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信頼なのか?

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
昨日、仕事の都合で新宿でランチタイムを迎えてしまいました。目に入ってきたのは、いわゆる海鮮系居酒屋で、覗いてみると大きなお店ですが、三分の一程度しか席が埋まっていません。これはチャンスと入店して、すぐにオススメの海鮮丼を注文し、あとはiPadで業務メールをチェックしていると、なにやら2つ離れた席の男性の会話が聞こえてきました。
「社長に頼まれて、次の取締役の人選などもしてるんですよ。もう、社内のどこに伝票などがあるかも知ってますから」
「さすが信頼されてますね」
「いやいや、そんなことないんですが。保険屋なのに、商品の説明なんてほぼしないで、〇〇さんのオススメなら大丈夫だから申込書にハンコ押しといてって感じで、あとは社長の相談相手ですよ」
「そりゃあ長年の信頼ですなぁ。▲▲さんも、〇〇さんのような信頼される方になって頂きたいです」
 
思わず、味噌汁を吹き出しそうになりましたが。いまどき金融商品の説明もロクにせずに販売する保険会社ってどうなんでしょうか?

ちなみにこの会話をされているのが、60代くらいの男性2人ですが、その横の席には2人より相当後輩と思われる女性が、ワタシと同じ海鮮丼を食べられていました。
話半分として、法的に求められる説明等はされていると信じたいと思いますが。

それにしても、性善説というか、金融に携わる仕事では意外に、性善説のお客様が多く、ワタシの過去の経験から、営業マンの言いなりとなって損害を被る方が多い印象があります。
不思議なことに、数百万円の投資にあたって、ロクに営業マンの説明も聞かずに、というかリスクの説明をしっかりとしない営業マンも多く、結果として損害を被り、紛争になってしまうことが多々ありました。
それに較べて、同じお客様が数百万円でリフォームする場合などは、しっかりと相見積もりなどを行っていたり、詳細な説明を受けたりしているのも見かけたことがあります。
同じおカネなので、投資にあたっても慎重になったらと思っていました。

「信頼」と「信用」については、個人的には、「信用は客観的」で、「信頼は主観的」なイメージを持っています。よって、間違っても、お客様の主観的な「信頼」のイメージに甘えて、ビジネスマンとしての「信用」を提示しないことは、人の道に悖ると思っています。
 
本日の1曲は、「メロウなふたり」です。スージー・クアトロ & クリス・ノーマンの楽曲で、1978年頃に発表されています。
ちなみスージーは、エレキギターを奏でながらハードロックを歌う、女性ロックシンガーの先駆者の一人だと思います。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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