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「あえて」の電話戦略マニュアル

依頼者との連絡は基本的にメールかLINEです。裁判期日の入っている日には半日以上電話に出られないこともザラですし、そもそも事務所に行くことも少ないですから、気軽に電話されても対応できないことの方が多いです。

LINEであれば互いの都合の良い時に確認すれば足りますし、電車の中などでも対応可能です。とりあえずこちら側のタイミングでメッセージを投げておけば、それで事足ります。非常に便利です。

電話の場合には、どうしても相手の時間を一方的に奪うことになりますから、よほど暇な相手以外に対して電話をする時には、色々と注意が必要でしょう。

電話は絶対悪、メールやLINEで全てを完結させるべき、という考え方を明示する著名人もいますし、私の知人でもそういった主張をする人が何人もいます。私も、その考え方には基本的に賛成です。

しかし、それでも私は携帯キャリアでかけ放題プランに加入しています。10分以内限定などといった部分的かけ放題ではなく、完全かけ放題のプランに対して料金を支払っています。

今ではキャリア以外のMVNOで通信契約を結ぶ人も増えてきましたが、完全かけ放題プランに加入したいがために私は今でもキャリアで契約しているわけです。

私がなぜここまでかけ放題プランにこだわるのか? それは、LINEやメールを使ってコミュニケーションを図るべきだと言われる時代においてもなお電話という機能が果たす重要な役割があると考えているからです。

私が電話を効果的に用いるのは、ビジネスのみならずプライベートでも同様です。相手の気分を害さずに、いかに有効に電話を活用するのかということについて述べていきましょう。

コミュニケーションを成功させるための大原則として、

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