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001投資信託をみてみるか

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
こう見えても、ワタシは金融機関で仕事をしています。

特に、資産運用、投資信託に関わる企業に籍を置いています。

「新NISA制度」とか、「顧客本位業務運営原則」だとか、「資産運用立国」だとか、「政治資金パーティー収入の裏金問題」とか、とかく“お金”にまつわる話題に事欠かない日々ですが、仕事柄、少し本業の投資信託について、お伝えしてみようかなぁと思っております。
裏金は、趣が違うかw

世の中には、沢山の書籍などで投資信託について解説しています。
それらと同じになるかも知れませんが、あまり重複しないようにと思っております。
 
さて、投資信託を考える前に、「信託」ってなんでしょ?

投資信託以外にも、<金銭信託>、<遺言信託>、<信託銀行>など、「信託」のついた言葉があります。

辞書などには、「信託」の意味は、「信用して任せること」と記載されているようです。

この「信託」の考え方のルーツは、諸説ありますが、紀元前1805年に古代エジプト人が記した遺言の中に、すでに「信託」の考え方があるとも言われているそうです。
 
一説には、「信託」制度の始まりは、中世のイギリスで利用されていたユース(use)であるとされているそうです。

当時のイギリスでは、自分の死後に教会に土地を寄進する慣習があり、それを法律で禁止されたことに対抗するかたちで生まれたものが、ユースで、それは「信頼できる人に土地を譲渡し、そこから得た収益を教会に寄進してもらう」というもので、自分または他の人の利益のために、信頼できる人にその財産を譲渡する制度だったと言う事です。

ユースは、十字軍の遠征でも、参加した兵士たちの間で、国に残してきた家族のために利用されたといわれています。

さらにユースは、時代の変遷を経て、近代的な信託制度へと発展したと言われています。

また、人と人との信頼関係に基づくものであることから、信頼を意味する「トラスト(Trust)」という言葉で呼ばれるようになったとも言われています。
確かに、いまは「信託=Trust」ですね。
ハットを被ったトラのキャラクターでお馴染みの“三井住友トラスト不動産”は、三井住友信託銀行のグループ会社ですし、三井住友信託銀行の英語名称は<Sumitomo Mitsui Trust Bank, Limited>と“Trust”が入っていますね。
 
お?
何故か、日本語の名称は“三井住友”と<三井>が先なのに、英語だと<Sumitomo>が先ですね。
元々は、別々の信託銀行でしたが、事情により経営統合などを行ったことにより、様々な忖度などに伴う事象ではないかなぁと想像しています笑
 
本日の1曲は、谷村新司さんの「陽はまた昇る」です。

<参考>

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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