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SEX財団 ちんころな博士による音声証言 一部記録

【この内容は財団によって一部修正されています】


〈録音開始〉
(ガサゴソというノイズ)
ちんころな博士: あー、今度こそ録音が成功していると良いのだが。
諸君、初めまして。
私は…コードネーム・ちんころな。
SEX財団の創設に携わった者の1人だ。
…まず、どこから話そうかな。
えー、あー、(紙の擦れる音)
そう、我がSEX財団について。
この世界には非常にセクシュアル的で常人とはかけ離れた『性的』な存在で溢れている。
何食わぬ顔でそこいら辺を歩いている女性。
スーツを着て忙しそうに取引先に向かうサラリーマン。
不器用に折り曲げられた段違いのミニスカートを履いて学校へ向かう女子高生。
彼ら、彼女らだって何らかの『性的』存在に触れているはずだ。
そう、そこの君もね。
「自分は何も知らない」なんて思っていても、思わず心が跳ねるようなセクシュアル的接触を経験している事だろう。
多感な時期には特に、日常の何ら変哲のない物事や行動に思わず生唾を飲むなんて事もあるのではないだろうか。
しかし今日において、そんな『性的』な感情を堂々と表に出す事は何故かタブーとされている。
人前で「おっぱい大好き!」と大声を出したら間違いなく怪訝な顔をされるだろう。
何故本能に赴くまま『性的』な発言をしてはいけないのか。
倫理や論理で固められた世界では、徹底的に除外対象になってしまう。
我々SEX財団は、そんな『性的』存在を確保し、本来あるべき「性の素晴らしさ」を嫌悪から快感に変え、理想の世界を作るべく設立されたものだ。
私自身も【修正済み】や【修正済み】の為に【修正済み】をしたいと…。
(男性の話し声、聞き取り不可)
おっと、お喋りが過ぎたな。
とりあえず今日はここまでのようだ。
…あー、邪魔をしないでくれたまえ!
今いいところだったのに!
(話し声とくぐもった音)
〈録音終了〉


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