見出し画像

LOOK WEST(5)

こんにちは。
マレーシア一人旅5日目です。

5日目は、移動から始まった。
4日間過ごしたクアラ・ルンプールを去るのは、少し寂しさがあったものの、前に進み続けるしかない。
移動方法はバスだったけど、バスに乗る場所に行くまでに電車を乗り継いでいった。

キューピーってマレーシアにもあるんですね

バスに乗るためにやってきたのは、TBS。赤坂のテレビ局じゃなくて、マジで名前がTBSです。Terminal Bersepadu Selatanが正式名称で、略してTBSと呼ぶのが一般的。クアラ・ルンプール郊外にある、めちゃくちゃデカイバスターミナル。ちょっと不便な場所にあるバスタ新宿みたいな感じ。

バスターミナルには見えない

列に並んでいたら、前にいたバングラデシュ人に「どこ行くの?」って聞かれた。あっちも行き先を言っていたような気がしたけど、聞き取れなかったので、テキトーに相槌を打ってしまった。ごめん。

受付を済ませ、バスに乗った。隣に誰もおらず、2人分のスペースを使うことができた。発車して早々、高速道路の入口でバイクの集団と事故りかけて、めちゃくちゃクラクション鳴らしていた。その後は、これまた嘘みたいな雨が降り始めた。行き先の天気も不安になったけど、到着する頃には晴れていた。
到着する5分くらい前に、運転手がおもむろにバスの給油を始めたことだけは、まじで謎でした。

バスに2時間揺られて到着したのは、マラッカ。世界史でも地理でも有名な街ですね。古くから海上交通の要衝であったマラッカは、14世紀からの長い歴史を持つ。その後、ポルトガルやオランダ、イギリス、日本の支配下にあった時代をくぐり抜け、2008年には都市としての歴史的価値から、街が丸ごと世界遺産に登録された。
ちょっと細かい話ですが、14世紀にマラッカ王国を建国した人は、あのシュリーヴィジャヤ王国の最後の王らしいです。シュリーヴィジャヤ王国は、「室利仏逝(しつりぶっせい)」とも呼ばれ、世界史の中では少し有名でしたね。

さあ、マラッカについて何をしようかと考えたが、お腹が空いて仕方がないので、バスを降りたところにあった中華料理屋さんで昼ご飯を食べた。

日本の町中華の味過ぎる。蒲田あたりの町中華に、これを出す店あるでしょ。もちろん、とてもおいしいんだが、それ以上に「日本の中華料理の味」が感じられたことに驚いてしまった。

お昼ご飯も食べたし、ホテルまで向かうことにしたが、せっかくなら歩こうと思った。10分後には後悔することになるんですが。

ホテルまで歩いて40分くらいだった。とにかく死ぬほど暑かった。

唐突なイオン
デカい廃墟
廃墟の遊園地

マラッカって廃墟が多い街なんですよね。2日間でたくさんの廃墟を見た。独特な雰囲気があって、歩く分には楽しい。

そんなこんなで、なんとかホテルには着いたので、荷物を置いて、マラッカの中心地を旅することにした。

かわいい

まずは、オランダ広場とマラッカのモニュメント。なんで、オランダ広場っていう名前なのかは知らない。

次に向かったのは、セント・ポール教会。
ちょっと丘の上にある教会。マレーシアに来て、初めてキリスト教の関連施設に来た。

これが、ポールおじさん?

その後は、海沿いの方に向かった。低層な建物がメインといった感じ。そういった建物たちの中に、観光地であったり、ショッピングセンターがあった。

ヨーロッパを感じる建築様式
テイクアウト専門の寿司っていう発送は無かったわ
並の牛丼で300円らしいです。そんなに日本と変わらない。
ただ、日本には無いメニューもかなりある。
これは、なんの船なんでしょうか

その後は、マラッカ島に向かった。マラッカ島は、マラッカ市街地から陸続きの島。地図で見ると、こんな感じ。

江の島みたい

この島に、特に何かがあるわけじゃないんですが、なんとなく気になって行ってみた。そしたら、ここも廃墟だらけでビックリした。集合住宅が、団地みたいにズラッとならんでいるんだけど、ほとんど人の気配はなかった。一部屋だけ住んでる感じがあったかな。ちょっと変な雰囲気があって面白い。観光客みたいなのは、そこそこ居るので、危険なほど人がいないわけでは無かった。
そして、マラッカ島の西の端までやってきた。ここまで来ると、本当に何も無い。ただ、砂浜があるだけ。

少しだけ、人がいた

そして、ここから見た夕日はマジで綺麗だった。個人的に、今まで見た景色で一番キレイだと思う。

ちなみに、この写真を撮った場所のすぐ目の前で、現地人のおじさんが呑気に釣りをしているのも、良かった。釣る気概を感じないのが、とても良い。
その後は、帰路につくとともに、晩ごはんを食べるため、ホテルと市街地の方に向かった。

ていうわけで、来ました。ジョンカーストリートです。2023年7月くらいのイッテQでも取り上げられていた気がする。これは、毎週末に屋台が出店する通りで、食べ物やら雑貨やらの屋台が立ち並んでいる。というわけで、お腹も空いたので、たくさん食べた。特に印象に残ったのは、2つ。
1つ目は、アイスを揚げたやつ。説明しづらい味だったけど、とても美味しかった。多分、日本でも流行ると思う。
店の写真を貼っておきます。

2つ目は、レモネード。至って普通のレモネードなんですが、何よりも安い。

マクドナルドのLサイズのドリンクくらいの量がありながら、たったの90円。店の中を見た感じ、ドリンクの調理を全て機械化していることが、恐ろしく安い価格設定の理由だろうと考えられる。ちなみに、この店は屋台じゃなくて、常設で営業している店舗です。なんなら、中国発祥のチェーン店で、日本にも進出している。東京だと、池袋と表参道にあるらしいです。

ここで、スマホのバッテリーが底をつくところだったので、ホテルに帰ることにした。帰る途中には、原付きに轢かれかけた。

そして、ホテルに着いて、シャワーを浴びるも、部屋にドライヤーが無いことに気づき、中々焦った。フロントに行ったところ、ちゃんと貸し出してくれるそう。
半袖と短パンで、髪をビショビショに濡らした人間が来ても、しっかり対応してくれたフロントの人、ありがとう。

というわけで、5日目は終了。
明日は、6日目の帰国編です。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?