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常連の1mm

こんにちは。
バイトでカフェのレジに立っていた時によく考えていたのですが、常連さんって、いつから常連になるんですかね。
いつシフトに入っても見かけるような常連さんが何人もいる。
そういう方々の存在はありがたいけれど、その存在は不思議で仕方がない。
自分がバイトを始めた当時から常連の方は何となくすぐ覚えるし、常連だなっていうイメージがデフォルトにあるので理解は早いけど、自分が知らない間に常連になっている人を見ると「この人は、一体いつからいるんだ」と考えずにはいられない。それに、その人が最初に来たことはあまり覚えていないことがほとんど。

多分、多くの常連さんは、その人も気づかないうちに常連さんになっていたのかな。理由なんてない。たまたまあった店に入る。また、次の日も来る。それを繰り返している内に毎日来る拠り所になっていた。常連さんになるかならないかは、まさに紙一重だ。

これ、余談なんですけど。とある世界的カフェチェーンが店のコンセプトとして「サードプレイス」を掲げてる。でも、それってコンセプトとして掲げて目指せるものじゃなくて、一人一人の生活に寄り添う存在になれば自然と達成出来るものな気がした。目標として達成できるものじゃなくて、気づいたら達成している感じ。そんな存在になるしかないですね、カフェっていうものは。

筆者としては知りたいけれど、常連さんが何者なのか、なんで常連さんになってくれたなんて知れやしない。だから、せめて、いつから常連さんたちの生活の中にうちのお店がお邪魔しているのか、いつから常連さんの心の中にうちのお店が棲み着いているのかを知りたい。それを知るだけで、ほんの少しだけ自分の仕事に意味を見いだせた気がしたから。多分、カフェ店員は皆、こんなことを考えているんじゃないでしょうか。

知ることも出来やしないそんな疑問を抱えながら、今日も皆様をお待ちしております。いらっしゃいませ。

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