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#18 エスフーズの守護神!!食品衛生管理の仕事

「食品業界の衛生管理は超シビア!」
突然ですがみなさん、手洗い・うがいをしてますか?

食品業界では流行ウイルスなんて関係なく、手洗い、うがい、アルコール消毒、検温などは毎日当たり前に行われています。みなさんの口に入るものを生産しているわけですから、非常にシビアに衛生管理をしています。

今回はエスフーズの衛生環境を守る「品質保証室」で働く若宮さんに、衛生管理についてインタビューしました。じっくり沢山お話を伺ったので、「衛生管理って何するの?」という方にも、「衛生管理に興味があるけど実際現場はどうなんだろう...」という方にもお楽しみいただける内容になっています!
それでは早速いってみましょう~✊お読みください!



2014年入社の若宮さん。趣味は裁縫で鞄も作っちゃうそうです。

これまでの経歴を教えてください!

―――ご協力いただきありがとうございます。さっそくですが、簡単に経歴を教えていただけますか?

若宮 : 最初は東京営業所(関東ミートセンター)に配属となりました。当時の東京営業所には品質保証をする人がおらず、現場の方が兼任してました。そこで大学で食品化学を専攻していた私が専任ということで最終的にHACCPの申請から第三者認証の取得まで行いました。

―――入社当時は「東京営業所の品質保証担当」という位置づけだったんですね。

若宮 : そうですね。それから少しずつ千葉県にあるミートセンターも兼任するようになって、今は「品質保証室」という部署に異動となり、東日本を中心に仕事してる、という経緯です。

枝肉をカットする道具の衛生管理について外部監査の方と話をする若宮さん(左)

お仕事の内容を教えてください!

―――ありがとうございます。ところで、エスフーズには若宮さんが所属する「品質保証室」の他に「品質管理部」という部署がありますが、どんな違いがありますか?正直よく分からないんですが。

若宮 : 品質管理部というのは製品そのものの菌の数をチェックする、といった製品の製造過程の中にある仕事ですね。それに対して品質保証室はエスフーズグループ全体が対象でHACCPはもちろん会社が決めた品質方針を遵守するように管理・監査する部署です。

―――ということは、製品自体のチェックというよりは製造過程を監査している、という感じですか?

若宮 : そうですね。現在、子会社も含めると工場が40箇所あります。その全てを対象にして、製造過程やそもそもの工場の組織体制や管理体制、製造現場や使用する道具が清潔に保たれているか。そういった工場に関する様々な監査をするのが仕事ですね。

大変なところと、やりがいを感じるときを教えてください!

―――多岐にわたるお仕事なんですね。正直、大変だなって感じることも多いのではないですか?

若宮 : 大変と言いますか、どうしても指導をする立場になるので、役職が上の方や目上の方と話すときは正直気を遣うことも多いですね。あとは専門用語で話をしてもなかなか伝わらないので、そのあたりも苦労しますね。

―――確かに伝わらなかったら意味ないですもんね。

若宮 : 伝えて指導することが仕事ですけど、実際に実行をするのは現場の方々ですし、場合によっては作業効率が悪くなることもあるので、伝え方は本当に難しいですね。

―――逆にこの品質保証室の仕事についてやりがいを感じるときはどんなときですか?

若宮 : 取引先の方が実際に工場に来られて監査することって実はよくあるんです。そのときに「綺麗ですね」「しっかり管理されてますね」と言われたり、定期的に来社される取引先から「前回よりも綺麗ですね」と褒められたときはすごくやりがいを感じますし、これからも頑張ろうって思えますね。

―――私たちのように「製造業」でしかも「食品会社」となると衛生管理って会社の根底でもあるし、衛生管理がしっかりしていることをアピールできれば取引先から厚い信頼を得ることができますよね。

若宮 : そうゆう意味では私も営業してるってことですね(笑)

枝肉のカットに使用する包丁の細菌チェックをしています。

エスフーズの工場について教えてください!

―――エスフーズの工場には2種類の工場があります。1つは「こてっちゃん」を代表とする加熱まで行う工場、もう1つは枝肉をカットしたり、スライス加工をするミートセンターです。この2つの工場での衛生面での違いは何かありますか?

若宮 : ありますね。前者の加熱まで行う工場で作られた製品はそのままの形で消費者の方に届きます。ですので、厳格な規格に沿った工場であるべきという考えのもと、エスフーズも「FSSC22000」という食品安全のための国際規格の認証を得て、非常に厳しい監査を実施しています。後者のミートセンターはエスフーズで加工したあとに取引先などで再加工されるので、そこまで厳格な規格は適用していません。ただし「生肉」を扱っているため、温度管理や湿度管理など作業環境には非常に神経質に監査しますね。

―――へぇ、「FSSC22000」って名前を聞いただけでもすごく細かく厳しい審査がありそうに感じます。そして確かにミートセンターは加熱作業がないですね。菌の発生とかは大丈夫なんですか?

若宮 : 菌はあって当たり前です。それをいかに安全な水準にまで下げて、そしてそれを保つのかが大変なところですね。ですが実は今ミートセンターも認証を取ろうという動きがありまして、現時点では3箇所のミートセンターが認証を得ています。もちろん過去に何か問題が発生した訳ではないですが、より信頼感を持ってもらうためにも、改めて「認証を得たミートセンター」にしようという動きになっていますね。

外部監査の方とカットラインコンベアの衛生管理について話しています。

資格は必要ですか?

―――それだけ専門的なことをするのであれば、勉強も大変そうですけど、この仕事をするのに必要な資格ってあるんですか?

若宮 : 免許みたいにこの資格がないと仕事ができないってことはないです。でも規格や基準がずっと同じではないので、常にアンテナを張って自分の知識をアップデートする必要はありますね。これは他の仕事でも同じだとは思いますが。なので、割と経験がモノをいう仕事ではあるのですが、その仕事をより高いレベルで行うために勉強して、ついでに資格を取るということはあるかもしれませんね。

個体識別番号(生産履歴情報を管理する番号)について話をしているところです。

職業病を教えてください!

―――ところで、この仕事ならではの「職業病」みたいなものはありますか?やたらと手を丁寧に洗うとか。

若宮 : ありますね。洗う頻度もですけど、洗い方とか。あと外食するときについついチラッと厨房を見てしまいますね。見て違う店に変えたことはないですけど(笑)他にはスーパーなどで製品の裏のシールをついつい見てしまいますね。同じような商品だと、自社商品との違いはなんだろうって気になります。

―――私は栄養成分表示は見ますけど、それとは違うんですか?

若宮 : 栄養成分表示ではなく、原料名(原材料名)ですね。どんな添加物が入っているのかな?とか。仕事でアレルゲン表示が正しいかどうかのチェックもするので。

―――そういう仕事もしているんですね。

若宮 : 私が所属する品質保証室には「食品安全課」と「品質保証課」があって、私は食品安全課なので、メインの仕事は工場の管理体制などを指導したり相談に乗ることです。品質保証課は製品の規格書を作成したり、製品に貼られるラベルが食品表示法に基づいて正しく記載されているかをチェックする部署なんです。

学生に向けてメッセージをお願いします!

―――商品の安心安全のために様々なことをしているんですね。非常に勉強になりました。最後に若宮さんみたいな仕事に興味がある学生に向けて何かメッセージをお願いします。

若宮 : 品質保証ってあまり表に出て目立つ仕事ではないし、自分の成果・評価が数字に現れにくいと思うんですけど、「縁の下の力持ち」と頑張れる人には良いと思います。あと、電話やWEBで完結することはなくて、必ず現場での確認が必要です。そして、他の工場でも成功事例を横展開して・・・ってなるので、人との関わりや繋がりは多いし、出張も多い方だと思います。旅行好きにはいいかもしれませんね(笑) 

―――本日はお忙しい中、ありがとうございました。

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