Twitter用

アイドルがウンコしない理由から考察する魅力の構造について

どうも福本です。4発目のブログです。


さて、とんでもないタイトルをつけてしまいました。


申し訳ありません。

でも、これを選んだのはアンケートに答えてくれた人ですからねw


もうアイドルのウンコになってしまっております。

が、ご安心ください。僕はフザケていませんし、汚い話を書く予定もありません。至って真面目な魅力の原理と作り方の話です。

そして読者の皆様とのお約束。

このブログを読み終わったときには、魅力の原理を理解し、自分の過去の体験から魅力的なストーリーを息を吸うように作れるようになります。


前回は、マーケットから評価されるアウトプット(WHAT)の作り方をお伝えしました。

お気づきの方もいらっしゃることかと思いますが、ここまで3発のブログを書いてきましたが、ぜんぶ僕自身を実験台としてブランド化するためのストーリーになっています。

内容的には他の方にも再現性のある方法です。

今日のお話を理解していただく上でも、これまで僕が実際にやってきたことをサクッとブログのおさらいをしてから本題に入ります!

目次
・前回までのあらすじ
・アイドルはウンコをしないの?
・とある大学のラボでの話
・不気味の谷現象と違和感
・アンチの存在が熱狂を生む
・アイドルがウンコをしない理由は違和感を作るため
・設定を信じてもらうためのWHATを用意する
・違和感が魅力になる「WHY」の作り方
・死を回避する本能
・社会的リスクを狙え!
・まとめ


前回までのあらすじ

じぶんをブランド化」するためにはアウトプットを出して、自分を表現しなければなりません。これだけは避けられないとお伝えしました。

なので一発目のブログでは、僕のアウトプットとしてツイッターハックのブログを書きました。内容は具体的に書いたのでたくさんの反響を頂けました。

そうです。この時点で僕のWHATはひとつ。


つまり、ツイッターハックの一発屋芸人です。


ツイッターのフォロワー云々の人だなという認知です。ただツイッターハックは僕にとっては知っていただくためのキッカケでしかありません。

そして「じぶんをブランド化」させるためには、「WHAT」だけでは足りず、「WHY」と「WHO」も認知してもらう必要があります。

そこで僕が考える「WHAT」「WHY」「WHO」の3つの構造についてお伝えしたものが2発目のブログです。

アウトプット(WHAT)を出していくことで、自然とあなたの「WHY」の輪郭が浮かび上がります。反対に、目に見える「WHAT」がなければいくら「WHY」を語っても認知されることは難しい。

「WHAT」を出して輪郭を強固にしていく。

そして「WHY」を言語化する。その「WHY」が聴衆から認知され、「この人はこんな人だ!」とラベルを貼られた時に「WHO」が完成します。

一度、下の質問に答えて現状把握しておきましょう。


聴衆はあなたの「WHAT」をみて、

どんな反応をくれているでしょうか?

その反応はあなたが求めていたものでしょうか?


もし「WHO」の反応が自分の考えているものとズレていたら、WHATの調整をしていきましょう、というのが2発目までの話です。

つまり、自分のブランドをコントロールする起点は、


「WHY」と「WHAT」の一貫性である


どちらが欠けても成立しません。迷ってる人は「WHAT」から始めてみてください!

とお伝えすると、

おいちょっと待ってくれ!そもそも「WHAT」ってどうやって作んねん!


という疑問に答えたのが、3発目のブログ。

まず前提として「WHAT」を作る前に、考え方をアカウンティングからファイナンス思考に切り換えなければなりません。なぜなら、過去ではなく未来の自分に期待してもらって、信用を稼がないといけないからです。

たとえば、WHATとして「ブログを書きました!」と伝えるだけでは価値は半減。書いたことはもちろん、背景にどんなストーリーがあるのかを表現することで、あなたの無形資産となって価値を高めてくれます。

意図的に、やったことからストーリーを切り出して、無形資産を生み出していかなければなりません。つまりブランド化するための行動指針はこれです。

この行動指針を意識して活動する。

正しいがんばり方で実践するだけで、自然とマーケットから評価される「WHAT」が生まれます。それを図解したものがこちら。

この図だけを見ても意味わからないとおもいますが、価値はいま自分がやっている仕事だけではなく「あそび」でも生むことができるということです。

裁量が多くて母数が少ない「ひとりあそび」に飛び込もう!

「ひとりあそび」に飛び込んだら没頭して、どんどんやっていることが深まっていく。深まった先で見つけた気づきを一連のストーリーとして可視化したものが「評価されるWHAT」。

僕で言えば、それが一発目のツイッターハックのブログです。

ここで得た気づきを仕事とつなげることで、あなたの目的を実現するための強力な武器となります

もちろんこの図だけではわかりにくいと思うので、興味がある方はぜひ3発目のブログを御覧ください。

あらすじの最後に、ここまでの一連のプロセスを僕自身にあてはめてみます。

あてはめたと言ってもブログのサムネイルを置いただけですww

ここまでの3つのブログの内容を実践すれば、「WHAT」で自分の「WHY」の輪郭をぼんやりと表現することが可能になっています。

実際、僕もブログの反応やツイッター上でのフォロワーの方からの反応が少しずつ変化してきています。

最初は「しょぼいプレーヤー」のさらに右下の角からはじめました。変化はしていますが、まだ「オススメ」の領域内にはいると思います。今後、危険地帯に入るのかタレント化に入るのか、「WHAT」の評価しだいです。

そしてここまで説明したことを、キッチリできていればフォロワー1000人くらいは超えていると思います。さらに2発目のブログで書いた「反応する側」にも到達しているはず。

「今日は何を投稿しようかなー?」とか、日々のツイッターの運用にも困らずにフォロワーは自然増してるのではないでしょうか。


さぁ、今日の話はいよいよ「WHAT」の真ん中にある「WHY」の話です。


あなたなぜそのアウトプットを出しているのか?

「WHY」と「WHAT」はリンクしています。そして「WHAT」は魅力の源泉である「WHY」から切り出してこないといけません。

だから、

アイドルがウンコをしない理由を知る必要があるんですよ!


さぁ、はじめましょう!


アイドルはウンコをしないの?


結論から書きます。

アイドルもウンコをします!


ウソだー!!やめくれー!!してないって言ってくれー!!!


とか聞きません。します。絶対に。


人間である限り!!!!!


そうなんです。人間である限り。ここが重要です。

人間である限り必ずウンコをします。でもなんでウンコをしないとか、分かりきったウソをつくんでしょうか。

それは、


人間っぽさを消すためです!!!


つまり、ウソではなく人間っぽさを消すための「設定」なのです。オーバーに言えば神格化してるというわけ。

僕がこの話を知ったのは4年前。

あれはダウンジャケットを着ていても寒いくらいの正月明け。とある大学のラボで聞いたお話です。


とある大学のラボでの話

2010年に読んだ、ある一冊の本。

文中で紹介されていたロボットの開発をされている、とある大学の教授。本を読んでこの人クレイジーやわー。すげーなーと憧れていました。

ロボットを作っているのだから、逆に人間についてめっちゃ詳しいのではないかと勝手に想像を膨らましており、いつかお会いしたいなと思っていました。

時は流れ2015年。

お世話になっていた方から、なんとあの本の教授をご紹介して頂けるとご連絡をもらい、ついにお会いする機会を得ました。


・・・お会いする当日。

若干緊張しながら大学のラボを訪ね、ドアを開けるとあの本でみた教授が。

そして教授は開口一番、


で、何が聞きたいの?


と一言。

僕はすかさず聞きたいことを伝えました。


人間の魅力について教えてください!!!


すると教授からまさかの質問が。


アイドルはなんでウンコをしないと思う?


えーーーーっ!!!


クレイジィィィーーー!!!


そこから、僕が疑問に思っていたことにズバズバとご教示頂き、僕にとって最高のひとときとなりました。

この最高のひとときの一部に魅力を紐解く話があります。説明しやすいように僕の解釈も入れながらまとめます。


不気味の谷現象と違和感

僕が特に衝撃を受けた話が、ロボットが不気味の谷現象を超えるために必要だったという話です。

ド素人の僕が、超カンタンに不気味の谷現象を解説すると、ロボットを人に似せていくとある一時点から、


うわっ!気持ちわるっ!


と感じてしまう現象のこと。

SFに出てくるような、これぞロボットみたいな状態では気持ちわるっ!とはなりません。どんどん人に似せてリアルにしていくと、不気味さが出てしまうんですって。

つまり、不気味の谷を超えられない限り、人と同じと言えるロボットは完成しない。

この不気味の谷を超える手段が、

違和感だった

という話。

人間に似せていくと、違和感を感じて「うわっ!」てなる。だったら「うわっ!」ってなるような違和感を、もうすでに醸し出してる人間を逆にロボットにしてしまおうという発想。


違和感で違和感を中和できるんじゃないかって。


なんとも、すごい角度からの発想ww

職業に貴賤がないように、違和感にも貴賤はありません。つまり違和感とは単にマイナスの気持ち悪さだけではなく、認知している対象へ無意識に感じてしまう異質感のことです。

で、違和感で違和感を中和して出来たのが、


めちゃくちゃ美人な女性をモデルにしたロボットです。


美人は街中で歩いていても異質感がある。だから野郎共はハッと振り返ってしまう。イケメンもまた然り。このハッとなる「プラスの違和感」をロボットの不気味という「マイナスの違和感」にぶつけられたんですよ。

僕の解釈の図解です。下の図をみてください。

そもそも違和感は対象が認知されてから生まれるもの。

認知がなければ何も感じないのは想像通り。認知されると、対象が持っている特徴受け手の価値観によって、プラスマイナスかどちらかの違和感が生まれます。

たとえば見た目的な特徴を例にしましょう。

受け手の価値観によっては、イケメンだー!とか美人だー!とかプラスの違和感になることがありますし、ゴキブリとか人に近いロボットは気持ちわるっ!と感じるマイナスの違和感にもなります。


今回の話で言えば、大多数の人間が「人に似てるから気持ち悪い」と感じるマイナスの違和感のあるロボットに、大多数の人間が「美人と感じる」プラスの違和感をぶつけたということ。

そしてこの2つがぶつかると上の図の、プラスとマイナスの間の紫色のラインに移動します。プラスでもあるしマイナスでもある状態です。

なんとも複雑な…

もう情報の受け手の頭の中はぐっちゃぐちゃ。


一体、情報の受け手の心境はどうなっているのか。考察してみます。


アンチの存在が熱狂を生む

受け手の価値観によって、プラスかマイナスに分かれるのであれば、

必ず、

賛否両論の対立構造が生まれる

ということです。


信者 対 アンチ。


ツイッターでもよく盛り上がるやつですww


今回のロボットの話で言えば、

これは美人だ!

いや間違ってる!これは人間じゃない!

むしろ人間じゃなくてもいい!

みたいな。


プラスとマイナスの対立構造が生まれ、それもひとりの情報の受け手の頭の中で、意見があらゆる方向に分裂してヒートアップする状態です。

対立が激化するとなぜか、


対象の魅力はどんどん高まっていくのです。


サッカーの試合を想像してください。

敵チームがいるからファンはチームへの忠誠心が燃え上がりますよね。でも敵がいない練習はどうでしょう。熱狂はしないのではないでしょうか。

対立が生まれ、対立が激化するから、対象は魅力的になる。


実は、アンチが対象を魅力的にする重要な要素ってことです。



気持ちわるっ!で終わっていた、不気味の谷にいたロボット。

最初は「気持ちわるっ!」と思ってたのが自分。つまりアンチが自分です。そして「うわっ美人!」と思ったのもまた自分。つまり信者も自分です

信者 対 アンチ。

ひとりの人間の中で感情がごちゃまぜになって、純粋なロボットに対する魅力が生まれます。そうなると、もう気持ち悪いかどうかだけにこだわることができなくなり、自然と興味だけが残ります。

僕なりに深掘りした解釈を入れていますが、これが違和感で違和感を消すという発想です。


原理原則があることを見抜いて、仮説の証明をしていく。

教授はその後も、いろんな観点から違和感を醸し出している人間を、次々にロボットにされています。あの人やあんな人まで。見事にモデルは違和感がある人ばっかりです。


アイドルがウンコをしない理由は違和感を作るため


では、アイドルがウンコをしない理由も違和感を作るためなの?

はい、そうです。


違和感は、

魅力に変わり、人を惹きつける知覚にもなります。


ツイッターをやってると、「うわっ!気持ちわるっ!」とすら思ってもらえないのが現実ですよね。

誰もみてない。

別に気持ち悪いと思ってもらう必要はありませんが、見てもらえるだけマシですw


なぜなら、プラスであれマイナスであれマーケティングは、

Perception is everything. (知覚がすべて)

知覚されないと元も子もありません。


だからアイドルは、知覚してもらうためにウンコをしないと言います。

そんなことは人間であればありえない設定ですよね。

ありえないからこそ、アイドルからは人間っぽさが消えます。するとこの情報をキャッチした受け手の頭の中でアンチが生まれる。


は?人間でしょ?なに言ってんの?


これがマイナスの違和感。

このマイナスの違和感に、事実「かわいいアイドル」というプラスの違和感がぶつかります。すると情報の受け手の頭の中では、プラスとマイナスの議論がごちゃごちゃにヒートアップして対象が魅力的に。

プラスもマイナスもすべてを肯定するようになります。


あんなにかわいいんだからウンコしない!


論理を超越した熱狂が生まれるということですww


違和感の対立構造をつくることで、情報の受け手は熱狂する。


最初はひとりの人間の頭の中での感情の対立から。受け手の価値観が違うとかわいいとは思えないので、プラスの違和感にはなりません。

すべてを肯定することにした情報の受け手の耳に、次は赤の他人のアンチの声が入ります。すると対立構造の頭の中から現実世界へと広がり、信仰心は際限なく高まり続けます。

このプロセスで知覚は最大化していきます。

だからアイドルはウンコをしないと言うのです。


設定を信じてもらうためのWHATを用意する

では情報の送り手がまずやるべきことは、プラスでもマイナスでもいいから違和感を作ることです。


目的は、自分から人間っぽさを消すこと(違和感)で、情報の受け手に人間っぽい行動(対立と熱狂)をとってもらうため。


でもさー。ウンコしないとか、そんな話信じるやつおんの?


そう思いますよね。

でも信じる人はたくさんいるんです。ただ条件があります。そのウソみたいな設定を信じてしまうに足るだけの、


目に見える圧倒的な「WHAT」が必要です。


あなたにWHATがなければ、俺はウンコをしないぜ!と言っても、


はいウソー!で終わります。


ウンコしなさそうな圧倒的なWHATがある。これが条件。

圧倒的なWHATがあるから、「信じたい」という気持ちが働くのです。まさに信仰心。

どこかの国の総大将の出生ストーリーもそうですね。国のトップまで上り詰めたという目に見える実績(WHAT)がある状態で、違和感のある設定をつけまくると、その人は神の領域に達してしまいます。

僕たちから見たら全く信じられる話ではありませんが、国民の一部からすると「すげー!」ってなりますよね。

対立構造に信者は熱狂し、信じる人が増えれば対象は教祖と化していきます

それではここまでの内容をまとめてから、意図的に違和感を作り出すためのロジックの説明に移りましょう!


大事なこと4つ
1.プラスでもマイナスでもいいから違和感を最大化しろ!
2.違和感の対立構造でファンは熱狂する!
3.設定を信じるに足るだけのWHATを用意しろ!
4.アイドルもウンコをする!


違和感が魅力になる「WHY」の作り方

さて、アイドルがウンコをしない理由の考察を書いてきましたが、いよいよまとめに入ります。

このブログを読み終わったときには、魅力の原理を理解し、自分の過去の体験から魅力的なストーリーを息を吸うように作れるようになります。

冒頭で宣言しました。こちらが読者とのお約束。あなたの過去の体験から魅力の切り出しをやってみましょう。

で、前回のブログでも掲載しましたがこちら。

サイモン・シネック氏のゴールデンサークル理論。ご存知のかたも多くいらっしゃることかと思います。


WHYからはじめよ!


たしかにWHYから始めるのは効果的なのですが、こちらは伝え方の手段であって、WHY自体は自分でこしらえなければなりません。


そもそも、私の「WHY」って一体なに?


これがいちばん大事なところ。

いわゆる原体験と言われるものですが、原体験を適当に引っ張り出してきて「WHY」を言語化するだけでは、


それ、ほんまにそう思ってる?


と言われてしまうことが多いのではないでしょうか。その場合、WHYを深めることが足りていません。

「お金」とか「幸せ」とか、何か別の目的を媒介しているものが表に出てきて、本質にたどり着けず堂々巡りしてしまう人を、僕はたくさん見てきました。


では、原体験はどうやって切り出すのが効果的なのか。


一度、振り返りましょう。

リファレンス
1.プラスでもマイナスでもいいから違和感を最大化しろ!
2.違和感の対立構造でファンは熱狂する!

これでしたね、違和感。そして対立構造です。


ただ誤解しないで頂きたいことは、今回の話は「私はウンコをしない!」というような、とんでも設定をつくりましょうという話ではありません。


自分の実体験の中で、

大多数の人が違和感を感じる設定

を作ることが大事です。


大体数の人が違和感を感じる設定。つまり「(私は絶対やらないけど)あなたはなんでそんなことをしたの?」と大多数の人が興味を持ってしまうコトを過去の経験から切り出してくるのです。

答えやすいように質問を変えてみます。


あなたがこれまでにとった、リスクのある経験を教えてください。


こうなります。

リスクをとるということは、不確実なことにチャレンジするということ。もっとも不確実な状態とは、成功確率が50%/50%の場合。


チャレンジに失敗したら?


この「失敗したら」というワクワク感のある情報が、受け手にとってエンターテイメントになります。


で聞かれます、

(私は絶対やらないけど)あなたはなんでそんなことをしたの?


なぜ人は誰がとったリスクについて興味を持つのか。僕はこのような理由があると考えています。


死を回避する本能

人間は唯一、死ぬことだけが決まっています。価値観によって「いつ死ぬか?」という「死への意識の時間軸」は人によって違います。

しかし、誰かが死んだり失敗したりしたときには、その時だけ死を強く意識するのが人間です。


なぜなら、生物として「死を回避する」本能があるから。


死を回避したいからこそ無意識に「死」の情報を得たくなる。

だから誰かがリスクをとってチャレンジする話を聞いたら敏感になってしまう。ただでさえ死に近い情報が遠のいている社会になってますから。そんな話が聞けるのはレアなこと。

で、話を聞いたら聞いたで、「普通そんなことしないよ」とか「やめといた方がいいと思うけど」とかアドバイスしますよね。


ここに対立構造が生まれます。


大多数がリスクをとらないからこそ、リスクをとる人は人間っぽさが消え、違和感を生み、そこに対立構造が生まれ、魅力的になっていきます。


つまり、リスクをとらないと魅力は上がりません。


では、リスクの種類とどのような経験に分類できるのか。コンフォートゾーンの図をちょっと改良して、このような図を作ってみました。

僕が思うにこの3つ。

コンフォートゾーンにいる話をダラダラ書いても、あなたのことを知らない人にとっては全くもって魅力になりません。

ただ、ハイリスクをとるぞと意気込んで、命の危険がある生命的リスクを犯す必要もないこともまた事実。

もちろんすでに生命的リスクのある経験があり、生きるか死ぬか50%の確率を耐えた人は、その体験がキッカケとなったストーリーを作ることで、情報の受け手にとっては強い違和感につながります。

保険屋さんはたくさんこのストーリーを持っていますよねw


社会的リスクを狙え!

しかし本当の狙い所は、

社会的リスクです。


なぜなら、


社会的リスクはいくらリスクをとっても死にませんからw


死なないからこそ数もこなせますし、コンフォートゾーンの中の人から見れば、とんでもないリスキーなことにチャレンジするクレイジーな人間に見えます。

人によっては応援したくなるプラスの違和感になるかも知れないですし、アンチを生むようなマイナスの違和感になることもある。


僕のこれまでの所感では、

・生命的リスクは1つで十分
・社会的リスクは3つは必要


これをひとつの基準として原体験を切り出してみると効果的です。

あなたを紹介してくれる知人が、あなたが社会的リスクを乗り越えた3つのストーリーを「おもろいやつおるで!」を枕詞に語ってくれる。そうなったらストーリーとしては成功と言えるでしょう。

その点を踏まえ、先程の質問の解像度をあげます。


失敗したら社会的な地位や、評判を落とすかも知れない、もしくは経済的に困窮するかも知れないリスクをとったあなたのストーリーを3つ教えてください。


鋭い方はお気づきかもしれませんが、このストーリーの作り方は前回のブログでご紹介した「ひとりあそび」の話です。

「ひとりあそび」の中で社会的リスクをとっていくとで、大多数の人の中で違和感が生まれ、さらに魅力に変わります。

3.設定を信じるに足るだけのWHATを用意しろ!

どんな設定をつけるにせよ、これがすべてです。


「WHAT」なくして「WHY」はなし!


それでは最後に3つのストーリーを紡いだら、一度立ち止まって考えてみてください。

なぜあなたは、わざわざ社会的に死ぬかも知れないリスクをとってまで、その3つにチャレンジしたのですか?


ここにあなたの本当の「WHY」が潜んでいます。

利益度外視でもやりたかったこと。みんなから文句を言われようが、こだわりたかったこと。

つまり、

非経済的な自分に課している「制約」と「誓約」です。


これを言語化することで、情報の受け手にとって賛否両論が生まれる「魅力的なWHY」が生まれます。つまりこれが設定です。

点と点をつなぐもの、それが「WHY」です。ここまで出来たら「WHY」と「3つのストーリー」を140文字程度でまとめてみましょう。

以上が、魅力の作り方です。

大事なこと3つ
1.社会的リスクをとったストーリーを3つ
2.なぜ社会的リスクにチャレンジしたかを制約と誓約を言語化する
3.なぜから始めて140文字でまとめる


まとめ

今回もまた長いブログに最後までお付き合い頂きありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

ちょっと抽象度が高い話だったので、分かりにくい部分もあったかも知れませんね。わからないことはツイッターで聞いてください!

これまで自分自身を実験台にして、こうやったらこうなったというプロセスをまとめてきました。これからも引き続き、読者のみなさんが魅力を高めて「じぶんをブランド化」していく再現性のあるプロセスを書いていきます。

さて、次回はこちらです。

テーマはプレゼン。ツイートの反響が良かったので、気合を入れて書きます。

前回と今回の話が「作る」話だとしたら、作ったモノの「伝え方」の話です。ぜひ読んでくださいねー。

ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?