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ミシンの基本 「縫い目の長さ編」

こんにちは!ソーイングスクエア管理人です。

本日はミシンの基本「縫い目の長さ編」をお届けしますよ~

ミシン初心者の方、またこれからミシンの購入を検討されている方も必見ですよ。


まず、はじめに、ミシンの種類によって、縫い目の長さの調節ができるタイプとできないタイプがあります。

コンパクトミシンでは、縫い目の長さが調節できないタイプが多いです。

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こちらの写真のコンパクトタイプのミシンでは、直線縫いが1・2・3と3種類ありますが、1番と3番は針の落ちる位置が端か真ん中かの違いになるので、縫い目の長さとしては普通と粗目の2種類です。


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このタイプは右側のダイヤルで縫い目の長さが調整できるようになっています。


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こちらは、レバーをスライドしてジグザグのふり幅や縫い目の長さも調整できるタイプですね。

縫い目の長さ調整のやり方はミシンによってさまざまですが、できるかできないかはミシンを購入の際には知っておいた方がいいかなと思います。


●基本の縫い目の長さ
基本的には普通地を縫う場合は、2.5mmくらいが適しています。
最初から設定されている場合もあります。

調整は縫う生地の種類や厚みによって異なります。

●縫い目の長さ
薄地・・・・1.0mm
普通地・・・2.5mm
厚地・・・・3.0mm
革皮製品・・・4.0~6.0mm

薄地を縫う場合、長い縫い目で縫うと、生地が糸を引っ張る力の方が強いと生地にしわが寄ってしまうことがあります。
逆に厚地を縫う時は短い縫い目で縫うと、生地が伸びてしまうこともあります。

また縫い目は短い方が強度があるので、縫製工場などでは、1枚のブラウスを縫う場合でも縫う個所によって縫い目の長さも変えているそうですよ。


また、生地にギャザーをよせる時にも縫い目の長さをかえます。
お洋服などを縫われる方は使用頻度は高いと思いますので、
簡単にやり方をご紹介しますね。

●ギャザー寄せ
縫い目の長さを3~5mmに変えて縫い、糸を引っ張ってギャザーをよせます。
作り方の手順書などに、「粗ミシンをかけてギャザーをよせる」などと記載されていることもよくあります。

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糸目の長さを5.0mmにしました


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粗ミシンをかけます
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糸を引っ張ってギャザーをよせます

今回は、ミシンの基本「縫い目の長さ編」をお送りしました。

私は生地にギャザーをよせたり、またビニールコーティング生地を縫う場合やステッチを入れて糸目をあえて目立たせたい時などにも、縫い目の長さを変えたりはしていますので、縫い目の調整をすることは割と多いです。

生地の種類や厚みによっても、縫い目の長さを変えてあげた方が、きれいな糸目で縫うことができますので、ミシンを持っている方は、是非一度ミシンを確認して、縫い目の長さを変えて縫ってみてくださいね。

ミシンの購入を検討されている方も、ミシンを選ぶ際のポイントとして参考にして頂ければと思います。


ソーイングスクエアでは、ハンドメイドに関するさまざまな情報を発信していきます。
皆様の参考にして頂けるとうれしいです。
また次回もお楽しみに♪


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