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わからなくなる

私には息子と娘がいる。
赤ちゃんの時、幼稚園の時、その時々で大変な時が
あって、今が一番辛いんじゃないかといつも思っていた。
それでも、見た目や動作や仕草でゼロになる時が多かった。普段は殆ど一人で育児をしてきた。
一生懸命作った離乳食をこぼされたり、遊ばれたりするだけで、意味のわかっていない子供に怒鳴り散らした事もしょっちゅうだった。

それなのに、自分の子供は滅茶苦茶可愛いのだ。
理由なんていらない。とにかく可愛いのだ。
身篭ってからのストーリーがあって、ひとつひとつが
感動的で。それは大袈裟ではなく、私の中の歴史。

しかし、可愛い、可愛いだけの時は過ぎた。
体は小さくても大人びた部分が多い私の子供達の育児が複雑になってきた。
遊んで学校へ行って、それだけで充分なはずだが、そうもいかない。幸せな事に健康で五体満足に育ってきた子供達を、私は少し我儘に育ててしまった様だ。
環境のせいもあり、しょうが無かったのかもしれない。
選択肢がなく、応用が効かない子供達。
笑ってくれて、家族も笑って、それだけで幸せ。
それとはちょっと違ってきたこれからが、本当の子育てのスタートだと最近は思う。
プチ大人がどうやら一番ややこしい。


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