【対談】弁護士×探偵 〜不倫調査の裏話①〜

 男女問題を多く取り扱う弁護士と、同じく男女問題に関する調査のプロである探偵の対談を公開します。


弁「宜しくお願い致します!」


探「よろしくお願いします!」

弁「さて、今回は男女トラブルに関するテーマで対談を行いたいと思います。その前に、まずお仕事の内容を確認させていただきたいのですが、個人の方からの調査のご依頼も受けていらっしゃるのですか?」

探「はい、法人からのご依頼も多いですが、個人の方からのご依頼ももちろんありますよ」


弁「そうなのですね。個人の方からのご依頼は、昔に比べてどうですか? 数の変化はありますか?」


探「私は探偵歴が18年目になりますが、そうですね、TVドラマ等やメディアの影響もあって『探偵』という職業が身近になって依頼が増えている気がします」


弁「個人の方からの調査依頼というと、真っ先に浮気調査を思い浮かべてしまうのですが(笑)、その認識で間違っていないでしょうか?」


探「やはりそうですね。浮気調査は1年を通して休まる暇がないですね。笑」


弁「そんなに浮気調査のご依頼は多いのですね(笑)。私も、法律用語では不貞行為と言うのですが、いわゆる浮気・不倫の案件で慰謝料請求をして欲しいというご相談を受けることが非常に多いんですよ。具体的な浮気調査としては、どのようなものがあるのでしょうか?」


探「やはりメインになるものは、尾行調査ですね。対象者の自宅及び職場からのスタートが基本となります」


弁「なるほど、そして、尾行の目的といいますか、最後はどこまで追いかけるのですか?」


探「うちで提案させていただくのは、対象者が外出してから帰宅するまでですね」


弁「すんなりと帰宅するケースもあるのでしょうか?」


探「いえ、外泊や旅行にいかれるとこちらも同じように外泊したり旅行をしなければなりません(笑)」


弁「ということは、対象者が突発的な行動に出ることに備えて、色々と準備をされているということですね?」


探「そうなんです。突発的な行動に対応しなければならないのは、当然なのですが、一番大事なのはそれまでの事前準備ですね。例えば、依頼者とのコミュニケーション、対象者の自宅及び現地の下見、SNSチェックなどは必須です」


弁「SNSチェックもされるのですか、Facebook、Twitterなど、一通りのSNSはチェックされるのですか?」


探「そうですね、近年はSNSを利用していない方のほうが少ないので、ここで情報を取得できるのは大きいです」


弁「例えばFacebookなどですと非公開設定にしている方もいらっしゃると思うのですが、そういう場合にはさすがにそこまでですかね?(笑)」


探「そうですね、状況にもよりますが、こちらも相手に警戒されないアカウントを所持し、友達申請したりという方法を用いたりします」


弁「え、そういう方法もあるのですか、それ、公に言ってしまって大丈夫なやつですかね(笑)」


探「あ、先生、ここからは、オフレコにしましょうか(笑)」


弁「いや、一応、公開前提の対談なので(笑)。対象者からすれば、知らないアカウントから友達申請が来たことになると思うのですが、友達申請を承諾してくれるものなのですか?」

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