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世界から戦争を無くすにはどうしたらいいの?

ウクライナに対するロシアの侵略戦争が始まって既に1年が経とうとしています。昨年12月の時点で、ウクライナの兵士1万3000人、民間人3600人が犠牲になったとされ、ロシア兵は1万8000人余りが死亡したとみられているようです。

未来の見えない無意味な殺し合いにしか見えないのですが、人間はこのような戦争を長い歴史の中で延々と繰り返し続けてきました。世界史はまさに戦争と殺し合いの歴史です。

ところで現生人類は20万年ほど前にアフリカで進化し、そのおよそ10万年後に世界各地へ広がり始めたとされています。

チンパンジーやゴリラなどの他の霊長類に比べて、人間のヒトゲノムの個体差がとても小さく、全人類は比較的少数の祖先の子孫であることが推測できます。

人類の進化史の初期に詳細不明の出来事により人類の大部分が死滅し、人口が2万人未満にまで減っていたそうなんですね。それは絶滅のおそれが極めて高い危険な数だそうです。
その後初期人類はおよそ5万年前にアジア全域に広がったと推測されています。

その人類誕生の地であるアフリカでは未だに紛争が絶えず干ばつなどもあり非常に生きづらい国ばかりのように見えます。私にはそれが「詳細不明の出来事」の本質そのものを表しているように思えてなりません。

アフリカの奇跡と言われるルワンダはとても興味深い過去をもっています。

1994年ルワンダでは国民同士が殺し合う凄惨なジェノサイドが起きました。100日で80万人が死亡したとされ、これはナチスのホロコーストの3倍とも言われる犠牲者の数です。

ルワンダは世界大戦まではドイツの植民地でしたが、ドイツ敗戦後ベルギーの委託統治領となりました。

そしてベルギーは植民地支配の手段として、国民をツチとフツに強制的に分け、少数派のツチ族を贔屓し中間支配者層(特権階級)に持ち上げ、大多数のフツ族をその支配下にくだらせる身分制度を作り上げ、分断を煽る植民地支配を行ったんですね。

八割を占めるフツ族の不満が本来の植民地支配者であるベルギーではなく、目の前にいる特権階級のツチ族に向かう為、植民地統治が円滑に進んだのでしょう。非常に姑息で人でなしのやり口です。

この分断を煽るベルギーの植民地支配が後に恐るべきジェノサイドをもたらしたわけです。

ルワンダだけでなくアフリカの多くの地域、また中東などでも、白人の植民地支配により勝手にひかれた国境や滅茶苦茶にされた民族や文化などによって、未だに混乱や紛争が続いています。

キリスト教文化及び白人の糞のような畜生性にも反吐が出ますが、そこまで簡単に蹂躙されてしまった要因の一つが、タイトル「世界から戦争を無くすにはどうしたらいいのか」の答えのひとつでもあります。つまり

「教育を重視し、生涯学び続けること」

です。

日本でも白人の植民地支配の魔手はたえず伸ばされ続けてきました。フランシスコ・ザビエルによるキリスト教布教と奴隷商船もそのひとつです。
キリシタン大名によって、田畑を耕し荷を運ぶ家畜が屠殺され食べられたり、奴隷として国民が奴隷商船に売り払われたり、土地を献上するように命令したりと、侵略の脅威を感じたから幕府は厳しくキリシタン狩りを行ったのです。それは今の憲法や法律からみたら残虐な裁きもあったかもしれませんが、日本人が愚かだったら今の日本は存在していなかったことは断言できます。

ルワンダはじめとするアフリカや中東のように滅茶苦茶にされていたでしょう。

「知性は身を守る」のです。

さて、ルワンダの「奇跡」の話ですが、前述した通りルワンダではホロコーストを上回る悲惨なジェノサイドが起こり、子供と女性をのぞいて殆どの成人男性が死に、また加害者として刑務所に入れられました。

残された女性たちが「意図的に作られた民族対立」の垣根を越えて協力し合い、ルワンダを復興させたのです。

かつて存在していた女性蔑視や女性禁制領域も徐々に無くされていき、女性がコーヒー農園などで働いてお金を稼ぎ、女性が国会運営(国会議員の6割を女性が占める)を行ない、女性が子供を育て、アフリカで唯一の模範生とまで言えるほど治安良く近代化させました。

しかし未だにルワンダは世界でもっとも貧しい国であり、女性が妊娠した途端に行方をくらます糞男がウヨウヨしています→シングルマザーだらけです。

女が働いて女が子供を産んで女が子供を育てて男は射精だけ。
まるで日本の男たちの理想郷みたいな国ですね🤗

何故男たちは馬鹿なら馬鹿なほど誇大妄想が激しく、自分個人は低知能なのに、1番成績の良い「男」の威を借りて「男は女より頭がいい」とか「優れている」と思い込み、女を苛烈に差別したり支配したりしたいんでしょうね?ゴリラより知性ないのに。

その理由が「戦争を無くすにはどうしたらいいの」の2つ目の答えにつながります。

「成人男性は、闘争的で他人に力を振りかざすことを男性に奨励する文化の中にいることで、テストステロンが高くなっているのではないか」と示唆しています。つまり男の子が「男らしくしろ」と言われて攻撃的・闘争的な態度をとっていたら、彼の行動が徐々に脳内のテストステロン値を高めていくのです。逆に女の子が衝突を避けて優しくしなさいと言われて育てば、テストステロンのレベルが低くなるかもしれません。

男性の性ホルモンであるテストステロンは攻撃性を高める。そして、攻撃的な言動をするほどテストステロンはより多く分泌される。そう言動とテストステロンは相関関係があるのです。

ちなみにテストステロンは女性の体内にも存在します。主に排卵期に多く分泌されており妊娠可能期間の女性の性欲も高めます(しかしテストステロンを性欲増強剤として摂取すると、声が低くなったり、髭が生えてきたり、頭髪が禿げたりするそうです)

つまりテストステロンは性別に関わりなく人間の性欲を高め、攻撃性を高めるんですね。

個人的に男女共に「性欲が強い人間は凶暴で誇大妄想が強く、他者共感性が低い」という見解を持っているのですが、その要因がテストステロンである可能性が高いわけです。

古くから雄の攻撃性は精巣で作られる男性ホルモン(アンドロゲン)に依存すると考えられていましたが、これまでの研究により、精巣から分泌された男性ホルモンは、脳に存在する女性ホルモン(エストロゲン)の合成酵素(アロマターゼ)の働きにより、女性ホルモンに変換されて、雄の攻撃性を制御することが示唆されていました。
生殖抑制ホルンを雄ウズラの脳に投与したところ、脳に存在する女性ホルモン合成酵素の活性が高まり、脳内の女性ホルモン量が著しく増加することがわかりました。次に、高濃度の女性ホルモンを雄ウズラの脳に投与したところ、雄ウズラの攻撃性が著しく低下することがわかりました。

つまり、性別に関わらず、テストステロンが多いほど人間は凶暴で性欲が強くなり、エストロゲンが多いと攻撃性が著しく低下するということです。これは性ホルモンである以上男女差と言えますが、個人によってホルモン分泌は個人差があるので、明確にはホルモン分泌量によって人格に差異が起こるということです。
後で詳しく書きますが、独身者は男女共にテストステロンが高い(性差はある)為、例えば独身女性が既婚女性に対して「あんな女捨てたオバサンより私の方が…!」みたいな攻撃性を発揮するのも頷けるわけです。

さて2つ目の答えですが…つまり

「男らしさ」という名の攻撃性の正当化をやめてジェンダーバイアスを社会から無くす。また、大豆製品摂取などによりエストロゲンに似たイソフラボンを積極的に摂取すること。

です。

イソフラボンが多くなりテストステロンが少なくなると性行為が出来なくなるのでは?という恐れを抱く人がいるかもしれません。

しかしテストステロンは性欲は高めますが性行為そのものはオキシトシンが関与し、オーガズムはβエンドロフィンによってもたらされます。

更に貞操を司るホルモンというものが存在しており、女性の場合はオキシトシン、男性の場合はバソプレシンというホルモンが多いほど特定のパートナーと愛着関係を築き、他の異性との繁殖を行わなくなります。

このバソプレシンはテストステロンとトレードオフの関係性にあり、テストステロンが濃いと性欲が高まり浮気性に、バソプレシンが濃いほど性欲が低くなりパートナーを愛するようになります。逆にパートナーとの関係性が悪化するとテストステロンが高まるそうです。独身者は男女共にテストステロンが高め。

オキシトシンはβエンドロフィンの分泌を増加させますので、パートナーとのスキンシップが濃くオキシトシンがより分泌される関係性ほど性交時の快感も高まるということになります。

つまり、テストステロンが多いと性欲が高まるが、攻撃的、支配的、浮気性など凶暴性が高まり、特定のパートナーとの愛着関係や信頼関係は築きにくく、乱倫の性交はオキシトシンやβエンドロフィンが不足して快感が乏しく、勃起不全や射精遅延になりやすい。

また「欲求回路」のドーパミン報酬系の活性により、性行為に対する執着が強くなったり、テストステロン特有の凶暴性を満たす、異性に対して攻撃的で支配的かつ共感性の低いポルノに依存したりするようになるが、このポルノ依存や過激な自慰行為もまた、男性の勃起不全や射精遅延の原因であるということが海外では指摘されています。

貞操ホルモンであるバソプレシンやオキシトシンが高まると、テストステロンとドーパミン報酬系が抑制されるので性欲が落ち着き性行為の回数は少なくなりますが、愛着関係やスキンシップによりオキシトシンやβエンドロフィンがより多く分泌されて満足感の高い性行為が体験できるんですね。

https://www.fsc.go.jp/koukan/risk180228/180228_siryou2.pdf

ちなみに男性のイソフラボン摂取による精液の量や精子の運動には特に大きな影響は見られなかったようです。しかし赤ちゃん~成長期の男の子においては発達に影響が起きていることが確認されており、ホルモンバランスが乱れるため特に未成年男性の過剰摂取はお勧めしません(日本人の一般的な食べ方なら問題ないです)

よく「男性は女性より性欲が8倍強いから我慢して偉い」みたいなどういう意図なのか分からないマウント?を目にすることがありますが、その強烈な性欲は、ドーパミン報酬系の過剰活性とテストステロン過剰分泌、ポルノ依存などによってもたらされている苦しみであって、当然ながら女性のせいではないんですね。
むしろ女性(或いはパートナー)を一人の人間として愛し、愛され、バソプレシンやオキシトシンが分泌されると、伴ってテストステロンやドーパミン報酬系が抑制されますから、そんな「地獄の苦しみ(笑)」から解放されて愛情ホルモンが高まり、大変幸福を感じることが出来るわけです。

また、イソフラボンを多く含む大豆には幸福ホルモンのセロトニンや安眠ホルモンのメラトニンの材料となるトリプトファンが沢山含まれているので、遺伝子的にセロトニン不足になりやすい日本人にはもってこいの食材です。

ちなみにテストステロンは5αリダクターゼという体内の酵素と結びつき、ジヒドロテストステロンに変化します。これは胎児の性器の発達などに関与しているものの、大人になると薄毛をもたらす原因となります。実はイソフラボンは5αリダクターゼを抑制する効果や育毛効果があるんですね。(緑茶と一緒に取ると良いとのこと)。

独身者や、特定のパートナーが居ない、愛着関係が築けない、或いはパートナーの関係性が悪化してしまったなど、テストステロンが多い人間の「不平不満」「怒りや攻撃性」によるでかい声に引っ張られて、「男は沢山の女と性行為するのがすげえ」とか「一人の女に縛られるなんて最悪だ」などのような価値観を男全体が持つのは大変損していると指摘しておきます。

ドーパミン&テストステロンの「地獄の苦しみ(笑)」の性欲から開放される上に、アメリカでは乱倫人間より、保守的な特定のパートナーがいる人間の方が性行為の満足感も高いという統計があるそうです。

これは「快楽主義者のパラドックス」のひとつですね。ドーパミン報酬系は欲求回路でしかなく、強い渇望を与えるが満足や幸福とは関係ないのです。

世界共通として、男性が凶暴で支配的であり、女性が差別されている国ほど、戦争や紛争、殺し合いが起きています。

その原因は「馬鹿」と「テストステロン」であるというのが私の結論です。

勉強しろ、思い上がるな、大豆食え。ハゲにもならないぞ。

以上。


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