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キャラクターがチャーミングで、ほろ苦さや批評精神まで豊かな上質な大人の物語…★劇評★【舞台=君の輝く夜に ~FREE TIME,SHOW TIME~(2019)】

 人と人との出会いには、まったくの偶然のようでいて、謎めいた縁(えにし)が作用していることもある。すべての謎が解けた時、その縁は蒸発霧散してしまうかもしれないが、確実に人々を結びつける力になってくれる。男女4人の奇蹟のような夜を中心に、出会いの素晴らしさを私たちに届けてくれる舞台「君の輝く夜に ~FREE TIME,SHOW TIME~」は、初めての出会いだからこそそれぞれに見せる4人の表情やキャラクターがチャーミングで、ほろ苦さや批評精神まで豊かな上質な大人の物語。稲垣吾郎のエンターテイナーぶりが物語を何倍にも輝かせていることは間違いのないところだが、安寿ミラや北村岳子の酸いも甘いも知った大人の女性の味付けや表現が秀逸で、知性と天然を同居させた中島亜梨沙の弾けぶりともあわせ、全員がいい仕事をしている.昨年夏に京都で上演した際の仕上がりにさらに磨きをかけたような作品の成長ぶりも目立った。演出・脚本は鈴木聡。(写真は舞台「君の輝く夜に ~FREE TIME,SHOW TIME~」とは関係ありません)
 舞台「君の輝く夜に ~FREE TIME,SHOW TIME~」は、8月30日~9月23日に東京・外苑前(千駄ヶ谷・信濃町・国立競技場・表参道からも徒歩圏内)の日本青年館ホールで上演される。

舞台写真はこのサイトではなく、阪清和のエンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」でのみ掲載しています。舞台写真をご覧になりたい方は下記のリンクでブログに飛んでください。
★「SEVEN HEARTS」の舞台「君の輝く夜に ~FREE TIME,SHOW TIME~」劇評ページ

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★舞台「君の輝く夜に ~FREE TIME,SHOW TIME~」公式サイト

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