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【ほぼ0】相談者に対して答えを提示してはいけない

文章の本質までほぼ0円で読めるマガジン【ほぼ0】の#3です。

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https://note.com/sg19841015/n/ne2f17860ae1c

私は職業柄、色んな立場、職種、境遇の方々から相談を受けることが多いです。

仕事として、つまり金銭的対価を受け取った上で相談に乗るのですが、それでも「答えを示す」ことは基本的に行いません。

職務として相談を受けているにもかかわらず答えを示さない、というと「職務を放棄しているのか」と誤解されるかもしれませんが、決してそのようなことではありません。

相談を受けるということは、あくまでも当事者としてではなく第三者的な立場から有益な視点を提供するということが求められるのです。

当事者のかわりに決断する、ということまで委託されたものではなく、迷っている人や悩んでいる人に対して問題構造の分解化を手助けすることを期待されているのです。

本人がどうしても決断できないのであれば、サイコロを振るか、鉛筆でも転がせば良いのです。

もちろん、コインを投げても良いですが、小銭は不衛生なものですので、必ず事後に手を洗いましょう。

サイコロや鉛筆やコインではなく貴方にこそ生み出せる価値というのは、問題点の整理、考え得る選択肢の整理、各選択肢ごとのメリットとデメリットの比較衡量を行う際の注意点などを整理して提示することにこそ存在します。

「最後は価値観の問題だから」というところまで分解して事実関係を整理して差し上げるということを、何よりも強く意識してください。

と、言いつつも、相談者に対して納得感を与えるためには、やはり、次のような言葉を必ず述べることとしています。

それは、

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