ボンドのあの日からをトレスする【ゲーム:007 慰めの報酬 (360)】

ダニエルボンド初のゲーム化!
OO7のゲームは数多く登場して来た。今でも語り継がれる名作『ゴールデンアイ』、難易度に苦しめられた『トゥモローネバーダイ』、そもそも007ゲームなのか怪しい『ゴールデンアイ・ダークエージェント』などなど、まさにOO7のゲームも『私を愛したスパイ』以前の迷走真っ盛り。皆ゴールデンアイの再来を夢見て購入し、その違いに涙するゲーマーが多発した。

しかし本作はワイルドで硬派なアクションが話題を呼んだ新世代のOO7を提唱したダニエル・クレイグ主演のOO7映画『慰めの報酬』と前作『カジノロワイアル』を原作したFPSだ。本作は今まで涙を飲んで来たプレイヤー達を満足させる出来になったのだろうか。

スタンダードなFPS
目玉はなんといってもゲームエンジンに「コール オブ デューティシリーズ(以下CoD)」と同じモノを使用しており操作性はCoDとほぼ同じで、かなり快適だ。そしてこのゲームの売りであるカバーアクションも良い出来で、他のFPSにはないTPSのような新しい戦い方が出来る。
グラフィックはCoDのエンジンを浸かっているとはいえ他のFPSより劣ってはいるが、これくらいなら自分はさほど気にならない、役者はちゃんと似せてあるよ。
キャンペーンもキチンとワイルドで殺伐としたダニエルボンドを上手く再現し、シナリオ少しアレンジされてはいるが上手く二つの映画を折り合わせた面白い出来になっている。

あのMW2の再来
だけど本作とにかく所々粗が見える作りになってしまっている。本作もそうだが、ローカライズやったスクエニさんもなにかおかしい。
まず最初に目に付くのは妙な走り方しかできないオンラインモードでのキャラクター。緊張感あるデスマッチで見方も相手側も変なカクカク走りは力が抜ける。 それにストーリーや任務の説明にあたるロード中に流れるムービーはせっかく映画と同じ声優さん(ボンドは小杉十郎太だぞ)が吹き替えをしてもらっているのに洋ゲーローカライズによくある字幕が表示されておらず、台詞が聞き取りにくいものになってしまっている。
しかし一番気になったのは文字の解像度が妙に低い事だ。表示される数字の一部が異様に解像度が低くガタガタになってしまっているのだが、なんとスクエニのロゴまで解像度が低くガタガタになっている。それでいいのかスクエニ。
他にもオンの台詞が吹き替えはしてあるのだが、一部声優が残念なくらい棒読みで毎度手榴弾を投げるたびに「破砕製手榴弾だ!」と説明口調で叫んだりと残念なローカライズになってしまっている。
原作を忠実に再現し、ファンのツボを押さえた良い作品なんだけど詰めの甘さが所々目立つ少し残念なローカライズだ。COD MW2と同時期なのでまだまだ詰めが甘いとしか…

OO7ファンならもっと楽しめるっ!
でも全然普通に遊べる良いソフトなんですよ。今更だけど。
オンラインモードは「CoDブラックオプス」のように戦闘でポイントを貯めて武器を買うシステムで、自分で武器やパークを選んでクラスを作ったりとCoDシリーズと似たプレイで楽しめるし、みんなでボンドを倒したり逃がしたりするルールや黄金銃モードがあったりゴールデンアイの「化学工場」ステージが楽しめたりとゴールデンアイをリスペクトしたルールは往年のプレイヤーには嬉しい計らいだ。

それと各実績(トロフィー)の名前には今までの映画OO7シリーズのタイトル名が付けられており、なかなかニクい演出がされている。自分も実績アイコンを全部揃えたくて頑張って全部の実績を解除してしまった。だけどなぜか「ゴールデンアイ」の実績だけが存在しない・・・なんでなんだろう。

本作は007ゲームの中ではかなり遊びやすい部類に入る非常にダニエルボンドになりきれる一本に仕上っています。ローカライズ以外ね…。


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イエーイ!!!!
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SF007

えすえふぜろぜろせぶんと申します。新作からマイナーな映画やゲーム、アニメの感想や、自分で描いた漫画などをなにかしらあげて行きます。それとお仕事募集中です。連絡先…sf007.comic※gmail.com

SF的ゲームレビュー

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