見出し画像

見えない敵に立ち向かえ!【 魔都紅色幽撃隊 DAYBREAK SPECIAL GIGS JAPAN TOUR 】 (PS4)

やややケッタイな 誰を呼ぼう 夕隙社を!

幽霊はどこにでもいる。その場所の未練、怨念が現世から離れられず残っている。時には人間に危害を加える悪霊もいる。そんな悪霊に困ったら一つ表の顔はオカルト系出版社、しかし裏の顔は幽霊退治を稼業としている夕隙社に頼んでみては如何だろうか。え?働きたい?それならここは良いところだ。アルバイトで同世代の若い連中と一緒に青春を燃やすように働くぞ!

本作は東京魔人学園、九龍妖魔學園記などでご存知、高校生が不思議なクラスメイト達と共に冒険に繰り出す學園ジュブナイルシリーズでなのでお馴染み今井秋芳監督の作品だ。そしてこの「デイブレイクスペシャルギグス」は無印版から追加シナリオと様々なアップデートを施した完全版。
主人公は幽霊退治を裏稼業として営む出版社「夕隙社」の一員となり巻き起こる幽霊事件を解決して行くことになる。一緒に戦う友人やクラスメイト達と仲良くしたり、お金を稼いで、腕を磨いて不思議で切ない青春を燃やそう。 キャラクターもツンデレからオタクにヤクザ、オカマまで相変わらず個性の塊な連中しかいないぞ。もちろん一番の個性の持ち主はプレイヤーしだいでどんな変態行動も迷いなく遂行する主人公だ。

依頼が来れば出動だ。

幽霊との戦闘システムはほぼ一つの画面内で行われるシミュレーション方式で常に敵の攻撃を予測して行動する事を要求される。戦闘開始前に経費で買った罠を設置して幽霊の行動を邪魔したりして、行動を有利に進めていこう。しかし幽霊は装置を使わないと見えなかったり、無闇に武器を振り回すと依頼人の家財を破壊して弁償する羽目になるので慎重に戦わなきゃいけない。時間制限や難易度も少し高いのでかなり慣れが必要だが、仕組みがわかれば最小限の経費運用で純益を増やして行けるぞ。

個人的には前作同様アイテムの種類が豊富で豊かな所や、画面デザインの楽しさが魅力的だ。ただ立ち絵が1キャラしか映らないアドベンチャーパートは演出が弱くて誰が喋っているのかよくわからないシーンがあるのもちょっと残念でした。それともうちょっとキャラクター一人一人をもうちょっと深堀してほしかったなぁ…。

そして個人的に本作の好きな所はやっぱりビジュアル面。キャラクターデザインも良いですしペルソナとは違うシステム面のデザインが個人的にはとてもツボです。相変わらずの実写なアイテムも非常に良く、チャーム(キーホルダー)集めも楽しかったです。

そんなこんなで結構購入してからクリアまで時間がかかりましたが、その分楽しくプレイする事ができました。まぁ途中追加シナリオの難易度がやたら高かったりと結構玄人向けのゲームっぽさはありますが、ちょっと風変わりなゲームがプレイしたいと思ったらこのゲームはオススメです。


DATA

魔都紅色幽撃隊 DAYBREAK SPECIAL GIGS JAPAN TOUR
発売:アークシステムワークス
開発:トイボックス
対応ハード:PS4、PS3、Vita
発売日:2015年11月26日
ジャンル:學園ジュヴナイル伝奇アドベンチャー+RPG



映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん