ジグザグマの特性を使いまわせる
不要になったカードを回収してベンチを開けることができる
メリットが多すぎる&使いたい場面が多すぎるため4枚採用
(残り枚数に気を付けないと詰め切れなくて負けることも…)

・トレッキングシューズ
ミュウで回収できて山札をドローできる便利なカード
山札を掘るスピードが大事なデッキなので採用
スピード雷エネルギーでドローできるためそのかさ増しとして少量採用
必要なカードが多く採用の枠があまりないため2枚

・エネルギー転送
エネルギーが水、雷の2種類入っているので採用
欲しいエネルギーを選んで持ってこれるのでかなり便利
ミュウで回収できるので多めに採用
エネルギーの代わりにもなって、山札の圧縮もできて強力
4枚採用もアリ

・ふつうのつりざお
ポケモンの枚数が少ないため、使いまわす際に便利
特にボールのコストにせざるを得なかった場合に安心してコストにできる
エネルギーを戻す効果はあまり使う場面がない

・ポケモンいれかえ
ボスで縛られるとパラライズボルトが打てなくて崩されやすくなる
ポケモンVをたくさん並べるため回収ネットだと対応できない場合がある
ミュウでふしぎなしっぽを使う前後に使用できると便利
手札をキープできるデッキなので途中で拾えれば十分→最低限の1枚採用

・あなぬけのヒモ
いれかえカードとして採用
相手のベンチポケモンが1匹の時はボスの代わりにもなる
サイドを取り切る際にベンチポケモンを倒すために使うこともある
最低限の1枚採用、妨害性能をあげるするために2枚以上の採用もアリ

・ふうせん
ミュウにつけることでバトル場が空くたびに特性が使いやすくなって便利
他にもボスの指令で呼ばれて困るポケモンが多いため2枚採用
ポケモンいれかえ、あなぬけのヒモと違って効果が使いまわせる
引いたタイミングでつけておいても強いため多めに採用

・こだわりベルト
技の打点を挙げる際に必要
サンダー、ドラピオンVSTARの特性と組み合わせることによりVSTARをパラライズボルトだけで倒しきることも可能になる
パラライズボルト+ちょうでんじほうで倒しきる際にも使いたいカード
ライコウVにつけると相手の意表をついてポケモンVを倒せる
ポケモンVを倒すペースが上がるので相手の準備が整いにくくなる
試合中に使うことが多いので2枚採用

・タフネスマント
メインアタッカーがポケモンVでたねポケモンなので採用
クワガノンVにつけるとウッウ、ヤミラミの攻撃を2回耐える
パラライズボルトでこだわりベルトがつけられない
→かがやくリザードンの攻撃も1回耐える
サンダーにつけるとヤミラミのロストマインを耐えることができる
ロスト系以外だとあんまり使わないため1枚

・メロン
後攻1ターン目でパラライズボルトを打つために必須
ちょうでんじほうでエネルギーをトラッシュするので補充する際にも使用
逃げるエネルギーをつける際にも便利
トラッシュから加速なのでボール系やかがやくゲッコウガと相性がいい
雷ターボパルキアの時は3枚採用(スターポータルがあるため)
→技を打ち続けるには3枚だと少ないと感じたので4枚採用

・マリィ
ロスト環境は相手の手札がたまる→手札に干渉したいので採用
ピン投のカードが多いため手札を切らずに済んで安全に立ち回れる
メロンを打つことの方が多いため最低限の1枚採用

・ボスの指令
ボスの指令→パラライズボルトが強力
どの試合も1回は使うタイミングがある場合が多い
メロンを打つことが多いため3枚以上の採用は少し邪魔だと感じた
1枚だと勝ちきれない場合があると考え2枚採用

・トレーニングコート
基本エネルギーが2色あるので安定感を増すために採用
かがやくゲッコウガとも相性がいい
バケッチャで割れるので相手のメリットになりにくい
雷エネルギーを確実に回収したい場面が多いため2枚採用

・スピード雷エネルギー
メロンの3枚ドローが少ないためデッキを回しやすいように採用
雷ポケモンがメインアタッカーなのでメリットが大きい
どうしても1ターン目に必要札をそろえたいので4枚採用

・基本雷エネルギー
エネルギー転送で回収したいため、サイド落ちケアの2枚

・基本水エネルギー
3枚だとメロンが余ってしまう場合があるので4枚
ミュウで転送が回収できるので1枚減らしてエネルギー転送にするのもアリ

採用候補カード

・クラッシュハンマー
相手のテンポを遅らせることができる
エネルギーを準備する時間を稼ぐことができる
不安定で裏が出た場合試合のテンポを取られやすい
→技を打つことを優先して不採用

・いれかえカート
クワガノンに使用できると強力
ドラピオンVSTARを縛られるとかなりきついため不採用

・バトルVIPパス
ポケモンを複数並べることより正しい場に配置することを重要視
ミュウの特性で回収はしやすい
ジグザグマやクロバット等の特性が使えない
後半に使えないのが弱すぎるため不採用

使用する際のコツ

・必要カードを把握する
妨害デッキの特性上、こちらの盤面が完成する前に相手の盤面が整ったら追いつかなくなってしまいます。そのためどうしても後攻1ターン目で技が打ちたいのですが、その際に

1.トラッシュにエネルギー
2.バトル場にクワガノンV
3.手札に雷エネルギーとメロン

が必要となります。これらの条件を整えるためには手札に何のカードが必要かを把握して準備を進める必要があります。ボールからネオラントでメロンを手札に加えたり、ミュウのふしぎなしっぽで回収したエネルギー転送で足りないエネルギーを加えたりと、複数の動作が必要になるため混乱せずに落ち着いて回せるように練習をしましょう。後攻1ターン目で技を打つ練習は一人でできるため時間に余裕があれば繰り返し練習を行うようにするといいと思います。

・目先の利益にとらわれないようにする
例えば、ちょうでんじほうで相手のポケモンVを倒せる場合でも相手の盤面がうまく出来上がっていない場合はパラライズボルトでじわじわと削っていく方が強い場合があります。相手がエネルギーをつけずにサポートも打たないまま番を終了した場合はできることがない状態になりますのでグッズを止めたほうが強いです。
また、ロストバレット相手だといれかえ手段をグッズに頼っている構築が多いので、相手の前のキュワワーをあえてサンダー1匹+パラライズボルトでHPを10残すことによって相手のキュワワーは逃げるためにエネルギーをつけなければなりません。その場合、他のポケモンにエネルギーをつけられなくなってしまうので逃げようとすれば相手の準備が遅れることになります。逃げずに後ろのポケモンを育てた場合はガラルジグザグマのかんしゃくヘッドでとどめをさすことによって相手が育て始めたポケモンを先に殴ることができるのでかなり有利に試合を展開することができます。
コントロール系のデッキなのでポケモンを倒すことより相手に思い通りの動きをさせないように意識しましょう。

・相手の意表を突く
このデッキにはサンダーやこだわりベルト、ガラルジグザグマなど1ターンで与えられるダメージを上げることができるカードがたくさん入っています。これらのカードを駆使することで相手のポケモンを倒すことができますが、それがばれると相手は対策をしてきますのでなるべくばれないように立ち回りましょう。
例えば、あなぬけのヒモを使った場合やガラルジグザグマで相手のバトル場のポケモンにとどめを刺した場合、相手は攻撃を受けても大丈夫なポケモンを選んでバトル場に出すと思います。その際に相手のベンチにサンダーやガラルジグザグマ、こだわりベルトを使用することでギリギリ倒せるポケモンがいるとします。これらのカードを先に使用してそのポケモンを倒す準備をしてあなぬけのヒモを使った場合、相手は倒されることがわかっているため素直にそのポケモンをバトル場に出してくれることはほとんどありません。しかし、それらのカードを手札に隠し持っている状態であなぬけのヒモを使うことで、こちらの攻撃を耐えられると思い重要なポケモンをバトル場に出してくれることがあります。その状態で重要なポケモンを倒すことができればかなり有利に試合を運ぶことができます。
細かい心理戦にはなりますが、これができるとできないとでは勝率に大きく差が出るためなるべく情報を開示しないようなプレイを心がけましょう。(このデッキだけではなくすべてのデッキを使用する際に重要)

・各対面への有効な動き

ミュウ
パラライズボルト→こだわりベルトもパワータブレットも使えない
ドラピオンVで確実にサイドを3枚はとる(ミュウVMAXワンパン)
ライコウを育ててボスの指令でゲノセクトを倒す動きが強力

パルキア
なるべくベンチを絞って戦う
1ターン目にメッソンならクワガノン、パルキアならライコウで倒す
可能な限りパラライズボルトでグッズを止める

ロストバレット
1回の攻撃あたり(ガラルジグザグマもあわせて)1匹は倒す
かがやくリザードンに常に警戒する(サイドの複数枚取り等をする)
なるべくヤミラミに複数枚取りをされないように回収ネットを活用する

ギラティナ
ギラティナVSTARに技を使わせないように立ち回る
→パラライズボルトでミラージュゲート使用不可
→ハザードスターで技使用不可
あとはロストバレットと一緒

基本的にはグッズを止めることができれば大丈夫です。
ドローサポートが多いデッキには不利な場合が多いです。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

このデッキは目指すことが明確で、決まった時の気持ちよさがすごいデッキなのでぜひ使ってみてください。

今後も様々なデッキを研究してnoteを書いていきたいと思っていますので是非ご期待ください。

もしこのnoteを読んで勝てるようになったり、内容が参考になると思ったらぜひフォローやコメント、スキで教えてください、拡散もしていただけるとうれしいです。

質問やnoteを書いてほしいデッキがあればコメントお待ちしております。

それでは、ありがとうございました!!


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