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地獄のバカンスへ…【 マタンゴ 】 (1963)

60’s意識高い系リア充共が乗ったヨットが難破。漂着した先は鳥も近寄らぬ謎の無人島。和気藹々としていた彼らも不安と空腹が心を狂わせて行く…。そして見つけたのは謎のキノコ…。

今でも全然古臭く感じない弱い心のぶつかり合いっぷりはなんとも生々しい。だんだん感情と暴力がエスカレートしていく様はそれだけでも十分サスペンスとして成り立っている本作。しかし本作の主人公はなんといってもキノコ!そう「マタンゴ!

キノコの誘惑!そして恐怖はシュールだけど恐ろしい!美味しく、トリップしちゃって気持ちが良くなっちゃうキノコにみんなメロメロ!でも危ない!食ったら最後キノコ人間になってしまう!だがキノコの甘美な誘惑に次々と負けてくリア充達。キノコ人間に囲まれる様は側からみればシュールですが本人にとっては絶叫するくらいの恐怖!

ラストの締めもなかなかキマっていて最後の最後までまでドキドキハラハラの映画でした。
ちなみに特撮的にはキノコ人間も良いですが病院から見えるイカれたネオン街のミニチュアもイカしてました。うーん、マタンゴ!


DATA

マタンゴ
公開年:1963年
製作国:日本
配給:東宝
上映時間:89分
監督:円谷英二(特技監督)、本多猪四郎(監督)



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